東京のおいしい空気 後楽園ホール編
東京・水道橋の後楽園ホールは格闘技ファンのメッカ。もっとも、私にとってこの「ホール」はプロボクシングの闘いの聖地であること以外のなにものでもないけれど・・・。
今日も後楽園ホールへと足を運び、試合を観る。南側指定席から眺めるリングで繰り広げられる感動と興奮は、学生の時、初めて体験したそれと何ら変わらぬままである。
どうして、こんなにもプロボクシングの世界に魅せられてしまったのだろう。そして、この闘いを見続けることにどんな意味があるのだろうか。
アメリカの女流作家、ジョイス・キャロル・オーツは名著『ON BOXING』の中でこう語った。
人生は、多くの不安定な点で、ボクシングに似ている。だが、ボクシングはボクシングにしか似ていない。
なぜならば、たとえ五百の試合を見たとしても、それは五百の試合を見たことにしかならないのであり、その五百試合には、確かに共通項はありはするが、その共通項を知ることが、最大の興味の的ではないからだ。かつて、カトリック作家のフラネリー・オコーナーは、こう言った。「聖餐のパンが象徴にすぎないのなら、そんなものは、クソくらえだ」
(『オン・ボクシング』北代美和子訳、中央公論社刊より)
<「リング・南側指定席からの眺め」と「賑わうホール入口の風景」>
後楽園ホールは意外と狭く、どの席からもリングを近くに感じることができる。
ホール入口には現役チャンピオン達の写真が飾られる。
- 場所
- 東京都文京区後楽。
東京ドームとなりの「青いビル」(右写真)をエレベータで昇った5階が入口。
JRもしくは地下鉄三田線「水道橋」から徒歩5分。あるいは地下鉄丸の内線「後楽園」を利用。東京ドームの駐車場以外にはクルマをとめられるパーキングは少ないので、なるべく電車を利用しよう。
- 周辺
- おなじみ東京ドームBIG EGG、JRA場外馬券場はすぐとなり。神保町やお茶の水にもほど近い、昔からの学生街でもある。
飲食店も多く、観戦後の食事にも困らない。時間があれば、神楽坂あたりまで出て、一杯やるのもいいね。
<「青いビルの入口」>
当日券売場は入ってすぐのエレベータ向かいにある。
この場所は独特の雰囲気があって、ホールが初めての人は入りにくいと言うが・・・。
案内地図はこちら
※この地図はMapFanWebを利用させていただいております。
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