Windows版電車でGO!導入奮戦記(1999/06/06)




その登場以来ゲームセンターの客の年齢層がちょっと高くなったのではないかといわれた「電車でGO!」がWindows機に移植、発売されました。
「趣味は北海道と"電車でGO!"」を自負する私としては黙っていられません。早速導入すべく行動開始したわけですが、一筋縄ではいきませんでした。これはその「導入奮戦記」です。
なお、PCについての専門用語が多々出てきます。わからなかったらごめんなさい。

― この奮戦記は事実をもとに一部再構成しています(謎) ―

― 1999年5月10日(月) ―
会社でおしゃべりしているときに話題がゲームになったので電車でGO!Winの話を振ってみた。アーケード版より綺麗な画面であるらしいこと、ゲーム内容もPlayStation版と違ってアーケード版のほぼ完全な移植であるらしいことなどを話していたら、某背後霊氏(仮名)から声をかけられた。
「いやぁ、それは買った方がいいですよ。やっぱり綺麗な画面でやりたいでしょ」
おいおい。他人事だと思って軽く言ってくれるなよな。だいたいウチのマシンじゃとてもじゃないけど動作条件に適合しないぞ。それに電GO!を買うって決めたわけじゃないし。
その後も某背後霊氏(仮名)は執拗に「いいなぁ、綺麗な画面で電GO!」などと言ってくるが、そのまま聞き流すことにした。もうパソコンはいいや。
・・・が、少しくらいは考えてみてもいいかな?

― 1999年5月11日(火) ―
この日の夕刻、自宅に向かって車を走らせる自分がいた。助手席には「電車でGO!&トレインシミュレータ」という雑誌。これに収録されている体験版をインストールしてみよう。早速やってみるも、インストール自体は簡単に終わるものの実行することはできない。それもそのはず、私が使っているマシンのビデオボードはDirectX6に対応していない。そのためにはビデオボードを交換しなければ。ということで悶々としたまま今日の作業は終わり。

― 1999年5月12日(水) ―
会社でおしゃべりしているときに昨日体験版をインストールしたが実行できなかったことを話してみた。動作条件としてDirectX6に対応したビデオカードが必要らしいことなどを話していたら、某背後霊氏(仮名)から声をかけられた。
「いやぁ、それは買った方がいいですよ。RIVA TNTの16MB搭載なら1万円そこそこで買えますよ」
おいおい。他人事だと思って軽く言ってくれるなよな。だいたいウチのマシンにそんな高性能なビデオカードは必要ないぞ。それに電GO!を買うって決めたわけじゃないし。
その後も某背後霊氏(仮名)は執拗に「ビデオRAM16MBで1万円ですよ」などと言ってくるが、そのまま聞き流すことにした。もうパソコンはいいや。
・・・が、少しくらいは考えてみてもいいかな?

― 1999年5月15日(土) ―
この日の昼過ぎ、自宅に向かって車を走らせる自分がいた。助手席には「Sparkle5000 RIVA TNT」というビデオボード。このボードをインストールして体験版を実行してみよう。早速インストールしてみるも、オープニングデモムービーを1秒ほど再生したところでハングアップしてしまう。まぁビデオカードを交換したんならWindowsとの相性問題が出ても仕方がないかな、と思ってWindowsを再セットアップするが、現象改善せず。いろいろ手を尽くしてみたものの結局原因不明。ということで悶々としたまま今日の作業は終わり。

― 1999年5月17日(月) ―
動作不良の原因はどうやらAGPドライバのバージョンによるらしい。早速ダウンロードして動作チェック・・・動いた!
とりあえず体験版の1(亀岡―保津峡)と2(直江津―犀潟)をプレイ。良くできている。頭の中で急速に「買い」の方向へと向かっていることがわかる。

― 1999年5月19日(水) ―
会社で使用しているマシンのCPUはCyrix6x86MX-PR200なのだが、これではちょっとアプリケーション開発には荷が重い。Microsoft Officeなんて動作させると非常に厳しい。そこでCPUの改装を検討してみた。自宅のマシンがCyrixM2-300だからそれを会社に持ってきて、自宅にはK6-2 400MHzを差そうかな、そうすれば電GO!も軽くなるかな、などと考えていたら、某背後霊氏(仮名)から声をかけられた。
「いやぁ、それは買った方がいいですよ。K6-2の400MHzなら1万円そこそこで買えますよ」
おいおい。他人事だと思って軽く言ってくれるなよな。だいたい会社の使用環境に多くの費用をかけるつもりはないぞ。それに電GO!を買うって決めたわけじゃないし。
その後も某背後霊氏(仮名)は執拗に「K6-2なら3Dで電GO!も快適に動くし、いいですよ」などと言ってくるが、そのまま聞き流すことにした。もうパソコンはいいや。
・・・が、少しくらいは考えてみてもいいかな?

