エロゲカウントダウン
ゴールデン・汁ゲ・アワード2000
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●2000年汁ゲ総評●
ジス・イズ・汁ゲ元年。今年の一番始めに、「明るいニュー・ミレミアムを送りたい」てなことをHPのトップで書きましたが、1999年の大不況はどこへやら、ホント豊作な年でした。やりたいゲームをやっているうちに1年が終わったって感じ。
1月こそ「VIPER-GTB」、「夢天使R」で不発だったものの、3月に初めて”汁”を冠したゲーム「放蕩仙女」が出て、そこから「少女サーカス」、「BibleBlack」、「発情カルテ」。そしてとどめに「SMノススメ」。 立て続けにカウントダウン上位に食い込み、「Portrait」 や「ぺろぺろCandy2」をランク入りさせないという余裕。99年のカウントダウン下位における阪神の打順並の苦しいやり繰りを考えると、何ともお大尽になったもんですな。99年はカウントダウンベスト10内に2つ(夢天使、DARCROWS)しか入らなかったのに、2000年は5つ。しかも1〜4位独占。いや〜最高ですか〜!
・・・・・と喜ばしい反面。2001年から先は大いに不安を抱いてしまうのも事実・・・。というのも、汁ゲ勢力の拡大というものが一過性のものとして終わりそうな予感があるからです。確かに今年は先の「放蕩仙女」「少女サーカス」に加えて、「白濁姫」、「特別授業」と汁を意識したゲームが出ました。しかし、そのいずれもが、単に「汁を出している」だけで、「何で汁を使わないといけないのか?」という部分を考えてなかったのです。つまり「汁ゲーム」が出ても「汁フェチゲーム」は出なかったと。そして、カウントダウンのベスト3は「汁ゲ」というくくりがなかったゲームが占めました。こんな調子で果たして汁ゲは世の中で確かな地位を築けたのか?と・・・。「SMノススメ」は確かに非常に素晴らしい出来だったものの、まだ突き詰めようがあることは間違いない訳です。しかし、その後はどこが流れを繋げていってくれるのやら。
世知辛いエロゲシーンで、一つのことを数作にも渡ってひたすら突き詰めてブランドが作ってくれることは、おおよそ期待できません。良い汁ゲが出て、それが売れて、更に別のブランドがそれを見て、更に良い汁ゲを作って、というエロゲシーン全体に好循環が生まれないことには。
という訳で「エロゲカウントダウン」としても、2001年も頑張って汁ゲの良さを押しつけていきたいなあ、と思っとります。とりあえず、来年2月のエヴォリューション「ぶっかけ天使シルキー&ミルキー」これをプッシュ。そして天津堂のやんやんモノ、Scoopの「あいどる・め〜か〜」、MEGAMIの宇宙帝王原画の新作、VIPER-RSR、テリオスの新作・・・まあ、また1999年の二の舞になってしまいそうな不安なラインナップではありますが・・・。期待して待つほかないですわ。とりあえず、ノーモア凌辱汁。純愛汁濁!これが来年のスローガンですな。
よいお年を。