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映画ノススメ!! |
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太陽と月に背いて
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アグニェシュカ・ホランド
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レオナルド・ディカプリオ 他 |
ストーリー |
フランスの詩人、ヴェルレーヌとランボーの出会いと別れを描いたお話。
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ランボーの傍若無人さ、非凡さに一票です!!
それからヴェルレーヌの駄目男ぶりもポイントが高いですねぇ(笑) 私の好きなシーンは、ランボーがヴェルレーヌを嘲笑して遂に怒らせてしまい、彼がものも言わずに船へ乗って旅立ってしまうシーンです。ランボーが泣きながら"僕は一人では生きて行けないんだ"と考える場面。この台詞が凄くキました!ランボーは詩作以外のことはする必要がないという考えの持ち主で経済的には全てヴェルレーヌに頼っていた訳ですが、この言葉にもそういう意味が含まれています。誰かが自分を養ってくれなければ生きて行かれない、という。そして、何故だかこの台詞が真に迫ったもののように感じられ、映画の中でランボーが言ったように"愛なんか存在しない。あるのはただ利己心だけだ"という言葉そのままだと思いました。そして、愛は多分に"利己的"でもある、ということを実感させてくれました。時代背景もとても良いです。 ただ晩年のランボーの場面は、ちょっと違和感があり過ぎたように思われたので、不必要だったのではないか、と思いました。 言うまでもなく、初めて海を見たランボーが喜びの余りヴェルレーヌに抱きつくシーンはステキでしたねぇ・・・ |
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伊利谷 |
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ベニスに死す
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ルキノ・ヴィスコンティ(原作:トーマス・マン)
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ビョルン・アンドレセン 他 |
ストーリー |
音楽家アッシェンバッハは逗留先の避暑地で、ギリシャ美を象徴するかのような美の持ち主、タッジオと出会う。見いだした美に知性を幻惑され、死へと突き進む男の運命を描く。
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タッジオ役の少年がもう煌めくばかりの美しさです。これは美少年フェチの方は必見です!かなり、先生を誘っていますが(笑)それに翻弄され、自らも誘われるように、導かれるように、引きずられるようにして少年の姿を追い求めてしまうアッシェンバッハの、一種病的な愛情がいいです。ラストシーンのタッジオの意味深なポーズがいい。それを見つめ、少年の方へ行こうとしながら息絶えてしまうアッシェンバッハの最期にグッときます。
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伊利谷 |
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Kid's Retern
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北野 武
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金子 賢、安藤 政信 他 |
ストーリー |
高校時代からいつもつるんでいる二人は、共に授業をさぼり、街へ出てはカツアゲをし、他愛もないことで笑うような青春時代をおくる。
やがて一方はヤクザの道へ、残る一方はボクサーの道へ進み、それぞれの人生を歩み始めるも、厳しい上下関係や規律に馴染めず、その道から脱落していく・・・ |
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ラストシーン、二人が母校の誰もいない校庭を自転車に二人乗りをして、明日に何の保証もない彼らの状況を象徴するかのように、ぐるぐると校庭を自転車で走る。
それぞれの道を歩き始めたかに見えた彼らだが、気付けば腐れ縁のようにまた二人。 「おれたち、もう終わっちゃったのかな」 「まだ始まってもいねえよ」 同性愛という規定の映画ではなく、単純に男同士の友情とか青春といったものが主題なのですが、見たら感化されること間違いなしっ!!二人の微妙な繋がりが、胸を擽ります。 |
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蝶々夫人 |