関西ことば辞典 |
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関西ことば辞典 |
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KANSAI BEN JISHO DEGOZAIMASU^_^….
あ行 |
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あおたん
「青痣(あざ)」のこと。「青いタンコブ」が略されたものか?(※20)
あかい
「明るい」の意。
例)「まだ空あかいで」(=まだ空が明るいよ)(※26)
あかん
だめ、いけない、良くない。(※10)
あかんたれ
「小心者・弱虫」のこと。(※13)
あしがはやい
「足が早い」=すぐ腐る食べ物に対して使う。
例)「夏場は足が早いから早よ食べなあかん」(※5)
あて
「酒のさかな」。
例)「ビールとあて持ってきて!」(※1)
あて
「私〜」の意。「わて」が転訛したものか?。主に女性が使う。(※18)
あない
「あんな〜」の意味。例)「あないなことしたら怪我するで!(あんな事したら怪我しますよ!)」
あぶらむし
油虫=ごきぶりのこと。(↓ぼっかぶりの項参照)(※25)
あほほど(ある)
「あほほどある」で、「(あり余るほど)沢山ある」の意味となる。「あほほど沢山ある」の、沢山が省略されてしまったのだろうか。 (※7)
あまえた
「甘えん坊」のこと。「あまいた」とも言うようである。(※23)
あむない
「危ない」が転訛。
あめちゃん
「飴」のこと。
関西弁ではよく物に対してサンやチャンをつける。例)「豆サン」「おかいさん(お粥)」(※2)
あんさん
「あんた・あなた」の意味だが、それよりも若干丁寧なイメージがある。「あなたさん」が略された。(※17)
あんじょう
「うまく・具合よく」の意味。(「味良く」が訛ったとされる)
例)あんじょうやりや!。
いがく
「茹でる」こと。「ゆがく」とも言う。(※15)
いがむ
「歪む(ゆがむ)」が転訛したもの。 (※11)
いかれこれ
「してやられた」の意味。ほとんど死語か?。「いかれころ」とも言う。
いきり
格好良く見せようとする人や、自慢が多い人などに対して卑下する意味で使う。
例)業界人ぶって用語を連発する人などに、「あいつイキっとるで!」。
(なお、「いきり(熱り)立つ」とは違うので注意)(※4)
いけず
「意地悪」の意味。例)「いけずせんといて!(意地悪しないで!)」
いける
「英語のGood」あるいは「大丈夫」。
例)(煮物等を煮ていたり、風呂を沸かしていて)「もういけるんとちゃう?」。(美味しい食べ物に対して)「これ、いけるやん!」。(病気等が治って)「もういけるようになったん?」。
(※1)
いちびり
「お調子者」に近い意味だが、やや「はめをはずした」ニュアンスがある。
いちゃもん
「難癖」のこと。
いっこも
「ひとつも〜」。例)「いっこもあらへん」(ひとつもない)。「いっこもしんどないで」(全然疲れてないよ)(※1)
いっちょかみ
何にでも口をはさんでくる人、間に割って入る癖のある人。例)「あいつ、いっちょかみやで〜」「また、いっちょかみしてきよった」
いっちゃん
「一番〜」。
例)「彼がこの中ではいっちゃん賢い人や」(※1)
いてまう
「やっつける」の意味に近い。
「いてこます」になると、「とことんやっつける」というニュアンスになる。(※1)
いとこん
「糸こんにゃく」。東京で言う「しらたき」。ただ、通常の蒟蒻のように薬味で茶色い色をした物が主流。(※16)
いとはん
(主に商家等の)お嬢さん。「いとさん」とも言う。「いとけない」が語源という。(→とおやん)
いぬ
いぬ(去ぬ)=「去る」の意味。
いのく
いや
感嘆詞、「いや〜」=英語の「Oh!」に近い?
