あしとくち、そのほか。


とうきょうって広い。
何年住んでもしらないところいっぱいです。
でも、だからこそ、たからさがしに出かけられるのだ。
たまーにだまされていしころをつかまされてしまうんだけどね。


・Queen Alice本店  
フランス料理  
営団日比谷線広尾駅  
港区西麻布3-17-34 03-3405-9039 月曜休

オーナーは坂井宏行(@La Rochelle)の前のフレンチ鉄人、石鍋さん。ともさかとカレーの
せんでんをしているおじさま、あのひとがそうです。たぶんこのひとからでしょう、とりの
わからないようなめいろの奥に一軒家を改造して自分のれすとらんにするなんてまねがはやり
だしてしまったのは。いじわるです。さて西麻布の住宅地のなかにあるこのおみせは、本当に
その昔民家だったところで、げんかんにつくとなんだか親戚ののおじさん家にきたような気分。
ハウスパーティーにまねかれたようでうきうきしたのだけれど・・・このお家でクリスマスを
すごそうと思った、それだけはまちがいでした。キャパシティいっぱいにつめこまれて、他の
ひととかたをよせあい同じえさをついばむ。まさにブロイラー。それでいて値段はいつもの倍。
あんな有名なおみせなのに24日の予約がかんたんにとれたのはそんなわけだったのですねえ。

・Queen Alice大使館  
フランス料理  
営団日比谷線広尾駅  
港区西麻布4-11-42 03-5420-4001 月曜休

そんな感じのくりすますえさーだったのですが、ふだんのこのお店はとってもリーズナブルな
ことでも有名です。さかなをつつき、にくをつついて8000えんをこえない。それはすごい。
「迎賓館」「横浜」といま4つあるんだっけ?まあやくざばとのようにすぐふえてゆくので、
正確な数はしりません。この「大使館」は、フランス大使館のとなりだけあって、バブルも
かくやとおもわせるけんらんごうかな内装がうり。劇場をいしきしたつくりなんだそうで、
びろーどがいちめんに張られ、客は観客席のようなあなぐら(?)でごはんをたべるのです。
ごはんは本店と差があまりないようで、ほわぐらふろふきだいこんとか、アリスぜんざいとか
面白味のあるものがだされます。こういうものをまいにちたべるとわたくしがほわぐらです。
ただすーぷをデミタスでだすのは、せこいってゆうか、もっとがんばれってゆうか・・・

・La Tache  
フランス料理  
JR中央線飯田橋駅/都営新宿線・営団半蔵門線九段下駅  
千代田区飯田橋1-12-7 日新MSビル1F 03-3230-2650

さいきんわいんばーと名乗る店がふえてますね。なんでしょうね、わいんばーって。ワインは
いっかいあけたらおしまい。「バー」のようにしょっとでのめるわけじゃないんだからねえ?
さて飯田橋と九段下のほぼ中間のうらみちにあるこのおみせ、ざっしのわいんばー特集には
たいていかおをだしてます。でもべつにわいんばーとなのってるわけではなさそうですが。
店正面のきいろにひかれてはいると、中はさかぐらのようなふんいき。カーヴとよぶべき?
きょねんのくりすますはここではねを休めたのでした。クイーンアリスみたいなテレビ知名度
はないからそんなにこみません。ゆったりとした気持ちでめにうをえらぶことができます。
そう、ここのレストランの(たぶんね?)最大のうりは、コースのおりょうりにあうように
グラスワインもコースになっているところなのです。かんがえてみればそうですよね。ふつう
コースっていうとさかなもにくもつつくのに、ぜんぶ赤かぜんぶ白でとおすのはざんねんって
気もする。最初はシャンパンのみたいし、デザートワインもほしい。そんな貧乏性の、おっと
よくばりなひとやとりにはよいところです。ほわぐらバニュルス風味と、料理につかってある
おんなじバニュルスのグラスのくみあわせ。んーあぶなくすに帰れなくなるところでしたね。

・La Petite Chaise  
フランス料理  
渋谷駅/東急東横線代官山駅  
渋谷区猿楽町2-3 03-3477-7604 日曜休

ふふ。さっそく、いってきましたよ。ことしのくりすますいぶは、とりはここでくりすます
えさーをいただきました。ぐふぅおいしかったよ。くわしくは、もうちょっとあとでね?

・La Pineta  
イタリア料理  
東急東横線都立大学駅  
目黒区八雲3-4-2 03-3723-7098 日曜休

かんがえてみれば、とりだってひとめにつかないところにすをつくるものね。レストラン
だっておちついたりたべたり、まるですみたいなものだから、ひっそりとしたちいさなのを
つくりたいその気持ちはわかるようなきがします。このおみせなんか、都立大学駅から20分
くらいの、それはもうしずかな住宅街のなかにあります。夜なんかあかるいのこの建物だけ。
席はテーブルが3、4つにあとはカウンター。とびらをあけると、やさしそうな女の人が
おむかえしてくれます。彼女はワインえらびから料理のせつめい、えさだいのけいさんまで
ひとりでやってるのです。おもわずわたくしのつつくぱんくずをわけてあげたくなります。
しかしこのす、ではないおみせをかまえるシェフの腕前たるや、じつはものすごいのです。
やさいえらびからこだわったそのこんだて、やさいのからあげなど、あじつけはごく薄くして
あるのだけれどやさいのあじを最大限にひきだしてあって、これはもうびっくり。手品かい?
フランスごはんはあじをたしてゆくこいのがおおいけど、ここのはまさしくいたりや、もとの
あじでできるかぎりの表現をしてあるのです。それにはざいりょうからおいしくなきゃだめ。
わたくしがときどき作物をしっけいするようなそこらのはたけの野菜じゃあいけないのね...。
おねえさんのすすめるワインといっしょに、まちがいなく最高の夜をわけあたえてくれます。

・L'escargot  
フランス料理  
小田急線代々木八幡駅/営団千代田線代々木公園駅  
渋谷区代々木5-63-10 03-3460-5770

むふー。なにぶんとおいむかしのはなしだからねえ...。


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