May 29th イヤイヤ、死んでませんよ。ええ、死んでませんとも・・・。 ちょっと最近東京行きの新幹線代が、生活を脅かしているだけです。 そんなにまでして、博H堂のため「だけ」に仙台―東京をニ往復した のに一時面接落ちなんて、そりゃないよぉあんたぁ。いやね、その 確かに書類審査無しの「来たい奴は、面接に来い!」式の、いわば ウゾウムゾウが何千人もわんさか集まっちゃって、面接官にして みれば「はいはい、オメーは今回でSAYONARAよ!」って口に出して 言ってしまいたいようなのが朝から何時間も続いて、しまいにゃ 神経が磨り減ってしまうような魔の状況だったんですよ。 私が面接官だったら、どんなに頑張っても昼過ぎから面接始まった としたら、そですね、三時頃までには (疲れた営業スマイルで)「全員、帰れ」 とかウッカリ・ポロリと言ってますよ。ねえ。だから、私の面接の 時間が六時半からだったと言えば、面接官のご機嫌ゲージが決して 高くはなかったことは想像つきますよね。よ・ね? で、頭も良くない、技術も知識もなんもない、あるのは田舎くさい 世間話が得意、というナイスな一面を持つ私が出来ることといえば @気持ちの良い(どうだか)ご挨拶&笑顔⇒ Aナイーブな話題で、素朴な人柄をアピール(これでよく新幹線で隣 に座ったオバちゃんのハートを掴んだ)⇒ Bアメリカ仕込みのアイ・コンタクトを、相手が恥ずかしさのあまり 目を逸らすまで、やる⇒ Cそして、最後は「返事だけは良いんだけど…」と、母親をも唸らせた 「気持ちの良い返事(ただし返事だけで、理解しているかは別問題)」 この四つさえあれば、好印象間違いなし。来春からは博H堂社員じゃけん。 ――の筈だったんですが、現実<リアリテぇ>はそんな甘いもんでは ありませんでした。アフターファイブもいいところの時間帯まで、 声ばっかりデカイ、青臭い大学生のマニュアル返答に付き合わされた 面接官(推定33歳)の目には、すでに生気がありませんでした。 私「失礼します。こんにちは(ニカ!)」(作戦@) 面「あ、どうもこんにちは」(作戦1早くも撃沈の予感) 履歴書と、自作の英文履歴書を出す。読む面接官。 その微妙な沈黙の間と、張り付いたままの笑顔の対処に困る。 面「(業界人っぽい口調で)あー、僕もサンタバーバラにいたんですよ…」 こ、こりはチャンス!心身(?)共にお近づきになれるチャンスが!! 思わずあせって、話題に喰らい付く私 私「え!そ、そうなんですか!サンタバーバラは大学で?!あ、語学 学校のほうですかぁ!最近日本人多くなりましたよね。え?アイラ ビスタですか?ええ、知ってます!知ってます。私そこに住んでた んですよ!へー、そうだったんですかぁ」(作戦A) 突然の共通点に、純粋に嬉しくなって喋る私を尻目に、当の話題を 振った面接官の表情はというと、「無表情」でした。 ほ、ほわい?(焦) 面「ではですね、志望理由とご自分の性格について聞かせてください」 作戦2がコケたあたりから、かなり自信がグラつき始めた私に残された 手は、「アイ・コンタクト」と「良い返事」だけ…! しかし、話している間に、相手の放つアメリカ仕込みのアイ・コンタクト の強烈さに、とうとう自分から先に目を逸らしてしまうこと数回。 ものすごい敗北感のもと、面接はなんとなく終わりに近づいてました。 面「…で・は・ですねぇ…」 私「はいっ!」 面「面接の結果は来週の水曜日には遅くともお知らせできると思うので」 私「はいっ!!」(無駄と分かってるけど、作戦C) 面「今日はわざわざありがとうございました…」 私「いえっ!こちらこそお忙しいところありがとうございました」 この面接、もちろん撃沈しました。わーい。日本大帝国ばんざい。 つうか五時以降に面接される人には50点、ハンデをつけやがれ。 May 14th 気になるCMその@ 妻:「アイスコーヒー、冷え冷えプリーズ。」 夫:「ハアイっ、冷え冷えプリーズ!」 