例)「いや〜!ひさしぶりやんか!」(※27)
いらう
「触る」の意味。
例)「いろたらあかん!」(触ったらだめ!)「いらいちゃちゃくる」(いじりたおす)(※5)
いらち
「短気」の意味。ただ「短気」よりも「可愛げ」を感じる包容力ある表現である。(※12)
いりこ
煮干し。(※15)
いわこし
お菓子「いわおこし」のこと。
いわす
「やっつける」の意味。暴力を振う場合によく使う。「しばく(→)」と同義的に使われることが多い。
例)「生意気やからいわしたった」(生意気だからやっつけてやった)(※9)
いんけつ
最悪の状態(おいちょかぶ用語)。
いんじゃん
「じゃんけん」の意味。
主にじゃんけんの時のリズムをとる際に言う。「いんじゃんでホ〜イ!」(※1)
うだ
たわいもない・無意味な会話を指す=「うだ話」。形容動詞では「うだうだ」。
例)「うだうだおっしゃれ!」(無意味な会話を止めるとき等に使う)
うち
「私」の意味。複数形の「私たち」は、「うちら」となる。(※19)
うろ
「うろたえる」こと。「うろが来た(うろたえてしまった)」などと使う。
ええ
「良い(いい)」の意
ええし
上流家庭で育った人。(良え衆=ええし)
えげつない
「ひどい」に近いが、阿漕な態度に対しても使用する。→「えげつない商売しよる!」。
また、略して「エグい」とも言う。(※1)
えぐい
→「えげつない」
えずく
吐き気、嘔吐。(※8)
えらい
1)「とんでもない・大変」。例)「えらい事してしまった」
2)「くたびれた」。例)「体がえらいわ〜!」(主に京都・滋賀方面で使用)
えらいこっちゃ
「大変なこと」「とんでもない事態がおきた」時に、よく発する言葉である。(※22)
えんりょのかたまり
「遠慮の塊」=皿に盛られた料理やお菓子などが、最後にひとつだけ誰も手をつけずに残ってしまう状態。(※24)
おいど
「お尻」の意。
おおきに
ありがとう。(「大きにありがとう」が略された)(※10)
おかいさん
「お粥」の意。それを「さん付け」で呼んだもの(→あめちゃんの項参照)
おかん
「お母さん」のこと。あまり尊敬の感情がこめられてない場合に使われる。
おこうこ
「お新香」の意。
おこた
おこたち
「子供たち」の、ちょっと丁寧な言い方。(※25)
おざぶ
「座布団」の丁寧語。
おじき
「叔父(伯父)さん」のこと。直接本人に使うことはあまりなく、他人に対して謙遜して使う。
おじや
「雑炊」のこと。
おじん
中年以降の男性を蔑視した言い方。「じじぃ」に近い。
おつぃ
「おつゆ(=汁物)」が転訛。
おっちん
幼児語で「座る」。例)「椅子におっちんしてなさい!」
おとこし
「下男=店や上流階級の御屋敷等に住み込んで下働きをする男性」の意味。「男衆」と書く。ほとんど死語?(※17)
おとんぼ
「末っ子」の意味。「乙ん坊」と書く。(※23)
おなごし
「下女=雇われて下働きする女性」の意味。「女衆」と書く。これも死語?(※17)
おはようおかえり
出かける際に言う「行って来ます」に対する返礼。最近は死語か?(※14)
おばん
中年以降の女性を蔑視した言い方。「ばばぁ」に近い。
おばんざい
「惣菜」。京都弁である。「京のおばんざい」といった使い方をする。
おぶ
「お茶」の意。(※17)
おぼこい
純真無垢な、初々しい、といった意味。主に女性に対して使うことが多い。
例)「おぼこい子やな」「おぼこ娘」(※6)
おまはん
英語のyouにあたる「お前さん」が転訛したもの。
おまん
おまんにすわる
正座するさま。(※18)
おみい
「雑炊」の意味。(ほとんど死語?)
おもろい
「面白い」が転訛したもの。
おもる
「奢る」が転訛。主に南河内で使われる言葉だという。(※19)
おる
「居る」。「おる(いる)」・「おった(居た」・「おらん、おらへん(いない)」
おんどれ
「お前」の意味。例)「おんどれ〜、何さらすねん!」(※3)
か行 |
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が
が(我)=わがまま、自己主張の強いさま。発音としては「がぁ」と伸ばす。例)「あいつ我ぁ強いわ(あいつ自己主張が激しいね)」
がい
「わがままな、意地悪な、大層な」の意味。例)「あの子ほんまにがいやわ(あの子本当に意地悪だわ)」(※19)
かいい
痒いが転訛。「かい」と短くする場合もある。また「かいかい」で湿疹や軽い皮膚の炎症を指すことも。(※24)
かいかいとんぼ
