TV Brosのビデオ紹介記事を転載しようと思います。video brosというページの今週の薦に取り上げられていました。下記は、写真ですが、見にくいと思うので文章はライターの森知子さんの文章を丸々書き写します。なお、赤字はキチコロの喚声です。
石立鉄男を見たのは多分「トミーとマツ」が最初で、気がつけば「少女に何が起こったか」でやい、薄汚ねぇシンデレラ!とピアノ練習中のキョンキョンをいじめており、忘れかけた頃に、ワンタンメンの香りに〜さ〜そわーれて…ラーメンのCMに登場、というのが私の石立感。だから「パパと呼ばないで」は懐かしの名番組としてなんとなく知ってはいたけど石立の名セリフ「チー坊!」は柳沢慎吾のモノマネで覚えました。そんなわけで今回初めて見る事が出来た石立の主演作。いや〜、「パパと呼ばないで」ではオープニングから昭和47年の東京に胸が熱くなったよ。石立の若さ&チー坊(杉田かおる)のかわいさに驚く前に、今はなき都電や家の中の”家具調テレビ”にノスタルジー。この時代に石立が泣いて笑って暴れまくるわけですよ。(おおっ!ノスタルジーに焦点を当てるなんて!なんとなくクリスタル!このフレーズもそろそろ使えるかも…。泣いて暴れまわるなんて…言い得て妙かも…)
同時発売の「雑居時代」では、大原麗子と山口いづみの美しさにホレボレしました。こんな奴ほんとにいたのかは別として、山口いづみ演じる女子大生は「まぁ、調子のいいこと言っちゃって」とか、文字にするとちょっと居酒屋のママみたいだけどホントにお上品で美しくて、「うざくない?」なんて言っている今どきの小娘とは大違い!チー坊も”おしゃまさん”の演技が上手すぎる「どうしたの?何でもないって顔でもなさそうよ」とか「今度日曜日お友達招待してもいーい?3人ほど」とか、呼吸がまるで八千草薫…。(山口いづみさんは、なかなかにけばくて、少年の目にいつかはこういう女と…などとと、まったく大原麗子さんとは違った観点で見ていたのを思い出します。う〜ん、チー坊ではなくあまりと書いてほしかった…、でもおしゃまさんという響きを久々聞き、背筋をねこじゃらしで撫ぜられた感じです。秀逸、八千草薫という表現、竹脇無我あたりにしゃべる雰囲気を思い出しました。)
あと、「水もれ甲介」ではまだ二枚目だった頃の原田大二郎やまだオロオロしていない頃の名古屋章を発見!名古屋章は今よりだいぶ歯切れの言い口調で「奥さん、あんたもう左うちわだ」とか言ってたんだけどそう言えば先日”渡る世間”で小林綾子も同じようなこと言ってたっけ。橋田寿賀子の言葉選びはやっぱり昭和40年代か…。とにかく昭和関係ファンの皆様、これを見て「昔のドラマは良かった。それに比べて…」とうなってほしいものです。(笑いましたこの文章。原田大二郎は完全に二の線で売っていたのですよね。名古屋章は変身怪獣のようにその後なるのでこのあたりの演技は逆に新鮮かも。)
石立さんの写真のコメント クルクルパーマの石立が大暴れ(こんな表現思いつきませんでした(大爆笑))