「タイに戻れ」
ある先生の言葉を聞くと、急に自分に戻る気がします。自分に戻ると自分のペースもわかる。自分なりに動く。他人と合わせることを止めてしまう。時間、余裕、そして相手の立場、他人の気持ち、思いやり、また「自分と同じ」という立場から見るより、「異なっても当たり前だ」と相手を認めてあげる。
金で動く人もいる。当然もうけ、得のために動く人もいます。さまざま自分なりに考えて行動するので、どっちがいいか悪いのかとても結論がむずかしい。やはりその人の生き方です。
3年前講演を頼まれて、私の話しを聞いた人から相談を受けました。サラリーマンをやめて、
「自然食関係の商売をしたい。無農薬農家とタイの貧しい人を助けたいのでいろいろ教えて下さい」
まじめそうな顔で言いました。
「理想と実際はぜんぜん違うので、自然関係やる人は大変です。かんたんに儲からないよ。そしてタイの貧しい人々は力があるので、自分のことをまず考えて下さい。」
私は冷静にいいました。そのあと彼の生き方楽しみでした。
3年経ったら久しぶりに会いました。かなり商売順調で儲けているそうです。私とてもめずらしいなと思いました。今自然関係のお店やってる人たちなかなか大変なのにどうやってできるのでしょう。
「ぼく子供いるので理想的な商売なかなか大変です。健康食品売るほうが儲かるのさ...」
現代人は死ぬことと病気のこととても気にしている。健康のビジネスとてもはやって、新しい商品次々に生まれてくる。もし人間の命のかわりになる商品があればいくらでも買ってしまうかもしれない。彼の生き方よくわかりました。
<守ろう地球>いよいよ8年になります。やはり生き残るために大変です。しかし「体こわすまでがんばらない」です。また人をよろこばすためにやっているのではなくて自分なりにマイペースで動いています。
あまり意識的に計算しない商売なので、わけわからないで<守ろう地球>の生き方よく見てくれる人たち寄ってきてくれました。
商品売り込むより、みんな納得して買ってもらいたい。お互いに理解してお互いに力になってだれのためでもない。そうすると勝手に輪のように広がってくれました。
みんなの勘を大事に育てたい。いつも<守ろう地球>ののぞみです。勘がよければだれでもわかる。本物なのか、にせものなのか言わなくてもだれでも体でわかるはず。自分の生き残ること大変けれども、自分の生き方も大事にしなければなりません。つまりごまかすこと出来ません。金を残さなくても人を残したいつもりで、まっすぐ人生をゆっくり歩いていこうと思います。
今年自分で開発したカレーペーストを思いきってやめます。今まで8年間いつも私の商品は3年ごとに変わります。日本にはないオリジナル商品、大豆から作ったカレーペースト、いよいよ日本から消えてしまう。しかし今までの<守ろう地球>の商品いくら消えても、みんなの心の中消えていません。いつも信じています。
「せっかくおいしいのにもったいない」
「何のために<守ろう地球>やっているのでしょう」
さまざまな声が...
また逆に
「早くやめたらアイデアをまねしよう」
じっと楽しみに待っている人もいます。
今まで私の考え、ぬすまれたりまねされたり、あまり気にしない。なぜなら、自分の根っこがしっかり地面に入ってりっぱな木になればいいと思うので、単純にまねしても意味がない。木の葉のように葉を全部落として新しい芽を出して出発の準備をするようにゼロにもどる私は、自分の生き方自分の人生よくわかるようになる。そして時間の余裕があって、時期が来れば、また必要なものを考えて出発すればいいと思います。
新しい商品を開発しようと思って、3年間大学でこっそりNeem(タイの薬草)の研究をしました。白ありやゴキブリをかってNeemの実験をしました。
ゴキブリをじっと見ていたら、急にゴキブリと気でコミュニケーションするように感じました。ゴキブリはカブトムシと同じ種類なのに、どうして人間はゴキブリが嫌いなのでしょう。もし人間の社会に来ないでカブトムシのように森で暮らせば、平和な生活かもしれません。でも人間のことが大好きなゴキブリは「ぼく何もしないのに、ただ人間のポロポロこぼした食べ物を食べるだけなのに、どうして僕のこと嫌いなのでしょう」ゴキブリは人間にうったえたいかもしれません。
しかし人間はゴキブリを許しません。人間の社会本当に面白いです。昔は食べ物を分け合いながら、人間、動物、植物、虫は互いに共存しながら生活していました。ところが化学開発文明発展といわれる時代、分け合うより奪い合う、戦争するように、とにかく「殺す」という考え方で何とか問題を解決するようのが今のわれわれの社会の考え方だと思います。ところがそれで残ったのはダイオキシン問題で、環境汚染、そしてわれわれの文明は破壊して奪ってしまうこと。現代人の悩みなかなかまだ解決していない。
だからゴキブリと人間のつらい思い気持ちとてもよくわかりました。意地悪人間の社会と出会って、おかげでゴキブリがたくましくなりました。「最近ゴキブリ簡単に死なないね。もっと化学的に強い薬をつくらなければなりません」よく企業がいいます。
人間の家の暮らしになれたゴキブリにとって、いくらつらくても意地悪されても嫌われても、生きていくために精いっぱい。本当にゴキブリの心強さ、とてもいい勉強になりました。
がんばっている日本の社会では今私たちの生活ではほとんど時間と余裕がないです。今「心の病」が急増しています。競争のためにエスカレーターを上っていく。人の人生をものさしのように測ってしまう。情報社会、ボタン押せばなんでも出てくる。
待つことより、われわれの社会の中先のこと考えて生活している。今より将来のことばかり考えて、かえって不安で、ストレスがどうしてもたまって、人間関係がうまくいかないと悩んでいる人が大勢います。
私は小さいときから動物にとても興味を持っています。小さいから大きくなるまでの動物の行動を見ると、とても楽しく学びます。
ゴキブリはどうして意地悪な人間の中でたくましくしているのでしょう。意地悪な人間にたたかれても、落ち込んだりうつ病などしないで、だから自殺するゴキブリは見たことないですね。きびしい都会の生活の中で生きていること、精いっぱいうまく体を使って、たたかれてもうまく逃げて本当にたくましさとても勉強になります。
人間は都会の中たぶんゴキブリのように生き残るために大変だと思います。その大変さの中楽しさ見つけていくことも大事だと思います。やはり体うまく使うことです。精神的に疲れると体も疲れるし、だから体と心一体になって誰でも持っています。疲れたら休む。またやめる。単純な考えなのに都会人はついついがんばってしまう。ときどき気分転換して、いつも心がフレッシュになるように生き生き生活すること大事かもしれない。
ゴキブリは意地悪人間の社会で暮らさなくても森に戻ったら平和かもしれない。しかし人間の社会楽しくてやることいっぱいあると考えているのかもしれません。人間にとってゴキブリは迷惑だ。ゴキブリにとって人間は意地悪だ。人間とゴキブリはお互いにこう感じながら、どっちが悪いのかわかりません。
しかし私は、人間に迷惑をするゴキブリを殺すことを考えるより、どうやって人間とゴキブリうまく仲良く暮らすことを考えたいです。ゴキブリの考えを学ばなければなりません。彼らの心をつかまえて、人間に害のないものをゴキブリの予防と駆除にどうやって使うかを考えるきっかけで、Neemを使って白あり、ゴキブリの研究の道を楽しく広げていきます。
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