「蚊とんぼ」の滋賀方言。(→ががんぼ)(※8)
ががんぼ
「蚊とんぼ」のこと(※5)
かきいろ
「柿色=オレンジ色」のこと。(※12)
がさつ
行動や言動が丁寧でない、粗暴なさま。
かしこ
「賢い人」の意味。
かしわ
「鶏肉」のこと。
かたくま
「肩車」が転訛した言い方。「ちちくま」とも言う。
がたろ
本来は「河童」の意味。(ほとんど死語)
がちゃ
「がさつ者、やんちゃ者」といった意味。例)「こんながちゃな人間に、お茶会なんか出られるか!」
かってくる
買ってくるではなく、「借りてくる」の意味。
ただ、年配の方しか言わなくなった。「買ってくる」は「こうてくる」と言い、区別される。
かめへん
「構わない・大丈夫」の意味。「かまへん」とも使う。例)「かめ(ま)へんで(構わないよ)」「かめ(ま)しまへんで〜(大丈夫ですよ〜、平気ですよ〜)」(※14)
からい
「辛い」=塩辛い場合にも単に「からい」と表現する場合がある。(※22)
かわりべんたん
「替わりばんこ」の意。「かわりべったん」とも言う。(※25)
かんしょやみ
「燗症病み」=「潔癖症」。
かんたてる
「癇癪を起こす」。
かんてき
「七輪・七厘」(土製のこんろ)のこと。また、怒りっぽい人。
かんとだき
「関東煮(だき)」=おでん。(※3)
かんにん
「許す」の意味。許しを乞う時に「かんにんして〜」。「かんにんな〜」=ごめんね〜。
きくな
「春菊」のこと。菊菜と書く。(※7)
きさんじ
気さくな、大らかな、きもちがさばさばしているさま。(関東では「気晴らし」の意として使っている)(※21)
きしょい
「気色(きしょく)悪い」が転訛した言葉。
きずし
さばの酢付け。(※14)
きづつない
「気兼ねする」の意味。「気術ない」と書く。ずつない(→)とも言う。(※9)
きもい
「気持ち悪い」が略されたもの(↑「きしょい」参照)(※10)
ぎょうさん
「沢山、いっぱい」の意味。
きょうび
「近頃、最近」の意味。例)「きょうびの若い者は・・・」
きれかった
「綺麗だった」の意味。形容動詞「きれいだ」を強引に形容詞の活用形にしてしまった、関西独特の使い方。(※18)
きんのう
「昨日(きのう)」(※14)
ぐいち
「ちぐはぐ」の意味。
くさい
「ださい、センスがない、不似合いな」の意。例)「くさい格好してるなあ」「くさいギャグ言うな!」(※14)
ぐじる
子供などが「駄々をこねる」の意。「ぐずる」が転訛?。南河内では「捻挫する」という意味でも使うという。(「くじく」が転訛?)(※19)
けぇへん
「来ない」の意味。神戸では「こーへん」、京都だと「きぃひん」となる。(※15)
げす
下品なこと。品のない人。下種・下衆とかく。
けつかる
「〜くれる」の意味だが、「〜してけつかる!」といった罵倒の時に主に使う。(※2)
けったい
「妙な・おかしな」という意味に近い。希代・怪体・怪ッ態、と書く。
けったくそわるい
「縁起悪い、(嫌な思いをして)気分悪い」といった意味
けつねうろん
けつわる
けぶたい
「煙たい」が転訛。「けぶい」とも言う。(※24)
げら
「笑い上戸」の意味。げら虫が語源とされてるが、何その虫?
げん
げん=「縁起」。
「えんぎ」を逆から読んで「ぎえん」、なまって「げん」。
「げん悪い」「げん直し」等といった言い方でよく使われる。
こいさん
「末娘」の意味。長女は「とうさん・とうやん」と呼ぶ。ほとんど死語?。(※16)
こうてくる
「買ってくる」の意味。「こうてきた?(買ってきた?)」「こうてへん(買ってない)」とは言うが、単に「こう(買う)」とは言わない。(※11)
こぉつと
「さて?」「はて?」に近い。迷ったとき、悩んだときに発する感嘆詞。例)「こぉつと、この道はどっちやったかいな?」
ごーわく
「腹が立つ、頭にくる」の播磨弁。播磨方言の代表格である。(※13)
こかす
「ひっくり返す」。
こける
こすい
ずる賢い、せこい、抜け目ないといったニュアンスの意味。(※23)
こそばい
「くすぐったい」の意。(※27)
ごつい
1)大変な、ひどい、の意味。「ごっつい、ごっつう」、強調して「ものごっつう」
2)頑丈な、丈夫な、粗い、などの意味(※4)
ごっちゃ
「混ざり合う」「分別出来ていない」状態のこと。
ごっつぉ
「ご馳走」の意味。「ご馳走さま」も同様に「ごっつぉうさん」となる。(※19)
こない
「こんな〜」の意味。例)「こないに激しい雨は初めてや!(こんなに激しい雨は初めてだ)」
こまっしゃくれ
