この作品は、二人の関係が深まっていく過程として、よい作品である
冬子と友人のでこはアルバイトを考えている。卒業式の写真をパネルに売り出そうと考える。はじめは自分たちで写真を撮ろうと考えていたが、ちょうど仕事にほされた十一がそれを手伝うことになった。ところが、でこがポルノ監督に女優にならないかと持ちかけられ、それを止めようとする冬子との間に一騒動。
卒業式の写真をパネルにして卒業生に売ろう!そして、儲けよう。でこ、冬子、十一。3人は協力をすることになったが、でこがポルノ監督のスカウトを受ける。その場に偶然居合わせた夏代は、不安がよぎる。冬子に一応伝えるが、冬子もそんなことはありえないと取り合わない。しかし、そのことを冬子はでこに伝えたことから大喧嘩。でこの迂闊さが波紋を呼ぶ。絶交した冬子とでこだがどうしても気になる。冬子は十一にでこがその監督のいるというホテルに行くことをどうにかして止めてほしいと頼む。冬子と十一はサンライズホテルに向かう。そこで、でこを待ち伏せた。しかし、寒いのでロビーで待とうということになった。その現場をゲンが目撃。どうみたって、冬子と十一がホテルへしけこもうとしているとしか思えない。そのころ、でこは監督の名前をポルノの看板で見つけて、あっさりホテルへ向かうのをやめた。十一と冬子はロビーでずっと待っていたのだが、でこは来ない。突然ひげ面の男が外へ飛び出す。十一はぶつかった際に手にしたネックレスを手に気をつけろと怒鳴る。そこへ従業員から泥棒が入ったと連絡が伝わる。警察の事情聴取を受ける冬子と十一。家に戻り、夏代は冬子にでこが謝りにきたことを伝える。
部屋の掃除をしているときに夏代は、サンライズホテルの灰皿をみつけた。サンライズホテルからの粗品だ。ちょうどそのとき、刑事の訪問を受けた。冬子と十一がサンライズホテルに居たということで夏代は感情的になる。そのころ犯人が見つかったので面通しをしてほしいということで冬子と十一は警察へ向かった。たしかに犯人だった。
犯人逮捕の協力をしたわけだ。サンライズホテルからもらった灰皿などが夏代の見つかり、十一のいるスタジオへ確認しにいく。ゲンも冬子と十一がそういう関係と勘違いしていた。
というわけで、完全に誤解を受けた十一は、まず、ゲンからさんざんからかわれていた。その時、顔面蒼白の夏代が登場。そそくさと引き下がるゲン。夏代は、十一を睨みつける。なんとなくうまくその経緯を話せない雰囲気の十一は、口ごもってしまう。それを、事実だと感じた夏代は十一の顔に現像液をかけた。
夏代が泣きながら出て行くのを見届けたゲンが再び部屋に戻って来た。
ここからは、悲惨なシーンなのだが、ギャグの連発で結構面白い。
帰宅した夏代は、冬子を呼びサンライズホテルの件を持ち出す。
結婚するのかしないのか、問いただす夏代に、冬子は、逆ギレ。
ことの内容を詳細に冬子から聞いた夏代は呆然。
アルバイトの卒業式写真撮影の当日、十一の目は、はれぼったく、あまり良く視界を
得られない状態。それでも何とか写真を写す姿を見て夏代は一安心。
帰り際、夏代が十一のもとに謝りに来た。夏代「この目あげるは…」…十一「また、天丼食いに行こうな」…
しかし、当日の写真は、全部ピンボケ。売上パーとなった。
尚この作品のダイジェストとも言える音は、効果音3で聞けるようにしました.