1997.8.6Wed

7日目 Santa Barbara->[U.S.101]->[Interstate5]
->L.A.(Anaheim)

 ディズニーランド。ディズニーランドだ。サンタバーバラからは約2時間半から3時間。アナハイムへは101号線と5号線。

 ユニバーサルスタジオでの経験を生かして朝早くから入るつもりであったが、それは無理となった。5号線ハーバー(Harbor)で下りて、ディズニーランドの表示にしたがって行く。ああ、あったあった、これが世界のディズニーランドか。東京とは規模が違うような気がしてしまうのは、まわりにごちゃごちゃしたものがないからだろう。ひたすら広い駐車場を入ると、意外なほど車の数が少ない。いや、これは駐車場がやたらと大きいのだ。指示にしたがって車を停め、シャトルに乗り、切符売り場で入場券を買うときにはやたらと人がいた。

 いろんな人がいた。日本人はたくさんいた。高校生くらいの連中が団体でいた。ホームステイの団体ツアーみたいなものがあるらしい。うじゃうじゃいた。この暑いのに男も女もズボンをはいているのが暑そうだった。加えて、たすきに掛けている馬鹿でかいカバン(バッグ)。機動力悪そうだ。何が入っているんだろう?

 みんな楽しそうだ。いろんな人種、いろんな人がいて、見ているだけでもディズニーランドに来た価値があるというものだ。各々の格好でお国柄を示している。やたらと露出の多いどきりとする様な服装は概ねヨーロッパ系。その中でも健康的なスポーツタイプはドイツ人。だらしなく、色っぽく見えるのはフランス/イタリア系。アラブやその辺の国々から来た人はやはり民族衣装。雨傘をさして団体でいるのは中国系。化粧が一番濃かったのはやはり日本人か、韓国人か、いい勝負。さすがは世界のディズニーランド、比較文化論を研究するには一番いい場所だな。 

 ボブスレーを皮切りに、色々乗った。大体30分から1時間ぐらいを待てば乗ることができるという状態。しかもラッキーなことに先頭になることが多かった。
 スターツアーズは日本とはやや違って、ちょっと激しい気がした。
 ビックサンダーマウンテンは人気だった。暑い日差しの下、待つのは日本よりも大変かもしれない。なにせ、待合に屋根になるところは一つもなく、炎天下で順番を待たねばならないからだ。雨の心配がないからね。
 涼みに入ったカリブの海賊はやはり熱波から逃れるにはちょうどよく、涼しかった。人形達の動きはぎこちないが、わくわくする。

 お昼ごろリエンタースタンプを押してもらってホテル探しに外に出る。ユニバーサルスタジオの経験から、周辺のモーテルはもしかしたらすべてソールドアウトかもしれないと思ったけれど、意外とあっさり、3件目には見つけることができた。この日は、ディズニーランドの近くのベストウエスタン系のモーテルに宿泊。ホリデーインにもトライしたが、部屋のなかにガラス張りのジャクージーがあるような、150ドル近い部屋しか空いていないとのこと、日本人も多そうだったので、やめた。

 ホテルが決まって、一休みした。きっと今はピークであろうから、少し落ち着いた6時ごろまでゆっくりしてもう一度入ってもいいだろう。ホテルもゆったりしているし、ああ、幸せ。最後のロサンゼルスの夜にはそれなりに良いホテルとなった?

 さて、午前中目をつけておいた日本にはないライドがある。私のお薦めでもある、インディアナジョーンズライド。これは、ウエイティングが非常に長い。アンコールワットを思い起こさせる遺跡発掘現場が舞台設定のようで、ジャングルのような、竹薮のようなところから誘われ、洞窟のようなところをぐるぐるとめぐって行く。ところどころに配置されている仏像のようなものや、竹の支えがなかなか今までのディズニーとは違う雰囲気を醸し出している。まさか、この洞窟巡りで終わってしまうのでは?などとやや不安にさせながら、それでもその凝った作りや仕掛けに感心しつつ、がまん強く待つ。どうやら目をつぶった仏像にまつわる何かがあるらしいのだが、私の英語力では完全には理解できなかった。美保にも聞いて見たけど、めんどクサがってよく教えてくれなかった。でもそれを完全に知らなくても、楽しめそうな雰囲気だ。いよいよ乗り場に近づいてきた。「2パーソンはいないか?」という係員のにいちゃんが聞いたなら、すぐに反応すること。このおかげで、だいぶ早く乗ることができた。

 ジープのような乗り物に乗る。シートベルトをする。係員が懐中電灯で確認するほど念の入れよう。おお、それほど激しいのか?果たして、洞窟のなかにジープは暴走。これは絶叫マシン、というべきか、ゆれる、急カーブする、だけではなく、予期せぬ急ブレーキ、そして、バック、振動。ああ、ジュラシックパークと同じくらいおもしろかった。私が乗ったジープのパーティーは最初からテンションが高かった。結構、トッポイねえちゃん軍団が最初からHiであったため、ただでさえ面白いであろうこのライドは異常に盛り上がっていった。そして、降り場に着く直前にみんなで拍手喝采。いやあ、最高でした。

 夕食はディズニーランド内のカリブの海賊がコースに組み込まれているあのレストランで、私はニューヨークステーキを、美保はプライムリムというステーキを食べた。はじめは実にうまかったけれど、量の多いせいもあって、噛めば噛むほど顎が疲れる噛みごたえのある肉、アメリカの食文化を感じる。

 真夜中10時を超えても人々の減る気配はない。光と映像の祭典、ミッキーが悪魔と戦うアトラクション、Fantasmic!に人だかり。アメリカの健全な家庭の人々は、ミッキーの魅力には勝てず、夜更かしをするようだ。

 その人々のおかげで、スペースマウンテンはガラガラ(20分待ちかな)、スプラッシュマウンテンでは、ジュラシックパークライドの雪辱を果たし、さらに締めくくりにインディアナジョーンズライド、これは待ちなし。前回同様、興奮のるつぼ。ああ、満足の行く一日であった。

ホームページへ  リストへ 日程表

次の日

1