十一はおかあさんと電話で話す。栗山信の件を簡単に伝える。十一が風呂に入っている最中に阿万里は十一が泣いていた事を伝えるが…。お父さんの事を愚痴る娘達に向かって「お父さんの悩みも知らないで」と怒鳴りつける十一。逆に脅かされたじたじとなる十一。大場夫婦の会話をする、十一からの電話のことを伝えるが…。お父さん(栗山信)が戻ってきたときに十一が出迎える。「問題の解決にならない」と栗山信を励ます十一「おじさんはおじさんらしく生きればいい、自分で自分をだますことはできないんですからね」
ぐったりとする栗山信。部屋にいると阿万里が部屋に入ってきて、「また泣いてやしないかとおもって」と心配する阿万里。十一も阿万里には優しい。このドラマの初ラブシーン。十一にお父さんの悩みは何かと十一に尋ねる夏代。不正な金を手に入れたと疑われているよと夏代に伝える。夏代は堪忍袋の緒が切れてしまった。
夜、大場大使は、東和毛織の社長に電話をした。専務に呼び出され疑いが晴れたことを伝えられ、ほっとする栗山信。そこへ、夏代が会社にやってきた。アフリカに電話をしていたことを知り、お父さんも夏代もどうして、十一が親切にしてくれたのかいぶかる。玄は秀子をモデルにしようということでスタジオにつれていくてはずを整えた。しかし、現場を夏代に踏み込まれ、秀子と冬子は脱出。モデルがいなくなり、代わりに夏代に借りを返せと迫る十一。
モデルとして夏代の写真を撮る十一。十一の父親が電話をしてくれたから言う事を聞いているのよと伝える夏代。そんなの関係ないよと十一。しかも、夏代には一つも色気がないと伝える、怒り出す夏代。シャングリラの秋枝のもとを尋ねるお父さん。秋枝もお父さんがやってきてくれたことを心から喜んでいた。
山から戻ってきた先生に、金の行方を聞き、怒り狂う十一。アイヌのこけしをおみやげと無邪気に渡す先生。その様子を陰で聞いていた夏代はいろいろと十一の事を知る。十一は先生に対して厳しく怒鳴りつけたりしながらも、慕っている心を隠せない。家に帰ってきた夏代は冬子がモデルの件を詫びるのにたいして、夏代は「モデルなんてたいしたことないし、あのスタジオならましよ」と一言。ボーゼンとする冬子。酔っぱらいながら戻ってきた十一。夏代はこけしを見ていろいろと思いかえすのでした。