今度の
「ここがへんだよ日本人」

2000年2月23日
"風俗店で働く女子大生"

僕は大学生の頃、バイトをずっとやっていました。大学費と生活費がぎりぎりで当然なことだった。勉強と部活はとても忙しかったので毎週10時間から15時間しか働けなかったし、時給7ドルであまり大金になれなかった。毎月5万、6万円ぐらい。この放送に集まっている女子大生は20万からなんと100万円稼いでいるという。さすが水商売で儲かっている。では、これはどうかを探ってみたいと思います。

まず、水商売の存在について一言。水商売のにはいろいろな種類ある。軽いほうはスナックで激しいほうは魔女ヘルスであって様々ある。アメリカにはこういう商売は認められてない。学校の先生と一緒にスナックへ何回も行ったことがあるし、別に悪いと思わない。ただ、アメリカでこういう店の存在に想像つかない(ほら、ヒラリー婦人が「はい、どうぞ」とドリンクを注ぐかよ?!)。だら軽いスナックとキャバクラーに別に文句はない。ただ、水商売の入り口として気をつけないともっと大変な業界に入ってしまうことが恐ろしい。

毎月100万円。すごいでしょう。僕だってほしい。しかし、そのお金のために何をするのか、どう影響受けるのかを考えないといけないと思う。売春です。「援助交際」と同じく、「ヘルス」のような言葉は実際の仕事と遠ざかろうとしているけれど、最後には売春でしょう。それはまず誤解しないでほしい。法律的には本番できないことになっているはずだけど、あくまでもやくざの世界なので警察は一切手を出してないし、事実上ではやり放題。だから、簡単に言うと、その100万円は売春の稼ぎだ。

と言っても、本当にいけないのか?貯金したい、旅行したい、将来の夢のために稼ぎたいという女性は多いと思う。最初にしっかりお金の目標もしくは働く期間を決めておく人は大勢いると思うけれど、途中で外れてしまう人は多い。罠です。少しお金が入るとかえってもっとほしい。アメリカの大金持ちも似ている。もう引退して人生をゆっくり楽しめればいいのに、いつまでもお金を稼ごうとする。それで、そのまま死ぬ。それは幸せなのか?目的が良くても大学生の年で目的を探る時期のはず。

水商売の女性は必ずブランド品などにはまっているフリーターには限らない。けっこうまじめな人もいる。しかし、影響はぜったいされる、こういう仕事すると。お金に対して、男に対して、自分に対して。やられるあげくにお金よりもっと大切なものを失う気がする。

ただ、この女子大生をばかり批判するのもおかしいと思う。まず、一般のバイト代が安すぎる。それと女子がもらう時給は男子にあたらない場合は多く、とても女性を馬鹿にする制度です。社会が本当に若い女性を見守りたいなら他の選択肢を作るべき。文句を言うオヤジは一番行けない。自分がこのシステムを支えているじゃないか?

家の近所に元教え子2人が水商売に働いているという。現在、女子大に通いながら働いているらしい。心配です。儲けてすぐ止めればいいけれど、退学して売春の世界から逃げれないことが恐ろしい。お金はなんでも買えるわけじゃない。あの2人が忘れないことを祈っている。

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