四の五の日記:


何をうだうだ言っているのだ

詩の語のぼやく毎日だから

きっとそのうち碌で無しの質流れ

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'00年十二月

12月□日 年末暗くなりがち。今週の「最近の言葉」は久しぶりのお笑い路線である
なんといっても愁眉は「友部議員」である。アフリカの「酒の出きる木」を法廷でしゃべるとはなんと大胆なヤツであろう。さらに「不老不死」に言及するとは畏れを知らぬ不敵なヤツである
さすが被告にして現役の参議院議員。わが身の中途半端さを嘆いている
しかし誇りの「浜っ子」にはあそこまでは出来ない。完敗である

見たこと無い/だから知らない/酒出る木/なら見たこと有るんだ/不老不死の薬

仕事納めはまだまだ早い。それでもみなみなさまに「メリークリスマス」
12月△日 今週の「最近の言葉」は元気印の四連発
暗くなりがちな年末に少しでも勇気有る言葉を届けたい

届けたい/いい言葉だ/と、退けたい/区切り一つで/百光年の距離

街はやたらめたらにクリスマスしている。嫌な季節だ
今や東京は恋人達の街に変貌し、ハートマークでうめ尽くされている。未だに信じられないのは全ての恋人達が、自分達だけのクリスマスだと勘違いしていることである

意地悪な私はしかしその勘違いを決して教えたりしない。後になって悔やむがよい
そう失望も絶望も全ての人に平等だ。この程度の「悪」にならないと今月はキツイ
12月×日 12月になり、街はいやに華やいでいる

また嫌な季節がやってきた。この時期だけ仏教徒になる私であるがプレゼントをもらえるなら拒みはしない。いや、むしろ心地よい

来年のカレンダーは用意済みである。この三年ばかりはインターネットで注文している。来年はオードリー・ヘップバーンを用意した。エレガントである。美人は見ていて楽しい。見る以外にも楽しみがあるそうだが寡聞にして知らない。来年は美人にも口を聞けるようにしよう

神様、お願い。来年はいい年にしてください。この20年間の不幸を帳消しに出来るぐらいのいい年にしてください。頼みましたよ、本当に

欲しくない/なぜか「いい歳」に/なってゆく/神様は意地悪/プレゼント好き
12月○日 寒くなった。
朝晩めっきり寒さが増した。政局は混乱から混沌へ。国会終了間際、いくつもの法案が与党の数の前に成立した。みたいなことが新聞に載っている

年内に三万アクセス達成か!? は微妙なところだ。一時の森内閣不信任案が否決されるかどうか、くらいに微妙なところで少々焦り気味

三万アクセス/可能だろうか/散漫なアクセス状況/ログ見ながら/
出るため息に/この一年の無駄を感じる

ああ、また増えぬ読者に心を痛める一年だった。嫌な話題は早めに総括してしまおう。そうすれば未来はきっと明るいに違いない。
森さんの次ぎの首相はどんな人でも三割がたはよさげに見えるのと同じことだ、と思うが間違っているだろうか

'00年十一月

11月□日 加藤さんに私も切れた。なんのこっちゃーーーー。不愉快である。アクセス数が一桁の日があるくらいの不愉快さだから、相当なものだ。しかし残念ながらこの不愉快さを表すだけの筆力がない。これはこれで不愉快なことではあるが、自分のことなのでじっと我慢する

加藤さん、ああ加藤さん、加藤さん/次ぎはないだろ加藤さん/あっても駄目だろ加藤さん

情けない気持ちがよく出ている情けない言葉だ。トホホな気分になれたでしょ!?
http://www.katokoichi.org/

ここにいくともっとトホホな気持ちになれる。何しろあの人はカウンターの数字が一気にゼロになったくらいの落ちこみ様だろうから、、、なんて心配は無用。政治家は頭を潰しても生きかえるって言われているんですぜ、皆々様
11月△日 加藤さんがまたまた切れた。「不信任案」では棄権せずに賛成する、てなことが新聞に載っている。新聞に載っていることの半分は当てにならないので信用しない方がいい。
後の半分は当てにならない人の話しか作り話である

