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第6話:大歓迎\(^o^)/
テ・アナゥ湖のグレイドワーフにて・・・
1996年1月15日
ツアー3日目
何かにかじられたらしき軽い傷みのする腕を見ると、ハエを二回り程小さくした様な虫が・・・
掃うと腕が赤くなっていた。くっそう!!こいつが
「サンドフライ」
かぁ
うわあぁぁぁぁいっぱい居るようぅぅぅ
む、虫除けは・・・・ああ!ザックの中だぁぁ
出してられない!
取りあえずここを離れよう!!
ボートの中でうかれていたんで、すっかり虫除けを塗るのを忘れてたよ。 でもレイコさんの説明で歩いている時は刺されないって聞いた。 確かに歩き出すとさすがにサンドフライの奴は来なくなった。
これがミルフォード・トラック流の歓迎と言うか
「洗礼」
か、誰でも通過する事なんだな。きっと(^_^;)
林間を進む
グレイドワーフから今日の宿泊するグレイドハウス迄は約1.2km。林間のなだらかな道を歩く。 木々の間からは、川や残雪を抱いた山々が見える。頭上を覆う木々の間からはやわらかい光が降り注いでいる。
のんびりと写真を撮りつつ歩いていると"GLADE-HOUSE Welcome"の看板が 目に入ってきた。この看板の先は開けていて、その先に今日の宿 グレイドハウスが見えた。想像していたよりも奇麗な感じだ。
グレイドハウスの前では受付をやっていた。その場で部屋割りを決めているようだ。
グレイドハウス
部屋を教えてもらって向う。建物は何棟かに別れていて入り口にはサンドフライ除けの網戸が付いていた。 建物の中は4部屋になっており、部屋の中には2段ベッドが2つあった。私の部屋は2名。 他の部屋は3,4名みたいだ。同室の人は別の日本人ツアーの添乗員をやっている ロバートさんと言う日本在住のKiwi(ニュージーランド人の事をこう言う)だった。
(ロバートさんにはツアー中、色々お世話になりました。)
さすが、日本語はばっちりだ。荷物を降ろしてベッドに腰掛けると
「ごちっ!」
。上のベッドに 頭をぶつけてしまった。しかも2度も!この2段ベットかなり低いんだ。日本のYH(ユースホステル) の2段ベットより低いみたいだ。
ウエストバックにカメラを入れてリビングに行く。リビングの前にはオレンジジュースや水が用意 してあった。これは到着時に喉を潤せるよーに用意してあるみたいだ。さっそく頂く。
グレイドハウスの後ろは深い森の山になっていた。夕食までまだ時間があり、 これからガイドがグレイドバーンに案内する予定だ。時間は1時間強位らしい。 外でうろうろしていると、ガイドのスティーブが来た。
出発だ。
スティーブは裏の山に向かって歩き出した。深い森の中を登っていく。道幅は1人分しかない。 途中スティーブが何かの説明したようだが、40人以上連なっているので、聞こえない。 近くに居たロバートさんによると、木の事で、大きくなると葉の形が変わる木 を説明したとの事だ。森の木々はこけむしている。木々の間にはシダ類で覆われている。 道ではない地面はこけによるのか、ふかふかしていた。
グレイドバーン(河原?)
グレイドバーンの木々
森からでかい石だらけの川原に出た。下の方に見えるのはテ・アナウ湖か。 川の水はきれいだ。どうやら飲めるみたいだ(ダンディーなおやじはもう飲んでいる) 私も試しに飲んでみたが、なんだか少し苦味があって美味しくないな。
帰りの道は下りであるが、また深い森を行く。相変わらず道は狭く、 今度はぬかるみもある。倒れた巨木の下をくぐる所もあり、すごい道だけど結構楽しいな。
クリントンリバーと吊り橋
平地に出た。先には明日通る吊り橋が見える。左に行くとグレイドハウスに戻るみたいだ。 吊り橋は結構揺れる。下に見えるクリントンリバーの水はきれいだ。
グレイドハウスに戻りシャワールームを見る。シャワーはトイレと洗面台と同じ所にあり、 これがいくつかあるみたいだ。男女共用だ。早目に戻ってきた人達で混んでいるなぁ
直には入れないから食事の後にしよう。
外を見ると、調度釣竿を持った他国のおやじが帰ってきた。どうやらグレイトバーンに行かずに フライフィッシングをしていたみたいだ。確か、レイコさんの説明で竿と許可証
(ホントはなんて言うんだっけ)
を持っていけば、つりが出来ると言う事も言ってたっけ。許可証はテ・アナゥの町で手には入るとの事。 よくわからないが、レインボートラウトとかが、釣れるらしい。
さーてリビングルームでも行くか。
第7話
に続く・・・
次回予告
楽しい食事、他国の人達との親睦
ロッジの夜は面白い・・・・
第7話:ロッジの夜は楽しい
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