WorldmapTOP


● WINONA ●

ミネソタ州の州都であるセントポール(ツインシティとして有名ですよー)から車で南に3時間。はっきり言って無名なこのド田舎。1997年3月から1999年5月まで、うみちゅんが大学生活を送った場所です。かろうじて、女優ウイノナ・ライダーさんの生まれた地でありその名前にもなっている場所としてご存知の方がいるくらいでしょうか?

ヘネピンさんとか言うおっちゃんがミシシッピ川上流へ探検したのが1680年でした。ウイノナはまさにこの川の上流、ミネソタ州に位置します。このミシシッピ川の小さな島を1851年にウイノナcity、1853年にはその周辺地帯をウイノナ・カウンティとして成立して以来、その利便性からミシシピ川貿易の中心地として栄えました。いまでもその名残として多種の歴史的建設物や小麦小屋などがあちこちに見られます。


Windom Park ↑
ウイノナというのは、もともとこのあたりに住んでいたネイティブアメリカンの部族の酋長の娘の名前です。語源であるWE-NO-NAは、かの部族の言葉で”一番目の娘”を意味するとか。恋人がいたにもかかわらず、別の男性との結婚を強いられ自ら命を断ったウイノナ姫の伝説は今でも語り継がれています。彼女のブロンズ像が市の中心にあるwindom公園にあります。




車が無かったせいもありますが、あまりにも小さい場所の為、歩いてどこへでも行けちゃいます。ウイノナ市は中心に大学やダウンタウンがあるので、私もそのあたりに住んでいました。学校が終るとボーっとダウンタウンを歩きカフェでコーヒーを飲み、川沿いの公園で宿題をしてたりしました。何も無いとこですが、全然飽きたりしなかったし、自然に囲まれた美しい場所です。
お気に入りのカフェ”アコースティックカフェ”は、スープとサンドウィッチのセットが3ドルちょっと。学生のお財布にも優しい感じ。お誕生日には無料でサンドイッチが食べられます。コーヒーも高くないので、けっこう日本人学生なんかは宿題をやりに来てましたね。ちょこちょことライブもひらかれてます。
写真はダウンタウンですが、空手道場もありました。可愛らしい小物が沢山売っているお店もいくつかあり、毎週のようにぶらぶらと散歩がてら歩いてても楽しかったです。映画も安かったなあ。その日の一番始めの上映は通常より安い料金(マチネーと言います)ですが、ウイノナだと3ドルちょいで見れました。タイタニックとかマトリクスとか見たよー。
古い街なので、いろいろなアンティークが発見出来ます。建物もヴィクトリアン調らしき古いものがあちこちにあります。ダウンタウンにはアンティークショップがいくつもあり、昔のゴツいベッドとか食器や古本、何故か日本の招き猫なんかも売ってました。名古屋城の写真もあったぞ(笑)きっと旅行で行ったか、戦時中に日本にいた人が持ち帰ったんでしょうねえ。


NEXT / TOP
1