白い巨塔の新聞広告

愛人ケイ子役の太地喜和子さんは、けっして眉目秀麗というわけではない。かといって、ただの男好きするような肉体派というわけではない。そんな彼女が、財前五郎の愛人役として見せた演技は本当に、良かった。やさしくて、きびしくて、つめたくて、冗談も通じるし、まじめな話もできるし、官能的だし、理想的な愛人(妻ではないように思う)だった。

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