安房トンネル開通記念・星空スペシャル
星空にいちばん近い駐車場
「1997年12月6日、安房トンネル開通に想う」
1997年12月6日、北アルプスを貫通する安房トンネルが18年の歳月を経てついに開通した。これにより、長い冬の間、国道158号線の閉鎖のため分断されていた飛騨−松本間のルートが通年通行可能になるのだ。
観光地として有名な上高地へのアクセスが岐阜県側からも近くなるというメリットのほか、東京と北陸等を結ぶ物流の新ルートとしても注目を浴びることになる。(もともと東京−富山間のトラック輸送の近道として国道158号線の山岳ルートは雪のない季節には使われていたが、さらに40〜50分は短縮されそうだ。)
そして、飛騨といえば、高山。山々に囲まれ、冬は深い雪に覆われ、ある意味で文化圏との大きな隔たりが独特な魅力を醸し出している町。今、その町もトンネル開通とともに大きく変わろうとしている・・・。
ところで、そういう話はさておき。
僕がトンネル開通に想うのは、東京から乗鞍岳へも近くなるということ。
安房トンネルを抜けてしばらく行くと昔ながらの温泉街・平湯温泉に出る。そこから乗鞍岳の方面へ走り、標高2,000mの料金所からは乗鞍スカイラインで一挙に雲上の世界へ。
星空ファンならもうご存じだろうと思うが、その有料道路の終点、乗鞍岳・畳平駐車場(標高2,702m)は「星空にいちばん近い駐車場」(日本国内でクルマで行ける最標高地点)である。
夏のペルセウス座流星群到来の頃は天文マニアで駐車場があふれかえるこの場所、ほんとうの星空を味わうなら、ぜひこんなところで一夜をあかしてみたい。
安房トンネル開通のニュースを聞いて、東京から乗鞍岳が圧倒的に近くなるとことを喜んでしまった僕はちょっと邪道かも知れないけれど、星空ファンなら誰もが一瞬そう思ったんじゃないかなぁ。
というわけで、早速行ってみようなんて思ったあなた、カレンダーよく確かめてからにして下さい。
冬場はダメですよ。乗鞍スカイラインのオープンは乗鞍岳の山開きと同じ5月頃ですから。
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