85年式 ポルシェ 911 カレラ 3.2 クーペ 5MT
都内5km/L
高速9km/L
ちゃんと実用にもなって、それでいて充分たのしい
普通のスポーツカー(笑)
しかし、見た目はカワイイけど、けっこう癖が多い(笑)
基本は35年年前の設計なので、信じられないような
ところが、しんじられない構造に
なっている。ホントに。(爆)
まず、クーラー。エアコンじゃありません。これは、 この3.2のカレラの最終である、89年式まで、同じ。
で、あんまり効かない・・・( ̄▽ ̄;)
フェイスレベルの、外気導入ができない。クーラーから、
無理すれば、フロントウインドウの内側に
風を出せるが・・・・
雨の日に曇る、メーター類。信じられない。これは
自分が乗った2台ともそうだったから
他のもみんなそうなんでしょう・・・・
ワイパーの間欠スイッチが、大昔のミツバ電子のキット
みたいに、別スイッチ。微妙な雨の時の調整が、
けっこうかったるい。こまかいコトだけど・・・
いい気になって飛ばすと、突然コマのようにスピンする
ハンドリング。言い尽くされてますが。
オトコ2人乗車は、ひざがシフトにあたって、イヤ。(笑)
室内は、軽自動車並みと思っていいでしょう。
前席は、横幅が、せまい。後席は、それに加えて、リアガラスが
頭上にせまり、髪がガラスについて汚れます。
あ、汚れるっというのは、ガラスの内側ね。(爆)キタナイ。(苦笑)
床から生えたクラッチの、デリケートさと、重さ。ターボほど
ではないが、やはり重い。
三和の営業には、発進はアイドリングで半クラッチで出て、
完全につながってからアクセルを開けてください
と言われた。これも、87年式あたりから、わりと普通になったようだが。
で、ペダル配置も、最悪で、ヒールアンドトウなんか、絶対に
不可能。アクセルはオルガンタイプだし。
空冷の宿命なのか、20,000kmくらいで大きくなるタペット音。
けっこう定期的に調整が必要、らしい。
13リットルも入るオイルも、けっこうな出費です。(笑)
乗り心地・・・これは、普通の人が感じるような快適性と言う
意味では、これほど乗り心地の悪い
クルマも無いんじゃないでしょうか・・・(爆)
短いホイルベースに、硬い足回りだし。
と、いろいろと不平不満を並べましたが、これはまぁ、気に入っている
からで・・・(=^人^=)
まず、ブレーキ。これは、今まで乗ったどのクルマよりも、いいと
思う。
首都高で突然渋滞になって、パニックブレーキを踏んだことが
あって、この時はぶつかると思ったが、
しっかり止まったばかりか、まったく進路がみだれないのに
すごく感動した。
軽さと小ささ。小回りも利くし、ホント便利。これも、ちゃんと
都内で足になる秘訣だと思う。
実際に、都内の通勤に毎日乗っていたし。渋滞だと、左足が辛いのは
事実ですが。(笑)
やはり、ドイツ車だけあって、すばらしいボディの剛性感。
これは、ホントにすばらしいと思います。
高速で10km/L以上走ったことがあるくらい、燃費はいいです。 80Lタンクだから、金沢から、無給油で帰れました。
しかし、古くなると、左右分割のクランクケースが
オイル漏れを起こしたり、
ヒートエクスチェンジャ(マフラーの一部)がダメになるとか、
カムチェーンンテンショナーが弱いとか
言われていますが(自分は、経験したことはまだ無いです)
たしかに、距離がいくと、けっこう気を遣う
ところは、多いかもしれません。
だから、すごく古くて安いクルマは、運が悪いとけっこうな
出費になるらしいです。
◎実用と趣味のちょうどよい妥協点。(笑)
修理が無ければ、案外高くないランニングコスト
死ぬほど効くブレーキ(大袈裟?)
X200km/hを超すと恐ろしい、高速安定性
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