党員の75%が支持しない!?/後の25%は何してる/籍があるだけ/はなからいない

ああ、なんと「大人の世界」であることか。主流派からも「森おろし」が始まった。そりゃそうだろう。いつかは降ろさなければならなかったのだから、降ろすなら今、だ

それにしても、一体誰が「加藤の首相はなくなった」「森には辞めてもらう」などと言えるのだろう。まさか自分が国民の代表だと思っているのか? ひょっとしたら自分も国民の一人だと思っているのか? 自分のことは棚にあげて言わしてもらった、勘弁して欲しい
11月×日 加藤さんがついに切れた。「不信任案」では反対せずに棄権する、てなことが新聞に載っている。新聞に載っていることの半分は当てにならないので信用しない方がいい。
後の半分は当てにならない人の話しが載っている。世も末である。

国民の75%が支持しない人/後の25%は何してる/寝たり起きたり/日々生きてる

そう、大切なのは日々の暮らしである。平穏で穏やかな世の中である。上も下も、北も南も、今の世代も次の世代も分け隔てなく。国を引っ張る人にはそういう風にして欲しい

宿題と試験とノルマがない日本を作る、と言われたら誰でもいいから思わず一票投票したくなる自分が怖い。幸いにも日本は直接投票ではない、神に感謝しよう。アメリカ人でなくて良かった
11月○日 二文字を/使えば事足りる/主持ちて/この世の末(すえ)に/この国の末(まつ)来る

新聞では使えない二文字を使えば表現できる首相を持って悲しみにくれる憂国の我、といった感じで作ってみた。いかがであろう

二文字って何?愚か者は5文字である。トンチキは4文字だ。トンマは3文字、かなり近づいた。アンポンタンは6文字か!答えから遠くなってしまった。無意識のうちに答えたくないと考えているのだろう。情けない私。
そりゃそうだ。自分の国の首相をたった2文字で切って捨てるなんて、そんな「馬鹿」なことはできない。ああ、うっかり答えてしまった、正直な私

この国の首相は官房長官更迭でも余裕綽々。「ラグビーを見に行ってる場合じゃない」と揶揄されても蛙の面になんとかだ。しかも、「日本のラグビーは世界のトップになることはない」てなことを言ってしまったようで、観客席からはブーイングだった。いや、これ全て風聞。まさか、そんな○○なことはないですよねえ、森さん

ああ、しまった。二文字とは「もり」であったか。こんな簡単なことにも気が付かないとは不覚な私である

'00年十月

10月×日 20世紀もそろそろ終わりだ。12月になるとこんな書き出しの文章がやたら増えるに違いない。一足早く使っておくことにする

二十世紀も/そろそろ終わり/梨の名前は?/気がかりと言えば/その程度のものだ

毎年繰り返す新年の抱負をそろそろ考え始めようかと思う。それとも一度もしたことがない今年の反省でもしてみようか。まあこれから来ることももう戻らないこともさほど意味があるとは思えない。時間の無駄だと割り切ろう

無駄はこのHP作りだけで十分ではないか!と指摘されたことはない。だからそのことを気に病んでいるのは私以外にはこの世に存在していないはずだ。確信はないけど、もしかしたら無駄なことかもしれない。でも二十世紀が終わる、と騒ぐ程度の無駄だと思っている。日本の抱える借金に比べれば可愛いものだ

謝金(しゃきん)と借金(しゃっきん)。「っ」が有るとないとで意味が100光年ぐらいぶっ飛んでしまうのが日本語の面白いところだ
10月○日 先週は休刊。どうしても年に数回は休みをもらうことになる。ファンの方には申し訳ないと思うが自分の方が大切なのである。従ってファンなら我慢すべきだというのが私の考えだ。ファンでない人のことを思いやるほどお人よしではないというのが私に対する人物評だ。
休刊しても恐れているほどアクセス数は減らない
ほっとして/やがてさびしき/アクセス数/ため息の数ほどには/増えもせず減りもせず

毎週の更新にどんな意味があるのか!
こまめな更新こそアクセス数向上のキーです。何回も聞いた、何度も読んだこの法則は相当胡散臭い。(うさんくさいと読む。後で自分で読めないといけないので注釈をつけておく)

