あしとくち、新宿。

あたらしいやどとかいて新宿なわけですが、にしぐちとひがしぐちが違う世界なのは
どうしたことなのでしょうね？わたくしはくちでなくくちばしをもっているから、
わからなくなるのでしょうか。きゅう。ともあれ、このまちはいいまちですよう。

・Erawan新宿店

タイ料理

新宿区新宿3-28-10ヒューマックスパビリオン2F　03-3341-5127

やっぱり、1000円でタイ料理を死ぬほどすきなだけかきこむことができるこのみせの

ランチは渋谷の「ザ・サイアム」とおなじくらいきちょうなのです。しかしなにが

すばらしいって、カオパット（タイのチャーハン）にナンプラーだれをかけられることと、

おいしいタピオカだけたべることがゆるされていることです。でもよるはへんななべを

だしてわたくしのなかまをにこむのですきではないです。たかいし。

・バンタイ

タイ料理

新宿区歌舞伎町1-23-14第一メトロビル3F　03-3207-0068

べつにここにこようとしていたわけではありませんでした。しかし日の光がわたくしを

みちびき、きづいたらこの店にはいっていました。なんでも、歌舞伎町一番街のこの

おみせは、新宿のタイ料理屋のパイオニアとのこと。たしかにいいお値段だったりします。

ちょうしにのったわたくし。おもわずいちばんからいものを食べたくなり、おにいさんに

たのみました。・・・後悔は、ひとさじのスプーンとともにおとづれたのでしたよ。

ともあれ、日本向けでない手加減なしのタイ料理は、とてもおいしくておすすめです。

・Rose de Sahara本店

アフリカ料理

渋谷区代々木2-10-10　03-3379-6427　無休

JR新宿駅南口から甲州街道をぺむてくと八王子方向にしばらくあるくと、このみわくの

あふりかめしやさんのかんばんがみえてきます。サイバラ+神足祐司が「恨ミシュラン」で、

あふりか全土をいっしょくたにしてるのはラーメンとすしとトムヤムクンをごっちゃにしてる

よなもんだ、みたいにかいてましたが、じっさいそのとおり。とくにせっそうのあるような

しなぞろえではないようです。けれども、みぢかなあふりかとしてはじゅうぶん貴重な存在で

あることもたしかなわけで。店員さんたちはばっちりネイティブ、日本語はわりとじょうず。

たまにかってにサラダがひとさらよけいにくるけど、だまってたべればただなんだからいいの。

料金はすこしたかめ。わにやかんがるーなんかのにくもときどき冷凍もん。でもさ、これが

あふりかなんだ！っておもいこんでたべればふしぎとそれっぽくおもえてくるってもんですよ。

あふりかにわたったことがない。そんなにとおくとべない。そんなとりには楽しいところです。

・Galerie Coupe Chou

フランス料理（ビストロ）

新宿区西新宿1-4-5　西新宿オークビルB1　03-3342-5119　第二月曜休

あなぐらって、なんかいいですよね。例えばびっしりとこけのはえてしまった地面でも、

あなぐらがあればすてきなすがつくれるというものです。新宿というまちはかってな

にんげんさんたちがコンクリートで土をふみかためてしまたけれど、あなぐらには

ぬくもりのあるすみかがまだ、残っているのです。新宿駅西口すぐの小田急ハルク、

そのちょうど裏手にここちのよいあなぐらがほられています。名前を、「ギャラリー・

クープシュー」。木の枝をせっせと運び込んだ、ふるくてなつかしいかんじのすみか

なのですよ。おねだんはかなりひかえめ、でも手抜きのないえさのかずかずを、おやどり

さんとこどもさんたちがいっしょうけんめいカウンターごしにこしらえてくれます。

なんでも名物は「ガーリックステーキ」だそうで、なんかステーキハウスみたいだねえ？

っておもってしまった私はおろかないきものでしょうか？そのほかにも、牛頬肉の煮込み

なんかがあって、いろいろまようのですが、海老（魚介）のチリソース煮からはじまる

コースをたのみました。中華が出てくるのかなとどきどきしたわたくしを後目に、おいしい

ものがいっぱいでてきました。しめくくりに、その名物です。なんかこれがほんとに

おいしいのですね。おいしいめにうのまえでは、１００円でうってそうな安ワイングラスも、

予約したのに通されたカウンターもまあたのしくおもえるというものですね。それは

わたくしのこころをなごませる、木の枝たちのがんばりなのでしょうか。

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