ラスベガス,グランドキャニオンに行ってきました.ラスベガスはLAから車で6時間(300マイル)ですが,怪しい車に乗っている私は故障が心配なので,飛行機を使いました.ラスベガスは砂漠の真ん中にある人口都市で,街全体が遊園地のテーマパークのようです.ホテルごとにテーマがあり,夜になると各ホテルではそのテーマに応じたアトラクションを行い,観光客を楽しませてくれます.ホテルは巨大で,客室が2000から3000は普通で5000室などというのもあります.カジノが本業なので,宿泊料金は安く,一部屋一泊50-60ドルで泊まれます(ただし平日.週末は2倍になります).ホテルで食事をしても安く,朝食のバイキングは2-3ドルでした.5月に行ったのですが,気温が非常に高く,43度もありました(こんな気温の中joggingしたのは初めてです).翌日,さらにプロペラ飛行機でグランドキャニオン空港まで飛び,バスで峡谷の展望ポイントへ向かいました.

コロラド川の浸食作用でできた巨大な渓谷です.渓谷内にはインディアンの居住区があります.こんな危険な展望台でも柵がないところがあります.子供を連れて行ったので,ゆっくりと眺めを楽しむ余裕もありませんでした.

峡谷の底までラバで降りて,川下りのツアーもありますが,予約してから1年間待つそうです.歩いて下まで降りることもできます.15マイル程の距離だそうですが,登りは十数時間かかるので,下で一泊しなければなりません.上から見る景色は確かにすばらしいのですが,下から見上げる景色はそれ以上にすばらしいのではないかと感じました.いつか自分の足で降りてみようと思います.


ラスベガスはカジノの街.カジノが本業なのでホテルの宿泊料金は安いですが,ホテルは宿泊者をいかにしてカジノへ呼び込むか,様々な策を巡らしています.まず部屋に冷蔵庫を置かないこと.部屋の内装の色を赤色などの原色に近いものにして,部屋にじっと落ち着いていることができないようにする.レストランをカジノの隣に置いて,カジノを通らなければ食事をできないようにする.もっとひどいのは,歩道をカジノ中を通すように作ってあるところもありました.夜,joggingしたのですが,私はギャンブルなど全くする気がないのに,前方へ行くにはカジノを通らなければいけない.これにはさすがに腹が立ちました.カリフォルニアでは閉鎖された公共の場で喫煙することが禁止されているのに,ネバダ州のここでは喫煙が許されています.たばこの煙の中を走るなどもってのほかです.治安は良さそうで,夜バスに乗って外出しましたが,女性だけのグループが夜遅くまで街を歩いていました.

ギャンブルに興味のない私は,カジノには行きませんでしたが,ホテルのアトラクションやショウを見たり,子供はホテルのプールや遊園地で遊べて十分楽しめました.ホテルにとっては儲けがない客だったでしょうが.


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