頼まれてる立場で、嬉しそうにプリーズとか言ってる場合 じゃないと思うぞ、夫。やけに発音に力を入れてるところも 含めて、久々にヤラシイCMですね。 是非マクドナルドのマニュアルを見習ってほしいと思います。 (あれもあれでヤラシイけど) 本題本題。 さっきフジのニュースを見ていたら、昨日の放送コッキリで マスコミから姿を消すはずだった男・留吉(68)が再び 現れました。しかも今回は、ご雄姿もあらわに、その時の 状況(熊に襲われた)を語ったのです。 あなた重症だったはずじゃ…という私の思いをよそに留吉は 熱く、熱く語りはじめました。 留吉「山菜を山で採っていたら、こう、熊が背中から爪で ここを刺してな… だから、(熊の)頭を鎌で刺したんだぁ」 熊に殺されるどころか、逆に熊を殺しかけていたとは…! その後、専門家などが最も有効な熊対策として、「熊よけの鈴」 や「熊撃退スプレー」などを紹介していましたが、 留吉の勇敢なる行動を語られた後では、空しいだけのものでした。 普通、 「熊に会ったら、刺激しないように、後ずさりながらスプレー」 なんて咄嗟に出来るわけないじゃないですか。人間の都合の 良いように襲ってくれる熊がいないからこそ、留吉の本能赴くまま の行動は成功したといえましょう。 きっと今ごろ熊業界では、緊急対策会議が開かれてるだろうと 思います。 何の。 留吉と鎌の。 May 13th フットワークの良い人ってのは、 「得だよな」 とは前から思ってたんですけど、さっきニュースを見てたら、 命懸けでフットワーク説を証明した人の存在を知りました。 ―ニュース― アナ「今日午後、鳴子町の山奥で山菜採りをしていた男性が、熊に 襲われるという事件がありました。男性は重症だそうです」 鳴子町(ローカル)で!山菜採り中 に!熊に!! このイントロからして、私のようなローカルニュース大好き野郎の ハートをガッチリと掴んでます。アナウンサーは淡々と、詳細を述べます。 アナ「襲われた男性は、山口 留吉さん(68)で、山菜採りをしていた ところ背中から熊に襲われましたが、自力で下山し病院に駆け込んだ模様 です」 留吉が!背中から!熊に!しかも、自力で下山!! 何なんでしょうか、この異様なまでのフットワークの良さ。留吉は 明らかにフットワークの良い男の代表ですよ。じゃなかったら、 旬のものを自給自足で採りに行かないでしょうし、ましてや熊に背中 から襲われたら自力で病院まで行かないでしょう。でも、彼の フットワークが良かったからこそ、家族は山菜を美味しく食べることが 出来、フットワークが悪ければ「留吉、熊に襲われ、山中で出血多量死」 って結末になっていたかもしれません。 このニュースを見ていて、改めて考えさせられました。 フットワークの大切さ、そして留吉が採った山菜の行く末を。 PS かなり本気で。 MAY 7th 冬休み前に参加した、大学主催の企業説明会に「うちゅうかいはつじぎょうだん」 という「死ね死ね団」を連想させる事業団が企業の一つとして、参加していました。 冗談でアンケート用紙を埋めて、提出した事も忘れかけた後日、郵便ポストに 「うちゅうかいはつじぎょうだん・かいしゃがいよう」とか書かれた封筒が届いてました。 特に宇宙に行く気持ちはなかったのですが、「そこまでやってもらうと、なんかね、 悪いし」という慈悲の心がムクムクと沸いてきて、ちょっと宇宙<そら>まで行って みますか?という気分になるので不思議です。 この春もきっと、そんなことがキッカケで、うちゅうかいはつじぎょうだんに就職した フレッシュメンどもが、宇宙に!開発に!勤しんでいるんだろうなあ、なんて事を今朝 考えておりました。 っていうか、己の!就職を!何とかせな!ああん、もおっ! 憤りだけは人の120倍はあるんだけどなあ。「憤り採用枠」とかないのか。
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