はっきり言って、石立氏目的でこの番組は見ていません。遠山の金さんだから見てるのかもしれません。
遠山の金さんの基本があったので、転写しておきます。
一般的なイメージとして、金さんは長屋に住んでいて(役宅があるのに長屋にも住んでいるというのはいったい…)遊び人の金次として知られています。
居酒屋に入り浸っていて(松方金さんは風呂屋)、南町の同心に金公なんてばかにされていますが、女にはもてたりする。で、なじみのいい女が密偵として協力。悪事をあばく。
この人が実は北町奉行遠山左衛門尉景元であるのはテレビの前のよい子&よい大人は誰でも知っている話なんですが、町の悪人は知らないようです。勝手に町を歩き回るお奉行に北町の与力は頭を痛めます。(でも、勝手に抜け出す将軍よりはましなのではないか。)
で、悪人の悪巧みの現場に乗り込んでのちゃんばら(顔ばっちり見えてるのに頬かむりしてるのは無駄だ。)の最中に、脈絡なく片肌脱いで、自慢の桜吹雪の彫り物を見せびらかしていると、北町のご用提灯の群れが踏み込み、悪人は一網打尽。金さんは雲隠れ。
そして、お白州。額には「至誠一貫」の文字。あ、右から書くので「貫一誠至」。北町奉行遠山左衛門尉さまごしゅつざーー、の声に、長い袴の奉行登場。
悪事の数々、取り調べにより明白である。さよう相違ないか。と奉行。罪状認否ですが、先程の悪人が北町奉行遠山の前でしゃあしゃあとしらを切ります。そんな人はあったこともない、なにかのまちがいでしょう、証拠を見せてください。そうだそうだ、証拠をみせろ。図に乗る悪人…
だが悪人にとって「証拠を見せろ」「証人を連れてこい」は言ってはいけない魔法の呪文であった。突然様子の変わる奉行遠山。「おうおうおう、いつまでしらあ切るつもりだ」と一歩踏み出し、がばっと片肌を脱いで(ちなみに松方奉行は脱ぐ瞬間に一瞬首だけ後ろを向く。うーん変な脱ぎ方。)「この桜吹雪に見覚えがねえとは言わせねえぜ」(とかなんとか、各人アレンジ)悪人驚く「はっ、金さん」。
奉行彫物をしまって打ち首なり張付けなりを申し渡す。がっくりと肩を落とす悪人を役人が引き立てていく。
「さて」とお奉行向き直り、不幸にも事件に巻き込まれた女(別に男でもいいが)に情状酌量の余地ありとして、所払いなど申し渡し「一件落着」。
ちなみにライバルとして妖怪こと南町奉行鳥居甲斐守(耀蔵)がいます。
1991
名奉行遠山の金さんIV
松方 弘樹、石立 鉄男、野川由美子、斉藤 慶子(斎藤 慶子)、小西 博之、内海 光司、(以下ゲスト)宮内 洋
1993
名奉行遠山の金さん(5)
松方 弘樹、池上季実子、石立 鉄男、小西 博之、内海 光司、藤 奈津子、辻沢 杏子
1994
名奉行遠山の金さん(6)
松方 弘樹、池上季実子、石立 鉄男、ケーシー高峰、田中 実、見栄 晴、若林 豪、中村嘉葎雄、六平 直政、目黒 正樹、目黒 仁美、宮路 佳具、岩尾 正隆、松永 麗子、若林 豪
松方弘樹が遠山金四郎に扮し、「悪」を退治するおなじみのシリーズ第6弾。松方の息子・目黒正樹(11歳)と娘の仁美(9歳)が、金さんと親しい桶屋の大将の子ども役で準レギュラー出演。
ある時、見た遠山の金さんに石立氏が出ていた。とにかくまじめな役で、そうデカ長的な雰囲気で松方弘樹に語りかける姿を見て、ふ〜っとため息が出た。これでいいんだろうけど、渋い役者になっていただくよりも、やっぱ石立氏がブレークしたユニオン時代の頃のようなキャラクターに戻って欲しくなるのは僕だけじゃないだろう。
何故か、このシリーズはよく見ていた。