記憶力は減少するのか減退するのか、どっちが正しいのかと思い悩む。どっちも違っているが今までの経験から得られた知見・予想である。きっと記憶力は消失するものだろう
10月×日 もしも、もしもだよ/このページのアクセスが/日に100を越えたりしたら
そうね缶ビール買ってお祝いね/でも、あなたのもしもは聞き飽きた

こんな埒(らち)も無いものを一人ポツンと書いたりしている午後。別に朝でも夜でも深夜でもいいのだが、とにかく不気味である。その不気味さが少し心地よい。その心地よさにめまいを覚える。まだ正気は失っていないようだ

日記なんかで誤魔化すな/才能の無さと/自分の弱さ/口の悪さに/足の臭さ
うーん、もしかしたら2割打者のスランプ状態かもしれない。それとも絶好調の三振王状態であろうか。いづれにしても質の低さよ、である

'00年九月

9月△日 新らしいものが好きなのか、珍奇なものが好きなのか知らないが何人かがこのページにアクセスしている。見ないうちから駄目を出されるよりはましだが、読んだ後で駄目を出されることに比べれば幾分はマシなのか、と判断に迷う。

「読んだら出すな、出すなら見るな」というコピーをひねり出す。エッチ本の宣伝くらいなら使えそうな気がするがこのHPには似つかわしくないかもしれない。いや、合っているという声がするが、単なる気の迷い、空耳だろう。

「最近の言葉」でノミの心臓をサメの脳みそに変更した。多分この変更に気が付く人は皆無だろう。それはそれで潔くて結構なことだと強がりを言う。しかし、今の首相ってどういう人なのだろう。地位は人を作るのだろうが、少し時間がかかりすぎだ。「私生児」発言も撤回、陳謝で一件落着。なんとも軽い。
あの身軽さは見習いたいものだ。

こういう物言いを普通は嫌味と言い経験を積んできた者の特権である。若輩者の使っていいものではないと決めつけておく
9月○日 「日記を書くようじゃおしまいだね。それを読むようじゃ、救いがたいね」というコピーを考えたが、実際に使う勇気はなかなか出ない。数少ない読者に喧嘩は売れないが、こびは売りたくない。
じゃ、一体何が売り物なんだ???自問自答する。答えは「それがあれば苦労しない」だ

今週の「最近の言葉」は文芸している。作家と議員の言葉、議員さんの言葉もシュールで文芸チックだ
関川夏英が「私の好きな歌」で選んだ中の一首
”携帯に/寄り添い歩く/皆々様。/そいつは全部空耳ですぜ”(本下いづみ)
「そいつは全部空耳ですぜ」が頭の中でこだまして困っている。どうぞあなたもご一緒に「そいつは全部空耳ですぜ」。可愛そうに、もう耳から離れませんぜ、その言葉

家を出てしばらくして雨がポツリ、ポツリと落ちてきた。
”鉄砲で/雨粒を撃つという/離れ業の持ち主(ひょっこりひょうたん島)に/なった気分で/指鉄砲”(憂鬱のK)
雨がポツン、ポツンの方が良かったかと、後悔する
9月x日 自分のHPのリンク先を検索する。一向に増える気配がない。けしからん、と思う。それでもなんやかや、リンク先をたどっていって詩のHPにたどり着く
自分の詩以外には特に興味がないのでチラっと見てサッと流す。他人には冷たい人間なのだ。それでも戯れに詩を書きこんでみる、こんなやつである

なんのきなしに 頭にうかんだ文字を 書きこんでみる
初めて来たはずみで 書きこんでみる
そしていつものように 後悔している
どうやら詩人とやらにはなれそうもない

題は「ただ、なんとなく」とした。詩人にも歌人にもなれないのは分かっているのではあるが、では一体なに人ならなれるのだろう。年をとれば老人に、もっととれば死人にはなれるのだろうが、あまり嬉しくはない。女性なら美人・麗人・佳人あたりになれればいいが、さて男ならば…。変人・奇人あたりだろうか…。それなら可能性はありそうな気もするのだが
やはり、それもあまり嬉しくはない

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