インデックス日記:05年の日記 Busters ◆コレクション買い替え


不覚その1

 最近はみなさん商売上手です。以前、Lang Langの項で書いたように、若手の人気演奏者のコンサートを聴きに行くと、コンサート後に会場にてサイン会が企画されています。同時に会場ではその演奏家のCDが売られているのですが、値段は1枚20ドルもします。準備の良い人はあらかじめ別のところでCDを安く買っておいて持参するのでしょうが、だいたいの場合はコンサート会場に着いて初めてサイン会のことを知るので、選択肢は2つしかありません。1枚につき20ドル払ってCDを買ってサインしてもらうかサインをあきらめるかのどちらかです。

 こういう企画にとても弱いひらぴーとあこちゃん、「ぼったくりやがって」とつぶやきながら会場でお高いCDを買って行列に並ぶことになります。コンサートは1枚10ドルの格安当日券しか買わないくせにCDごときにチケットの倍額払うとは何たる不覚。まったく、お得道の風上にも置けません。次回こそは安く買ったCDを持っていくぞと深〜く深〜く反省しつつも学習能力が著しく欠如しているのはいつものこと、毎回同じ悔しさを味わっています。

 高い買い物で悔しい思いをしてまで買ったサイン入りCDなので、ここで紹介します。

またしてもLang Langで、またしても1枚20ドル。以前は激しくダイナミックなタッチばかりだったので、穏やかなロマンティックなタッチに変化して、聴くたびに音が変わるのがまた楽しいです。

こちらは2000年のショパンコンクールに優勝したYundi Li。 Lang Langよりも優しいタッチでダイナミクスさにはやや欠けるものの音づくりがとても丁寧な優等生タイプ。
若手ヴァイオリニストのHilary Hahnはボルチモア育ち、そしてフィラデルフィアで音楽を学んでいます。まだ20代前半だというのに今まで聴いた女性ヴァイオリニストとしては最高の繊細さとダイナミクスさを持ち合わせています。最高の演奏者としか契約しないらしいと言われているグラムフォンと契約したことからも注目度はとても高そうです。ついでながらとてもかわいい顔をしています。

不覚その2

  せっかくのサイン会、サインだけでなく写真撮影もしなくては記念としては完璧とは言えません。昨年の年末に新しくコンパクトなデジカメを買ったひらぴーとあこちゃん、ここでも学習能力の欠如を如何なく発揮して、毎回サイン会の会場でデジカメを持ってこなかったうかつさを後悔することに。3回同じ過ちを繰り返した後、ようやく撮ったのが次の写真です。
愛想良くサインに応じるYundi Li。
Yundi Liの背後霊になったあこちゃん。

この日はフィラデルフィアでなくボルチモアでのコンサートだったのですが、行儀良く列を作る品の良いフィラデルフィアの人たちと違い、ボルチモアの人々は行列も順番も無視して、会場は大混乱。フィラデルフィアではYundi Liに握手してもらったあこちゃんも今回は握手はあきらめざるを得ず、背後にこっそり立って一緒に写るのが精一杯でした。

やはりボルチモアはどこに行ってもボルチモアです。

おまけ
2004年ものですが、アテネオリンピック女子体操個人総合優勝のCarly Pattersonのサイン。オリンピック後の体操ショーで前から2列目のチケットを手に入れ、あこちゃんが大声でCARLY!と叫んでサインを手に入れました。直後のあこちゃん、興奮で膝ががくがくにふるえてました。右下にはあまり有名でない男子選手(それでもアメリカのオリンピック代表ではあるが)が付録で付いています。


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