そしてそれを知った時から初めて、二人は再び完璧であろうと努力することが出来るのである



イメージ画提供 : ユウコ 様
 


まず初めに、
このような素晴らしいイメージ画を、時間とエネルギーの無駄をも省みずに描き、更には快く提供して下さったユウコ様に心よりの感謝を申し上げたいと思います。

なんて素敵な絵なんでしょう!!もう、鼻血モノですぅ。
凄く光栄なことです。まるで、デビューした作家が、印刷され美しい装填で綴じ込まれた己の作品を手に取った時のような、そんな衝撃があの日(どの日?)この身を覆い尽くしてしまったのでし。

永遠のテーマ『激愛』『凄絶』、そして『魂の愛』!!
小説では出来るだけの努力はさせて頂いておりますが、未熟者故に十分に伝えられなかったとも思われるこれらのテーマ性を、これほどまでに的確、且つ、実際に書かれた以上のリアルさで描いて頂けるなんて、昇天っス(!!)

凄いよ、凄いよ、凄いよ!
なんだか、とても拙作のイメージ画とは思えないフシすら、あります。あんな小説には勿体ないくらいの技量でござんす。身が縮む思いサ。

このイメージ画を眺めていると(既に日課)ここから新しい話を考えつけそうなほどです。それほど、パワーのある・・・(適切な言葉が思い浮かばないなぁ・・・なんていうんでしようか?)存在感のある・・・象徴的な画であるとわたくしは思います。

好きなんです。こういう花藤が。花藤はこうであって欲しい。いつの日も、どんな時も。
命かけて愛し合って欲しいのです。たくさん傷つけ合って、憎しみなのか愛なのか分からなくなるほどの混沌とした情念の渦に呑まれ、息も出来ないほどに、愛し合って欲しいのだ!(大理想)死すらも、畏れないほどに。いやいや、彼らの前にあってはそんなものは意味をなさないだろう・・・魂が純化されるような愛を、体現していって欲しい。無駄なものを一切排除して、互いを見極めて欲しい。そこから何かを作り出していって欲しい・・・いやいや、作り出すというのじゃなく、それは自然に生まれ出てくるものなのかも知れない・・・それは二人が望んだものと同じかは分かりませんが。計り知れない必然の元に誕生したその世界を、生き抜くことが出来る二人であると思うからこそ、わたくしはそんな二人を愛して止まないのです。

この素晴らしいイメージ画からは、そんな花藤像をこれ以上ないほど、期待出来てしまうのです(期待してしまった、か・・・?)
哀しみに裏打ちされていようが、絶望と隣り合わせだろうが、愛はいつ何時も全てに勝って、強力であるべきです。或いは、哀しみや絶望がそれを純化し、崇高なものに変化させているのかも知れませんが。

『かき抱き、かき抱かれ』というのに相応しい、この二人!!(再び昇天死)
愛ですよ、愛ィ〜〜〜ッ!!理想の愛ですよ〜〜〜ッ!!
無視できない痛みや苦しみが、二人を呑み込んでしまおうと世界の果てから押し寄せて来ても、絶望が彼らの足をすくっても、死があらゆる熱を奪いながら全てを殺していっても、

消えないもの。
消せないもの。

それなのです。わたくしがユウコ様の絵から感じ取れたものは。自分が書きたいと願っていたものが、この一枚の絵に凝縮されているのです。す、凄いよう〜〜(感涙)ですので、この画像は元々、拙作から派生して生まれ出たものなのかも知れませんが、わたくしにとってはこのイメージを見ることによって、何かを再確認すると同時に、新たな何かを得ることが出来ました。そしてこの二番目の点が、このイメージ画の持つ、とても強力な、パワーなのだと思う訳です。

本当に本当に、有り難う御座います。
拙作には、勿体ないほどの逸品で御座いますが、いつの日か読んで下さった誰もの脳裏に、このような二人が思い浮かぶような、そんなお話を書けるように、努力致します。
ありがとうぅ!!(涙)


|| 妄想郷 ||


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