大人びていて可愛げがない。
例)「こまっしゃくれたガキ(子供)や」。「こましゃくれ」とも言う。
ごて
面倒な、困った状態。わずらわしいさま。
ごてる
ごねる、言うことを聞かないで、相手を困らせる。(※13)
こまばい
ごまめ
1)ひしこを干した物。2)子供同士の遊びで、ハンディキャップのついた年少の者
(例えば、鬼ごっこならタッチされても鬼にならない、野球なら打てば必ず塁に出られるなど)(※26)
こゆい
「濃い」の意味。(※20)
ごりょんさん
良家や店の主人の奥さん。御料人様(ごりょうにんさま)の略。「御寮さん」とも書くが当て字である。(※16)
コールコーヒー
「アイスコーヒー」の意味。(↓「れいこー」の項参照)(※28)
ごんた
「いたずらっ子」の意
ごんばこ
「ゴミ箱」が転訛。(※17)
こんばば
「性格悪い、根性悪い」の意味。→「ばば」参照。(※1)
ごんぼ
「ごぼう(牛蒡)」のこと。(※19)
こんまい
「小さい・細かい」の意味。例)「こんなこんまい字、読めへんわ」(※19)
さ行 |
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さい
「そう〜」が転訛。「さいでんねん」=そうなんです、「さいでっか」=そうですか(※11)
さいぜん
「さっき〜」の意味。例)「さいぜん訪ねて来はったで」
さかい
接続詞「〜だから」。例)「寒いさかい、セーター着て行き!」
さし
「1対1」の意、例)「さしで勝負」。「し」にアクセントを置く。
さし
「定規」。こちらは「さ」にアクセント。(※6)
さぶい
「寒い」が転訛したもの。
さぶいぼ
「鳥肌」の意味
さみしい
「寂しい・淋しい」が転訛。
さよか
相づちをうつ場合等に使う「そうか・・・」にあたる。「作用か」が転訛したものであろう。
さら
「新しい」「新品」のこと。強調して「まっさら」とも言う。
さらす
「〜する」の罵倒語。例)「何さらすねん(何しやがる)」(※10)
ざんない
見苦しい様、見た目が良くないこと。例)「お皿にお肉だけだと少しざんないかな」(※14)
じぶん
「自分」=きみ、おまえ。自分と対等か、目下の人に対する二人称。
例)「自分(I)は阪急乗るから、自分(you)は阪神で行き!」(前後の文脈で判断)(※4)
〜しい
語尾について「何何する人」の意味で使う。例)「ええ格好しい」「自慢しい」(※13)
しくった
「失敗した!、まずい!・しまった!」といった感覚で口にする。「しくる」の過去形。(※2)
しな
〜の途中、〜の間際の意味。例)「〜行きしな」=行く途中、「寝しな」=寝る直前(※15)
しばく
殴る蹴る等「暴力をふるう」の意味。
但しスラング的な用法として「何何する」といった場合にも使われる。
例)「牛しばく=(牛丼食べに行く)」・「ネズミしばく=(ディズニーランドに行く)」
しぶと
「しびと(死人)」が転訛。ほとんど死語か?。
しぶちん
「ケチ」とほぼ同じ意味。(※3)
しまう
「片づける」の意味。使用例)「しもといて〜!(片づけておいて〜!」(※10)
しもた
「しまった!」の意。例)「しもたっ! こんなはずやなかったのに」(※10)
しもって
「〜しながら」の意味。(※2)
しや
「〜そうだ」が転訛。例)「しや!しや!(そうだ!そうだ!」「しやけど〜(そうだけど〜)」(↓「せや」参照)
しゃちょう
「社長」。相手を立てるときによく使う。真面目に使う場合・半分からかう場合、どちらでも使う。(※4)
しゃーない
「仕方がない」が訛ったもの。(※1)
じゃらじゃら
「ふざける、馬鹿馬鹿しい、人を食った」等の意味。例)「そんなじゃらじゃらした話があるかいな!」
しゅむ
「染みる」の意味、「しむ」とも言う。染みる→染む→しゅむと転訛したものか??(※11)
しょうみ
「本当の〜・本当は〜」の意味。
しょうもない
「面白くない・くだらない」の意味。(※7)
しょんべん
「小便」が転訛。
しょんべんかける
「小便かける」。契約等を破棄したり、約束をすっぽかしたりすること。商人たちのスラングから広まった。(※10)
しらこい
「白々しい」の意味。(※13)
しろごはん
白米のごはん。かやくごはん等に対する意味で使う。
しんきくさい
「じれったい」の意味に近い。物事の進行状況が遅い時、煮え切らない態度に対して使う。
しんどい
疲れた・くたびれたの意味。関西人が好んで使う言い方である。(※17)
す
