今度の
「ここがへんだよ日本人」

2000年2月16日
"国際結婚の子供たち"

この話題をやるのは番組として2回目。前回の放送の末、いわゆるハーフの話が出てきて話が盛りがるところに収録がタイム・アップ。今回は子供の受ける影響について討論しました。

まず、ハーフの言い方はおかしい。アメリカではそういう概念はない。日本で言うハーフは無効でJapaneseAmericanと呼ばれる。日本の血もあるけど、あくまでもアメリカ人だという。日本語の「ハーフ」の言い方じゃ、本当の日本人ではないと意味する。当然、「ハーフ」って言う日本人は差別のつもりで言っていると思わないけれど、一生「ハーフ」と呼ばれる気持ちを考えてほしい。言葉にパワーがある。「ダブル」はいかが?

言葉扱いは別として、国際夫婦が生んだ子供たちの現状はどうなの?出演してもらったダブルは語った。ひとりは特に印象強かった。自分が経験したつらさを子供にさせたくないので子供を生めない予定。これを聞いてとても心に響いた。それほどつらかったのかって。確かに日本には目立つ。僕はニューヨーク市出身で学校にはずっと多民族と多国籍の子供が周りにいた。だから、その良さはすごく分かる。しかし、違う文化で当然人間関係とか取る行動に差がある。子供の未熟な感覚では「おかしい」と判断する行動はよくある。自分もそうだった。でもそのうち、みんなが自分と一緒じゃないととても実感できる。でもやっぱりいじめの芽になる可能性もあるのは事実。では生めないほうがいいのか?

子供ほしくなければ、自分の自由だから別にいいけれど、子供がかわいそうだと思って生めないのは良くないと思う。国際結婚と同じく、倍頑張らないとうまくいかないだろうけど、頑張る分より面白くて楽しい付き合いできる。だって、自分ととてもわっている人って興味深くない?僕はそうだけど。自分と興味が違ったり。何回も日本人と付き合ったことはあるけれど、やっぱりどうしても文化と違いとか育ち方によってうまくいかないところある。でも悔いはしてないし、その出会いで自分が良くわってきたとは思っている。もし日本人と結婚するとしたら、子供もほしいし、アメリカでもにほんでも育てると思う。日本にすれば、いろいろな選択が大変そうだけど。学校はどうするか、宗教はどうするか、言語はどうするかとかいろいろなことを選択しなければならない。両親がしっかりしてなければ子供は確かにかわいそう。でも前もって意識すれば、問題はひとつずつ解決できると思う。

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