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第3話:NZに立つ

行きのNZ機中の続き・・・

1996年1月14日ツアー2日目
目が覚めた。いったい何時間寝れたのだろう・・・・。機内での映画は「インターネット」 って言うのを上映していたらしい。
(帰国後、妹が言うには面白そーな映画だったらしい。しまったかな?)
隣の女性2人は同じツアーの参加者で岩手から来たそーだ。HITOMIさんとTOSHIさんの 2人である。参加者の中では一番遠くから来ているのだけど、家を出た時間はミックスより ちょっと早い程度との事。おそるべし、新幹線!ちゅーより俺が田舎者ってだけか・・・・

機内食の朝食はオムレツorワッフルでオムレツを選んだ。朝食後、入国カードの記入を してない事に気が付く。やばい!急いで書き出すが、機体は降下体勢に・・・・・
何とか着陸前に書きあがったが、往復航空券が当たると言うNZ航空のアンケートは書く 時間がありませんでした。病の身ゆえ仕方ないか・・・・でも残念・・・

NZ時間AM11:45クライストチャーチ空港に着陸。日本との時差は+4時間。 入国審査後、荷物検査はスルーさせてもらえました。
ああ!こっちは夏なんだよな。セーター姿では暑いねぇ
ここから国内線に乗り換えてインバーガーギルに向かう訳だ。国内線への移動は現地係員が 案内してくれた。そう、このツアーは添乗員は居ないんです。
国内線の出発迄は1時間半以上ある。先ずは両替。日本円のトラベラーズ・チェックから 両替してもらう。

レート:1NZ$=70.42円(1996年1月14日) 手数料:3NZ$

日本でのレートは83円くらいだったので、やっぱり現地での両替が正解だ!

両替後、ツアーの数名は近くの南極関連の博物館に向かうと言う。私も一緒に行くかなって 思っていたが、気が付くと1人っきりになっていた・・・・

「ああ、やはり1人になってしまったかぁ・・・・」

追いかけようかとも思ったが、距離がありそうだし調子がまだ良くないのでやめた。 家に電話したりとか、空港内のお店を覗いたりしての〜んびり過ごす。現地係員に聞いたら昼食はここ (空港)で食べるしかないと言うのでビュッフェに向かう。
ビュッフェに行くと丁度ツアーの女性2人が物色していた。私も並んでチキンサンドと ミネラルウォーターを買った。食べながら話をすると各々1人で参加していた。1人は 横浜のTAKAKOさん、何と私が見たミルフォードトラックの出ている雑誌を読んでいた。 もう1人は川崎のYOSHIKOさん。彼女はあまりトレッキングをやった事がないそーだ。
南極の施設(国際南極センター)は面白くなかったそーだ。空港の案内写真にはペンギン の写真とかが出てたけど、生きたペンギンは居なかったようだ。

搭乗時間が近づいたので、現地係員の所に行くと30分程遅れるとの事だ。 実際は更に遅れて、計40分程遅れた。待っている間に屋上に行くと、プロペラ機 が近くに居た。見てると見覚えのある荷物を積むではないか。ふ〜ん、これに乗る のかぁ。

離陸後、何やらいい匂いが!・・・
おお、軽食が運ばれてきたよ。ハムとチーズのパイだ。おお!うまいね、こりゃ!! 今まで食った機内食の中で一番うまいんじゃないかな。それにしても、軽食出る なら「出る」って言ってくれればいいのにな。ツアーのみんなもそう思っていたらしい。
インバーカーギルに近づくと下界は雲海に覆われていた。ミルフォードトラックの夏場 は雨が多いとの事だが、やはり雨なのだろうか?

着陸すると、雨だった。空港にはバスが迎えに来ていた。インバーカーギルの市内を 通るとあまり活気が無い感じだ。バスの現地係員が言うには今日は日曜日でお店は お休みが多いとの事だった。住宅地に入ると、どの家も庭がすっごく綺麗だった。 NZは庭を綺麗にする習慣があって、庭のコンテスト何かも行われているらしい。 テレビでも庭に関する番組があるとの事だ。
郊外は牧草地で羊がすっごくたくさん居た。鹿牧場もある。道は北海道的な感じで バスは時速100kmで突っ走った。
更に郊外に行くと、そこはNZの原野で茶色いまるっこい植物に覆われていた。 これは稲科の硬い植物で、羊も食わないらしい。そこにも羊は放牧されているが・・・
人はこれを焼いて牧草地にしたんだそーだ。広大な牧草地を見ていると何かすげーや! って感じがするなぁ
[牧場:白いのは羊だぁ] [牧場]

このバスに同乗している現地係員の人はこのツアーの初回に調査って事で参加 した人だった。(因みに女性です。)「トレッキング中の諸事項はミルフォード トラックオフィスのレイコさんに聞いてください。」って事で彼女が教えてくれた のはホテルやロッジでの良い対応の仕方とトレッキング中の楽しみ方等だった。 もう1つ、インバーカーギルは埼玉県熊谷市と姉妹都市になってるって事。 熊谷はミックスの通っていた学校のある所、それと生活範囲の1つなのだ。

バスは2時間近く走ってミルフォードトラックの出発地であるテ・アナゥ の町に着いた。PM6:30位であった。テ・アナゥの町は晴れていた。 今日の宿泊はトラックオフィスのあるトラベロッジ※注1である。 トラベルロッジはすっごく大きいテ・アナゥ湖の湖畔にあるなかなか 綺麗なホテルである。部屋の鍵をもらい、夕食のメインを決めて部屋 に入る。部屋はセミダブルのツインベッドであった。なかなかいい部屋 である。湖側の部屋だったら景色も良く、もっと良かっただろうなぁ。
※注1:1996年時点ではトラベロッジであるが、 名前がちょくちょく変るそうなのです。注意願います(必要ないか?)thanks to Ryuさん
トラベロッジの看板
[トラベロッジの看板:ミルフォードトラックオフィスもあるよ]
ミックスの部屋
[トラベロッジの部屋:1人で泊まってます]

PM7:00頃からガイデッドウォークの説明がある。
ここからガイデッドウォークが始まるのである。

第4話に続く・・・

次回予告
いよいよガイデッドウォークのスタート!先ずは説明からだけど、
o(^o^)o ワクワクするのだぁ

第4話:ガイドウォークの説明に行く

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