「素」。「なにも入ってない」「純粋な」の意味に使われる。「素うどん(かけうどん)」「素の封筒(何も入ってない封筒)」(※8)
すかたん
「失敗・まぬけ」の意味。
例)「あいつ、すかたんばっかりしよる」(※1)
すきやん
恋人のこと。「好きやん」と書く。
ずつない
「気兼ねする」の意味。「きずつない(気術ない)」(→)とも言う。(※9)
すねぼん
「すね(臑)」のこと。(※18)
せえだい
「精出して」が略された言葉。「せえらい」とも言う。例)「せえだい頑張りや!」(※11)
せく
「急ぐ」の意味
せたろう
「背負う」の意味。「せたらう」とも言う。
せや
「〜そうだ」が転訛。例)「せや!せや!(そうだ!そうだ!」「せやけど〜(そうだけど〜)」(↑「しや」参照)(※10)
せやから
「〜だから」の意。(※16)
せんせ
「先生」が転訛した言い方。(※10)
せんせい
「先生」。相手を立てるときに使う。真面目に使う場合と半分からかう場合どちらでも使うのは「しゃちょう」と同じ。「せんせぇ」「せんせ」と発音する。(※5)
せんど
「長い間」また「何度も」の意味。
例)「せんど待たせよって」=(長い間待たせやがって)(※13)
せんない
「仕方がない」「どうしようもない」の意味。「詮無い」と書く。(※11)
ぞっきん
「雑巾」が転訛したもの。(※12)
そーれん
葬礼のこと。
そない
「そんな、そんなに」の意味。例)「そないなことあらへん(そんなことはない)」
た行 |
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たいしょう
「大将」。目上、年上の男性に対して使う。
例)「大将とこの子、うっとこより三つ上でっか(あなたのところの子供さんはうちの子よりも三歳年上ですか)」(※10)
だかえる
だだける
「駄々をこねる」の意味。また「駄々けモン」=やんちゃな人、粗暴・乱暴者の意味になる。(※19)
だべる
おしゃべりをする、無駄話をする、の意味。(※18)
だぼ
「アホ」の意味。主に神戸・播磨地方で使われる。(※7)
たる
「〜たる」、あるいは「〜だる」=「入れたる(入れてやる)」「見したる(見せてやる)」「遊んだる(遊んでやる)」と使う。「〜でやる」が転訛したものか。(※3)
だんさん
ご主人、その家の主。「旦那様」が略された。その長男は「わか(若)だんさん」である。(※15)
たんと
「たくさん」の意味。
だんない
「かまわない」「差し支えない」の意味。
ちちくま
「肩車」の意味。される方の足が胸部に当たることからこう呼ぶ。「かたくま」とも言う。
ちっこい
「小さい」の意。(↓「ちんまい」参照)(※13)
ちゃう
「違う」が転訛。(※14)
ちゃり
「もみあげ」のこと。ちゃり毛とも言う。(※11)
ちょう
ちょっとの意味。
例)「ちょう待ってや〜!」(※1)
ちょんぎる
ちんちくりん
洗って縮まった服、寸法が小さすぎる服。または背の低い人の意。
例)「そんなちんちくりんになったセーターなんか着なさんな」(※18)
ちんまい
「小さい」の意。(↑「ちっこい」参照)(※13)
つかえる
「詰まる、渋滞する」の意味。例)「パイプがつかえた」「高速がつかえてる」
つくねる
「束ねる」の意味。「つかねる」が訛ったものか?(※5)
つれ
「親友、悪友」の意味。「恋人」ではないので要注意。(※2)
でぼちん
「額・おでこ」のこと。
てい
「コラ!」と、叱る場合に使う言葉。(※3)
てっぽう
「河豚(ふぐ)」のこと。毒に「当たる」と死ぬことからこう呼ぶ。「てっぽうのちりなべ」=「てっちり」。「てっぽうの刺身」=「てっさ」。(※9)
てれこ
「あべこべ」の意味。(※7)
てんかす
「揚げ玉」のこと。(※12)
てんご
「いたずら・いたずら小僧」の意味。また婦女へのいたずら等にも言う。てんごかき=いたずら書き(※8)
てんこもり
「てんこ盛り」=丼のご飯などが山盛りに盛られている様。(※17)
でんぼ
「おでき」の意味。(※8)
でんつく
「タッチする」の意味。鬼ごっこ等子供の遊びでよく使う。(※3)
とおやん
(主に商家などの)お嬢さんのこと。「いとはん」とも言うが、その「い」が取れて「とおさん」、「とおやん」となる。現在はあまり使われないが落語等では必ず出てくる。(→いとはん)
どがちゃが
「物事が混乱している」さま。
どくしょい
「残酷な、むごい」「意地悪な」。(※5)
どつく
「殴る」。(※13)
どつぼ
