SXSW2000 Report

 

South by Southwest (SXSW)とは・・・

音楽と映画をメインに、インディーズシーンで活躍するアーティストがオースチンに一同に会し、ショーケースライブや試写会を開催し、期間中に訪れるメジャーレーベルの担当者と契約するチャンスを模索するイベント。期間中は、議論好きのアメリカ人らしく、音楽や映画の将来についてのカンファレンスも行われるようです。今年の音楽のカンファレンスではポータブルMP3プレーヤの新機種が発表されるなど、年々参加する企業・業種・アーティストも増えているようで、参加する(単に楽しむ)我々としてはうれしいかぎりです。ウェブサイト: www.sxsw.com

さて、音楽フェスティバルですが、オースチン中のバー・クラブ・ライブハウス(数えたら、49軒ありました!)に水、木、金、土、日の夜に、30分から1時間区切りで、いろいろなジャンルのバンドが入れ替わりたちかわりライブをやるというわけです。

土曜日の晩のリストをざっと勘定すると、1軒のバーがだいたい5バンドから8バンドのショーをやるわけですから、大雑把に一晩で300(!)のバンドがショーケースを行います。そんな死ぬほどたくさんいるバンドの中に、日本から来るバンドが期間中12-15組あり(それらしい名前のバンドもあるので厳密にはわからない)、その中に今年はPuffyとOriginal Loveがあったっちゅうわけです。

ちなみに、目撃証言によると98年には、まだブレークする前のCoccoがライブをしたそうで、「私はお米が好きです(?)」と、意味不明な言葉を発していたそうです(苦笑)。

正直言うと、僕はどちらかというと洋楽のほうが好きなので、2つのグループともラジオやテレビで曲を聞いたことがある程度でしたが、名古屋のように中途半端な都会であるAustinに、日本のメジャーバンドが来ることなどめったにないので、ミーハーな僕は、これまたミーハーな友達どもと一緒に「ちぇけらう」しにダウンタウンにくりだしたのでした。

3-17-2000 FRIDAY @Mercury Ent. at Jazz --Japan Night
 Mummy the Peepshow (Osaka, JAPAN)  8:00 p.m.
 Dr. Strangelove (Tokyo, JAPAN)  9:00 p.m.
  Spoozys (Tokyo, JAPAN)  10:00 p.m.
  Number Girl (Tokyo, JAPAN)  11:00 p.m.
 
Lolita No. 18 (Tokyo, JAPAN)  12:00 a.m.
  Original Love (Tokyo, JAPAN)  1:00 a.m.

Lolita No. 18

年齢不詳の4人組女の子で、ノリのいいパンクでバリバリ盛り上げてくれました。KORNや LIMP BIZKITや KIDROCKなどのオルタナティブ系のバンドが全盛のアメリカにも、パンク好きはまだまだ存在しており、会場にも結構たくさんのアメリカ人たちが来てました。アメリカでも何度かライブをしているらしく、カバー曲を織り交ぜるなど、盛り上げ方を心得てる!ギターとドラムの上手さにはびっくりしました!(実はこの晩Puffyも会場に来ていた。)picture-1, picture-2, picture-3

Original Love

言わずと知れた、日本でも有名なうまーいバンド。この夜はこのバンドを目当てにしてきた日本人も多数おり、会場はなかなかの大盛況。DJをバンドの一部にとり入れるなど、先進的でかっこいいショーでした。でも・・・「わかりやすい音楽を好むアメリカ人(高尾氏談)」には、ちょっとやってることが複雑過ぎちゃって、アメリカ人たちはずいぶんひいちゃってました。(バーという場所もあって)酒を飲みながら踊れる音楽ではなかったのと、相手が素人だったのがちょっとつらかったですね。イギリスなんかでうけそうな音楽のような気がしました。 picture-1, picture-2, picture-3, picture-4, picture-5

 

3-18-2000 SATURDAY @Park Ave
 Sonymusic Japan Presents: "An evening with JAPAN NOT FOR SALE allstars"
  Polysics (Tokyo, JAPAN)  9:00 p.m.
  Tomovsky (Tokyo, JAPAN)  10:00 p.m.
  Love Love Straw (Tokyo, JAPAN)  11:00 p.m.
  Puffy (Tokyo, JAPAN)  12:00 a.m.

  FEED  (Tokyo, JAPAN)  1:00 a.m.

Tomovsky

バンドの名前のつけ方のセンスのよさから想像して期待してたのですが、僕の好みとは全くベクトルが違う方向に向いちゃってて、休憩してました。これぞまさに「”音楽性の違い”による”卒業”」!!周りを見まわすと、一風変わった音楽に戸惑っていた観衆が、これまた一風変わったボーカルのMCで大笑いしており、最終的には拍手喝さいで終わるという結果でした。教訓--英語がうまく話せなくても、MCでつかみはオッケ〜! picture-1

Love Love Straw

パフィの順番が近づき、ステージ前が混みはじめたころ、何やらぱっとしない若い連中がステージに上がって、サウンドチェックを始めました。なんと、このさえない若い衆がこのバンドだったわけですが、音楽はかっこいい!!Green Dayのようなパンク系オルタナティブバンドで、演奏もうまいしノリもいいし、見かけとのギャップの大きさに戸惑いましたが、この晩のナンバーワンだったと個人的には思いました。ちょっとひ弱なルックスが今後を左右しちゃうんでしょうねえ・・・成功して欲しいとかげながら応援してます!! picture-1, picture-2, picture-3, picture-4

Puffy

なんだかんだ言って、この晩この会場に集まった人たちのほとんどはパフィーが目当てでした。事実、パフィーが終わるとさーっと人がひいていきましたから。そんな感じだったから、ステージ前はぎゅうぎゅうづめの人だかり。しかも、カメラ、ビデオがあちこちからステージを狙ってる!その異様な雰囲気の中で、パフィーはヒット曲の連続で、大盛り上がり!カメラで一生懸命、生パフィーをとりつつ、飛び跳ねてました。それにしても、実物は思ったよりも小さくて、しかもかわいい!!!♪ カニ食べいこお〜♪ picture-1, picture-2, picture-3, picture-4, picture-5, picture-6, picture-7, picture-8, picture-9, picture-10, picture-11, 当日配られたステッカー, Puffyが投げたTシャツゲッチューその1, Puffyが投げたTシャツゲッチューその2

 

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