遥貴は週3日、お弁当を持ってナーサリィ(≒保育園・幼稚園)に通っている。
この辺りの幼稚園等では日本のように給食を出してくれる所はまず無い。
夕方まで丸1日の時は3時頃のおやつも含めて、ランチとスナックを持参する。
我が家の場合、大体は食べ易さの点からサンドイッチ中心で、ちょっとしたプラスαのおかずとフルーツ+ドリンクという構成。これにヨーグルトやミニゼリーを追加したり…etc。
スナックの方は、フルーツと飲み物に小さいサンドイッチかお握りを一つくらい。必要かどうかは別としてクラッカーやレーズンの小箱なんかも入れておく。
一応、栄養や見た目と彩りも考えながら、連続して同じ物にならない様に作っているけれど、サンドイッチやお握りばかりだとそう変化もつかなくて(^^;;
夏季は大抵 外でベンチや地面に座って食べているようなので、息子の食事能力(?)を考慮してパスタやチャーハン等も避け、手でも食べられるような物(FingerFoodと呼ばれる)ばかりにしている為、尚更レパートリーに困ってしまう。
それでも、いざとなればピーナツバターサンドだけでもいいと開き直れるだけ、ここアメリカでの弁当作りは 日本のそれに比べてかなり楽なのではないかと思う。
ナーサリィ入園当初から、ランチには普通どんなものを持ってくるの?
と先生達に何度か尋ねた。
又、お昼過ぎの早い時間に迎えに行った時など、たまに食事が終わっていない子を見かけたりする限り、やはり、食パンやベーグルにハムやチーズ、ジャム、ピーナツバターを挟んだ物(カットしたりもしない)にパックのジュース、前日の夕飯流用の場合が多いらしいマカロニ・チーズとかパスタ、クラッカーとチーズがセットになった市販のランチパック(!)などが一般的のようだ。
そして、大抵これらは、茶色の紙袋かジップロックにぽろっと入っている。 フルーツの類もジップロックか、そっけないタッパーに
がさっと入れられ、カットされたリンゴや梨などでも塩水にくぐす事もせずそのままらしい。(色の変わりまくった洋梨入りタッパーを見掛けたりする事がある;;)
そもそも、果物の変色を防ぐのに塩水やレモンを使うとかいう事を知っているかどうかが疑問だ(爆)。
2歳そこそこの遥貴のクラスメートが、”ドリトス”の小袋をもってバリバリやっているのに出会い驚いた事がある。
このスナック、所謂、味付タコ・チップスで、私や夫の味覚からしても、飲む時のつまみにするのが丁度良い程度の、かなり味の濃いものなのだ。(プリングルのポテトチップスよりも更に塩気がキツイと思う)
日本人だと、幼児期には薄味、おやつにもなるべくジャンクフードは避けてヘルシーなもの…というのが主流常識だが、アメリカでは気にしない親が多いようだ。
民族性もあったりするので一概には言えないけれど、現代アメリカ人の多くは料理法や栄養配分に疎く、こまやかな料理をしない人種らしい。
米語で言う”Lunch Box”とは、お弁当やジュースを持っていく為のバッグのことで、日本人が和訳として考えるお弁当箱ではないこと自体が食文化の違いそのものと言う感じがする。
日本の育児雑誌などを見るにつけ、飾りに凝ったお弁当やおやつに感心しているけれど、アメリカ人にあんなものを見せたらどう反応するのだろう? とよく考える。
今のところ、息子の先生達には
私の作るお弁当が「違うわ〜。凄くイイわ」と誉められるくらいなので…
ちなみに、かなり評判(?)が良かったというか珍しがられたのがロールサンドイッチと、うさぎさんのリンゴ(笑)。 アメリカではリンゴにうさぎ耳を付けて剥いただけで料理の出来るママだという評価を貰えるようだ。是非トライして下さい(笑)
「毎朝作るの?」とも訊かれたけれど、幼児の弁当を朝作らないでどうするのか;;
前日に用意した物をそのまま持たせるなんて、かなりコワイ事だと思うのだけれど…
子供の誕生日には、デザート用にカップケーキ(市販のケーキミックスで焼いてFrostingと呼ばれる甘〜い缶入りクリームで飾る)などのお菓子か、ランチ用にピザを(もちろんデリバリーで)クラス分用意するのが定番らしい。
夏場、外遊び中心だった時はアイスポップ(細型の棒付アイス)が主流だった。
ピザが振舞われる時は、前日までに学校からお知らせメモが渡される。
定型フォームに誕生日の子の名前と日付を入れるだけの紙が用意されている。
遥貴の学校ではこんな感じ。↓ρ(^^ )ノ
”Please do not send lunch on ( date ) . (
kid's name ) will be having a pizza party.
Don't forget a drink
and snack.”
友達を招待してバースデイ・パーティを開く場合も、メニューはお店のピザやファーストフードが一般的らしいので、アメリカの子供達にとって、やはりピッツァは楽しくて嬉しいご馳走なのだ。
ピザがご馳走である事自体は良いけれど、家庭で子供の為に料理の腕を奮う機会って何時なのかしらね? おふくろの味って、あるんでしょうか・・・?
疑問は尽きない(笑)。 |