肥溜めの意味が転じて「ドツボにはまる」=最低の状況に陥る。例)「言語学も経済学も単位落として、ドツボや!」(※6)
どべ
「どん尻・最下位」の意味。「べった(→参照)」が強調された「どべった」が語源か?(※4)
とゆ
「樋(とい)」のこと。「とゆぅ」と発音し「ゆ」にアクセント。
どん
人名、または人名の一部につける敬称で、「〜さん」「〜ちゃん」にあたる。「〜殿」が転訛した。目下か同等の者に対して使う。(※15)
どん
明治時代、大阪城から発せられた「正午の号砲」を「ドン」と呼んだ。今もその大砲は大阪城に現存する。
どんくさい
「手際が悪い、へまをする」といった意味。
どんけつ
「ビリっけつ、最後尾」のこと。(※16)
どんつき
「突き当たり」の意味。(※3)
な行 |
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なおす
「片付ける」の意味。(※1)
なんぎ
「難儀」。困った場合に「難儀やな〜」「難儀するわ〜」といったような使い方をする。
なんきん
「なんきん(南京)」=「かぼちゃ」の意味。(※5)
なんしか
「とにかく〜」の意味。(※1)
なんぞ
「何か」の意味。例)「なんぞ、ええ事ないかいな?(何か、いい事ないですか?)」
なんば
「ネギ」の意味。昔、難波がネギの主産地だったことから。(※9)
なんばきび
「とうもろこし」のこと。「南蛮キビ」(※8)
なんぼ
「いくら」の意味。例)「この魚なんぼ?」・「なんぼなんでも(いくらなんでも)」
にぬき
「ゆで卵」の意味。
「じゅうぶん煮抜いた卵」からきている。(※1)
ぬかす
「言う」の罵倒語。
例)「何ぬかすねん!」(何言ってるんだ!)。(※2)
ぬくい
「暖かい」の意味。(※3)
ねき
「近所」の意味(※4)
ねぶる
「舐める」とほぼ同じ。(※6)
ねむたい
「眠たい」=転じて、つまらない事をいった相手等に「眠たいんか!」といったようにツッこむ。(※7)
のどく
「覗く」が転訛した言い方。
は行 |
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はい
「蝿」の意味。
ばくだん
メチルアルコールなどで作った「粗悪酒」のこと。(※20)
ぱくる
「盗む」の意味。(→ぱちる、へちる)(※1)
ぱちき
1)「剃り込み」の意味。(※2)
2)「頭突き」の意味。(※1)
ぱちもん
はしり
かけっこ。徒競走の意味。例)「運動会は、はしりと騎馬戦に出るねん」(※13)
ぱしり
「小間使い」のこと。「走り」が転訛した物か?
ぱちる
ばった
「ばったもん」=偽物・粗悪品の意。「ばった屋」=それらの商品を売る店。(※24)
はったいこ
「はったい粉」=麦こがし。大麦を煎って粉にしたもの。砂糖とお湯を混ぜて食べる。(※22)
ばば
「大便」の意味
はよう
「早く、速く」の意味。例)「はようして!(早くして!)」。「はよして」とも言う。
はる
「〜なさる」が転訛。敬語として語尾に使う。活用例)「食べはる(お食べになる)」「行きはったん?(行かれたの?)」「出かけはらへん(お出かけにならない)」(※17)
バリ
「とても〜、大変な〜」の意味。(「めっちゃ」の項↓参照)。例)「あいつ、メシ食うのバリ早いっちゅうねん。」(※18)
ばら
焼き肉店で言うカルビ。肋肉(バラニク)のこと。(※3)
はんなり
華やかなさま。明るく陽気なさま。色鮮やかな様子。「花なり」が語源とされているが確証はない。
ひざぼん
「ひざ(膝)」のこと。(※23)
ひち
「質」=「質屋」。また、数字の「7」も「ひち」と発音する場合がある。
ぴっぴ
下痢。おなかをこわし便がゆるいこと。関西ではこの手の幼児語を大の大人も結構使う。(※13)
びびんちょ
不潔な人、汚ないことに対して使う。→「べべんじょ」の項参照。
ひらう
「拾う」の意味。例)「この机ひらってきてん(拾ってきた)」(※12)
ひろう
「広く」の意味。例)「ひろうて気持ちええわ(広くて気持ちがいいね)」
ぶいぶい
1)「ぶいぶいいわす」で「幅を利かせる」の意味。
例)「あいつ、この街でぶいぶいいわしてるらしいで」(※4)
2)「かなぶん」の意味。
ぶさいく
「見た目がよくない」「不出来」。また「不器量」のこと。
ぶた
太った人に対する罵倒語。(※20)
ぶたまん
「肉まん」の意味。(豚まん)(※5)
ふっきん
「布巾(ふきん)」が転訛したもの。(※14)
ぶっち
「ブッチする」で「無断退席欠席など」の意味。(※1)