― 1999年5月22日(土) ―
この日の昼過ぎ、自宅に向かって車を走らせる自分がいた。助手席には「AMD K6-2 400MHz」というCPU、と、ついに買ってしまった製品版電車でGO! 専用コントローラとのセットで\12,200也(税別)。このCPUで製品版を実行してみよう。早速インストールしてみるも、ちゃんと動作することもあればハングアップすることもある。いろいろ手を尽くしてみたが、どうやらベースクロックを100MHzに設定すると安定動作しないようだ。ところが何故100MHzで動作しないかという根本的な部分については結局原因不明。ということで悶々としたまま今日の作業は終わり

― 1999年5月23日(日) ―
動作不良の原因はどうやらメモリの周辺の問題らしい。そういや今使っている64MBのメモリはPC100対応でなかったような気がする。
暫定的にベースクロックを83MHzに落とし、333MHz相当で動作させる。まぁ一応ちゃんと動作するようにはなった。

― 1999年5月25日(火) ―
メモリがPC100対応でなければせっかくのK6-2 CPUも宝の持ち腐れ。ここはひとつメモリもアップグレードかなぁ、などと考えていたら、某背後霊氏(仮名)から声をかけられた。
「いやぁ、それは買った方がいいですよ。128MBのDIMMなら1万円ちょっとで買えますよ」
おいおい。他人事だと思って軽く言ってくれるなよな。だいたい普通に動作させるのに128MBなんてメモリが必要になるなんてことは考えられないぞ。それに電GO!を買うって・・・もう買ったか。(苦笑)
その後も某背後霊氏(仮名)は執拗に「今時128MBのメモリなんて普通ですよ」などと言ってくるが、そのまま聞き流すことにした。もうパソコンはいいや。
・・・が、少しくらいは考えてみてもいいかな?

― 1999年5月29日(土) ―
この日の昼過ぎ、自宅に向かって車を走らせる自分がいた。助手席には128MB DIMM。このメモリで製品版を実行してみよう。早速インストールしてみるもやっぱり現象改善せず、やはりベースクロック100MHzでは動作しないようだ。それもそのはず、もともと差さっているメモリがPC66だったというのは勘違いで、PC100対応品だった。となると一体何が原因なのだ?結局またクロックを83MHzに戻す。納得いかないけど仕方がない。ということで悶々としたまま今日の作業は終わり。

― 1999年5月31日(月) ―
やっぱり現象改善しないという話をした。なんだろうなぁ、よもやマザーボードってことはないよなぁ、なんて思っていたら、某背後霊氏(仮名)から声をかけられた。
「いやぁ、それはわからないですよ。マザーボードを替えればちゃんと動くかもしれませんよ」
おいおい。他人事だと思って軽く言ってくれるなよな。だいたい君の話をそのまま鵜呑みにしていたら、3ヶ月後には私のマシンはきっとAlphaサーバーくらいになってしまう。(苦笑)
その後も某背後霊氏(仮名)は執拗に「マザーを替えればすべて解決する!かも?」などと言ってくるが、そのまま聞き流すことにした。もうパソコンはいいや。
・・・が、少しくらいは・・・いかんいかん!!

― 1999年6月5日(土) ―
今日現在、さすがにマザーボードは購入していない(笑)。とりあえずマザーボードのBIOSをAMIからAWARDに変更してみた。これでどうなるか、しばらく様子を見てみよう。

― 某年某月某日(某) ―
部品交換リスト
CPU:CyrixM2-300(233MHz)→AMD K6-2 400MHz
MEMORY:64MB DIMM(PC100)→128MB DIMM(PC100 CL2)
VIDEO:ASUS AGP1326(VM4MB)→Sparkle5000 RIVA TNT(VM16MB)
電GO!スペシャルパッケージ(ソフトと専用コントローラのセット)の代金と合わせ、トータル\51,387の出費。ずいぶん高い電GO!になった。
これならゲームセンターで500回やった方がよかったかも。(苦笑)


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