Feburary 2002

Feburary 16th

出張でNY行ってまして、今帰ってきました。

初めての出張は、電話代と宿泊費の高さにぶったまげて終わりました。

なかなか楽しげでせう?

世界貿易センター跡地・グランドゼロを最終日の晩に見てきました。

まだ跡地付近の道路脇には灰が残っており、ツインタワーのあるべき

場所には工事の明かりがともり、金曜の夜でしたが、復興作業が地道

に進められていました。瓦礫はキレイになくなって、タワーの重みで

地下三十階分陥没した地面は、地ならしが始まってました。

「死臭はした?」

と先ほど親に聞かれましたが、しませんでした。

匂いにしても瓦礫にしても、時間がすべてを変えるのだなぁと実感。

テロ直後、純粋に人として悲しみにくれていた国民にしても、時が

経てば「正義のための戦争」と称して同等の苦しみを他国に与えて

いるし。テロで亡くなった人の親族が、「こんな少ない保険料じゃ

報われない」とまで言い出すようになる始末。

時の流れは残酷です。


Feburary 8th

<昨日の日記の一文↓>

>形態は、ジェットコースターに乗るときに頭から被る

>ゴツイシートベルトみたいなものを、椅子に座りながら前屈でベルト

>の先についているウェイトを持ち上げる、とっても簡単に腹筋がつく

>ものだったんですね。

イミが分からない。

『ゴツイシートベルトみたいなものを』

…どうするんだ?

どうするんだろう?シートベルトみたいなものを。


Feburary 7th

まだ続いてますよ。ジム通い。

今日は腹筋マシーンで、やわやわでフルフルで段々なオナカの奴を

いっちょ絞めてやるべく、ジム内に1つしかない腹筋マシーンを試して

みました。形態は、ジェットコースターに乗るときに頭から被る

ゴツイシートベルトみたいなものを、椅子に座りながら前屈でベルト

の先についているウェイトを持ち上げる、とっても簡単に腹筋がつく

ものだったんですね。これ、すんごく続けやすくて、もう私のお気に入り

マシーントップ3に!

かなりご満悦ムードで、ガチャコガチャコとマシーンを漕いでおりますと、

目の前に30代前半の女性が立ちはだかりました。この方、ウェア含めて

全身これ「フィットネス・イズ・マイ・ライフ」な体つきをしてたんですよ。

「今日は疲れてるから、ランニングを15KM/hrで40分、バーベル30セット

に腹筋背筋を軽く30分ばかり鍛えるだけにしておくわ」

って感じの。

全身フィットネス命女が目の前で立ちはだかる中、居心地悪さを感じ

ながらも、ガチャコガチャコと漕ぐ私。せっかくゲットしたマシーンを

フィットネス命の圧力ごときで手放してたまるか!と、半ば意地と根性

に支えられ漕ぎ続ける私。

ハッキリ言って苦しい。やわやわでフルフルで段々な腹は、苦しさのあまり

プルプル震え始めてまふ。でも、でも、フィットネス命女の

「ふふん、ビギナーが無理しちゃって」

という視線がビシビシと注がれている(気がする)のです。

これは止められません。

ガチャコガチャコガチャコ!

「早くどきなさいよ、あんたには無駄なマシーンなのよ」

ガチャコガチャコガチャコガチャコ!!

「…あら、思ったより根性あるわね」

ガッチャコガチャッコガチャコガッカチャコ!!!

「ふーん、あなた中々見込みあるわ。今日からあなたも『フィットネス

命連名。略してフィ命連に参加…

がはあああああ!!!!もう駄目。もう無理。これ以上やると裂ける!

かくして妄想も雲散霧消し、なんとなく敗北感を感じつつもマシーンを

去った後、あんなに立ちはだかっていた彼女は、全くもってマシーンを

使う気配すら見せませんでした。

紛らわしいびっちめ。


Feburary 3rd

「あら、ごめんなさい。」

この言葉が活用できるシチュエーションを思い浮かべてください。

たとえばそれは、ちょっと人の良さそうな近所のオバちゃんが、

道端で人とすれ違う際に軽くぶつかってしまった時。たとえばそれは

レジで支払う金額を間違えてしまったオバちゃん客の照れ隠し。

人はそんなシチュエーションで、「あら、ごめんなさぁい」を中年

女性達が連発することに慣れているんではないでしょうか。

昨日の夜でした。

宣言どおりジムに行き、帰りの電車にユラリユラリと揺られていると

電車はさる駅に滑りこみました。

「だぁーはっはっはっは!そうなの、それでさ、それでさ…!」

朗らかに銀歯だらけのお口を大開きにして乗り込んできたのは、

70年代っぽい髪型と化粧の中年女性とその連れの中年女性の計二名。

土曜の夜という気だるい週末気分も手伝ってか、ちょっと騒々しい

笑い声は、車中の皆様に受け入れられたようでした。

―その瞬間

「ぶい”い”い”っ」

明らかな屁音。

「あらっ、ごめんなさぁい!」

70年代女でした。

あら、ごめんなさい?

あら、ごめんなさい、ですと?

公共の面前で屁をこいた後に言う言葉が

「あら、ごめんなさい」?

すごい。おばさんパワー炸裂。ついでに屁も炸裂。

完全なるフレーズの使用法の間違いにノックアウトでした。


Feburary 2nd

そんな訳で、タグとか行の長さの調節とか、更新とか、手間とか、鼻血とか、

ファービーとか、そんな諸々の事情を踏まえた上で今日からこのサイトは

「さるさる日記」ユーザーとなりました。
[※注:これは過去無料日記サービスを使っていた頃の日記です]

いやあ、更新がゴイス楽。

ゴイスて。

そんな訳で、昨日会員になりたてのジムに初めて行ってまいりました。もう

すごい丁寧。なにが、っていきなり器具の説明とかから始まって小一時間程

「はやく痩せねば!運動せねば!汗かかねば!」

って鼻息フゴフゴの冴えない我々NEW会員を尻目に、不自然な二重のオカマ

ホスト顔のインストラクターが、実にユルい運動の数々を説明してくんですよ。

最初はバカにしていたものの、整形二重のインストラクターの話を聞いてると、

効率的な脂肪の燃やしかたなどが理解できて、ゴイス得しました。

ゴイスて。

そんな訳でニキもジムも、三日坊主にならないように、ワールドワイドウェブ

(WWW)で宣言しつつ、今日は5時からジムに行ってきます。

ゴイス。



もどりませう 1