ぶっちゃける
「打ち明ける」が転訛。本音を言う、はっきり言うなどの意味。あるいは、物をひっくり返すさまの意味にも使われている。(「ぶちまける」が転訛??)(※20)
ぶぶ
「お湯、お茶」のこと。幼児語から一般化したが最近は死語になりつつある。
ぶぶづけ
「お茶漬け」のこと。主に京都地方で使われる言葉である。
フレッシュ
コーヒーや紅茶に入れる専用のミルクのこと。(※19)
ぶんぶん
「かなぶん」の意味。ぶいぶいとも言う。
へーかます
「放屁する」という意味だが、ブッチする際なんかにも使用する。→「ぶっち」参照(※1)
へたばる
疲れ果てた状況。あるいは、風邪などで寝込んだり、(スポーツ等の)練習が続かないときにも使う。=「へこたれる」。また、へたる・へちゃばる、とも言う。
「へたり込む」となると「疲れ果てて立てない状況」を如実に表わす。(※4)
へちゃ
「不器量、不細工」の意。「へちゃむくれ」とも言う。用例として「へちゃがる=ぺしゃんこになる」等がある。(※20)
へちる
「盗む」の意味。(→ぱくる、ぱちる)(※9)
べった
「最下位」の意味。(↓べべの項参照)(※6)
べったん
「めんこ」のこと。
へっつい
「かまど」のこと。システムキッチンの普及に伴い死語になった。落語などでは現在でも使われる。
へてから
接続詞、「それから」の意味。(※15)
べべ
「服」の意味。例)「ええべべ着せてもろて」=いい服着せてもらって。
べべ
「最下位」の意味。(↑べったの項参照)(※13)
べべんじょ
不潔な人、汚ないことに対して使う。「びびんちょ(→参照)」と便所が融合した言葉か?。
例)糞を踏んだ仲間に対して「べべんじょ、かんじょ、鍵しめた!(油かーぶった)」(※4)
へん
「〜へん」=語尾について否定を表す。例)「来(け)ぇへん」=こない。「食べへん」=食べない。
へんくない
問いかける時の「変じゃない?」の意。例)「この味、変くない?」(※16)
へんこ
「奇妙な奴」の意味。(※7)
べんちゃら
「お世辞・おべっか」の意味。
ほかす
「捨てる」の意味。
ほげた
「悪口」。
ほたえる
「ふざけて騒ぐ・戯れる」の意味。犬・猫・幼児などに使われる。(※10)
ぼっかぶり
ごきぶりのこと。御器かぶり(=ごきぶり)→ごっかぶり→ぼっかぶりと転訛。(※23)
ほっこり
「焼き芋」のこと。あるいは、ほこほこと暖かそうな様。(※21)
ぼったくり
「暴利なこと」。動詞だと「ぼる」。例)「あの店ぼったくりやで!」。
ほなね
別れ際の「じゃあね」に相当。
「ほんならね(そしたらね)が訛ったもの。(※5)
ほる
「捨てる」の意味。(→ほかす)(※8)
ぼろい
「ぼろ儲け」が略された言葉。(※7)
ぼん
概ね育ちのいい「子供」。また、「たけぼん」「ちかぼん」といったように名前につける場合もある。(※11)
ぼんさん
「お坊さん」の意味。親しみをこめて、場合によっては軽蔑した言い方。(※13)
ほんで
接続詞「そして〜」。「ほんで」とも言う。
例)「ほんで、どないなったん?(そして、どうなったの?)」
「ほんでな〜」「ほんでから〜」といった活用もある。
ほんま
「本当」の意味。「ほんまに?(本当?)」「ほんまの話や(本当の話だ)」
ほんに
「本当に」が転訛。例)「ほんに珍しい料理や(本当に珍しい料理だね)」
ぼんぼん
金持ちの「子供」。(→ぼん)。(※11)
ま行 |
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まえかけ
まえといて
「混ぜといて」が転訛。(※14)
まくど
「マクドナルド」の略。決して関西では「マック」とは言わない。(※1)
まっさら
「新品、新しい」の意味である「さら」が強調された言い方。(→さら)
まったけ
「松茸」が転訛。
まどう
「弁償する」の意味
まねし
「真似衆」と書いて「人の真似をよくする人」の意味。昔の子供はそういう人に対して「♪まねし漫才、米もらい、一日歩いて米一升」と囃したてた。
みーいる
「身入る=筋肉痛になる」(※10)
みかさ
「ドラ焼き」。三笠山・三笠饅頭とも言う。
みずや
「食器棚」のこと。(※9)
めげる
「壊れる」の意味。例)このメガネ落っこちてめげた。(※13)
めっちゃ
「大変〜」「超〜」の意味。例)「めっちゃ大きいやん(大変大きいね)」「めっちゃかわいい!(超かわいい!)」
めばちこ
「ものもらい」のこと
まったり
「まったりとした味」=「まろやかなでとろみのある味」。(※11)
まむし
「うな重」「うな丼」、あるいは「うなぎの蒲焼」の意味。「うな重」が、うなぎの蒲焼きにごはんを「まぶす」ので「まぶし」。訛って「まむし」。(※2)
まんまんちゃん
「仏様」の子供言葉。
例)食事の際の「まんまんちゃん、あん」。ほとんど死語?(※3)
みかん水
「オレンジジュース」の意味。(※4)
みずくさい
(味噌汁などの)味が薄い。(※3)
みすど
「ミスタードーナツ」の略。(※6)
むっちゃ
「とても〜、大変〜」の意味。(「めっちゃ」↓の項参照)(※12)
むなくそわるい
「不愉快な、むかつく」の意味。「胸糞悪い」と書く。
めっちゃ
「とても〜、大変〜」の意味。例)めっちゃ大きい。(※5)
めめくそ
「めくそ(目糞)」。あるいは、「少し」の表現にも使う。(※11)
めめつぶ
すごく少ないさま。(※15)
めんち
「睨む、睨みつける」の意味。動詞では「メンチ切る」。「何メンチ切っとんねん!」は喧嘩をしかける際の常套句である。(※8)
めんどい
「面倒くさい」が転訛したもの。
もうた
「貰った(もらった)」の意味。「もろた」とも言う。
モータープール
「駐車場」の意味。(※3)
もみない
「旨くない」の意味。ほとんど死語か?。「うまくない」が訛ったとされる。「もむない」「ももない」とも言う。
もろた
「貰った(もらった)」。「もろうた」が短く転訛したもの。(→もうた)
もんび
「祝日」の意味。「紋日」と書く。
や行 |
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ようけ
「いっぱい・沢山」の意味。
やいと
「お灸」のこと。
やたけた
「がさつ、乱暴(者)」といった意味。(※7)
やまこはる
「山を賭ける(万一の幸運に賭ける)」の意味。
ややこ
「赤ちゃん」のこと。
ややこしい
「面倒な、複雑な」の意味だが、もっと使用範囲は広く、直言せず曖昧にぼかす場合によく使う。
例)ややこしい人(難癖をつけて来る人)。ややこしい関係(不倫)。
やらしい
「いやらしい」が訛ったもの。だが、性的な意味の他、相手に失礼になるような場合にも使う。例)「お金の話をいきなり持ち出したらやらしいで!」「約束したのにいかへんかったらやらしくない?」(※6)
やらしー
「エッチ!」と同じように主に女性が使う。
ただ性的な場合以外に「嫌なこと、ひどいことをされたり遭遇したとき」にも使う。(※1)
ヤンキー
「不良、つっぱり少年」の意味。
女性の場合にはスケバン、あるいはヤンキーの姉ちゃんと言う。(※1)
やんぴー
物事を途中で止めるときに言う。「もうやんぴ〜!」=「もうやめた〜!」
ゆうれん
「幽霊」のこと。最近は死語か?。
ゆがく
「茹でる」こと。「いがく」とも言う。(※3)
ゆってる
「揺れている」の意味。過去形で「ゆった」は使うが、「ゆる」とはあまり言わず単に「ゆれる」である。
ようおこし
(店の客に対しての)「いらっしゃいませ」。家庭の来客でも使う場合がある。(※8)
ようさん
「仰山(ぎょうさん)」=(沢山の意)が転訛したもの。(※5)
ようて
「酔って」の意味。例)「酔うて寝てしもうた(酔って寝てしまった)」
よして
「寄せて」が転訛?。例)「よして〜!(仲間に入れて〜!)」「よしたらへん!(入れてあげない!)」(※4)
よばれる
「ごちそうになる」の意味。(※2)
よろしゅうおあがり
食後、「ごちそうさま」に対する返礼。
食前の「おあがりなさい」ではない。(もう死語か?)
ら〜ん行 |
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れいこー
冷コー。冷たいコーヒー=「アイスコーヒー」。
ろおじ
「路地」が転訛。(※4)
わい
わが
我が=「自分自身」の意味。例)「掃除ぐらい、我がでせえよ(掃除ぐらい自分自身でしなさい)」(※5)
わけわけ
「分ける・分配する」の意味。例)「ようかん、みんなでわけわけして食べや〜」
わて
「私、僕」の意味。最近はあまり使われなくなってきた。「わい(↑参照)」とも言う。
わや
だめ、失敗した、あるいは滅茶苦茶になってしまった状態。例)「さっぱりワヤや」
わらかす
「笑かす」→「笑わす」の意味。(※1)
われ
「お前・君(you)」の意味。主に河内地方で使われる。(※3)
んまい
「うまい(上手い、旨い)」。大阪では、「う」で始まる言葉の一部で「う」が「ん」に音便化する場合がある。(※2)