本を買うと宣伝やらなんやらが書いてある帯が、惹句(じゃっく)です。まあ、キャッチコピーですかね
殆どの人が読まないうちにごみ箱にポイ、なんて悲しすぎる
惹句を中心に、有名無名のキャッチコピーを収録。寸評付きでお楽しみあれ
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集合型特集 | 何故だか目に付く、集団威圧型CM。一歩間違えると逆効果 |
旅のジャック | 旅行。言葉で旅愁をかきたてることの難しさ |
看板のジャック | 気になった町の看板 |
食べ物のジャック | 食品は数々あれど面白いコピーは少ないようだ |
HPのジャック | このHPの宣伝文句を中心に |
辞書のジャック | 辞書にも色々あるのである |
飲料のジャック | 飲み物もふざけたものは少ないようだ |
ほんのジャック | 本来の本のじゃっく。これだけで買ってしまうことがある |
あなたのためにできること。 |
収録:NEC |
寸評:新企業スローガンなのである。これが新しいNECなのである。このコピーを中心にありとあらゆる国の職業・階層の様々な顔、顔、顔である。集合体である、団体である、塊である。見上げているのである、コピーを。 でも何故か私が見あげられているようで少し圧倒される。結構不安になる。意外と気分が悪くなる。もしかしたら、逆効果だったりして、、、 私のためにできること「少しほっておいてください」なのである |
全JAバンクで
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収録:JAバンク |
寸評:ライフセーバーと言っただろうか海の監視人、溺れた人を助ける屈強な若者の体、体、体。双眼鏡、双眼鏡、双眼鏡なのである。安心してね、ってメッセージは伝わった。十分過ぎるほど。 でもこの一面の双眼鏡の数々を見ているとなんとなく不安、何故だか悪寒、どうにもいかん。 これもやっぱり逆効果なのでは、、、、なんかやっぱりJAバンクって危なそう、、、て気になってしまった |
100か国以上の人々が、カムリのある生活を選びました。 |
収録:TOYOTA |
寸評:これは世界地図をバックに新型カムリ、それを中心に人々の輪、輪、輪である。右端にちょっと離れて西田敏行。みんな笑顔である。笑顔、笑顔、笑顔である。 当たり前である、泣いている場合ではない。前の二つの圧倒的な威圧感に比べてこの集団威圧型CM、中途半端である。100か国以上というからには100か国の人々の笑顔を見せるぐらいでなくては迫力がない。数えたら60人もいないではないか、と多くても文句を言う、少なくても文句を言う私。そういうひねくれた人間なのである。 100ヶ国や100カ国ではなく100か国としたのには私の預かり知らない深遠な意味が隠されているに違いない、と意味もない深読みをしている私 |
僕の「ただいま」に 子供の頃より大きな声で 「おかえり」が返ってきた。 |
収録:JR東日本 |
寸評:「正月は、父の日、母の日。列車で故郷へ」とある。日本海側の小さな港町にはポツリポツリと明かりが点いて、向こうに見える明かりの帯は漁り火だろうか。そんな風景にこのコピーが縦書きでかぶっている。国鉄がJRになるだけでこんなに宣伝がうまくなるものなのだろうか。窓にともる明かりは、本物なんだろうか、もしかしたら処理したものかもしれない。そんなことを思うほど郷愁をさそうか細い明かりに見える |
完全明朗会計 |
収録:五反田歓楽街 |
寸評:誰が考えたのだろうか、凄い、コピーだ。これで本当にお店にキャッチされた殿方も多いのではないだろうか。但し”成る程、完全な明朗会計だから絶対に安心なんだ”とはいかないのが世の中である。不完全な明朗会計が存在することからも、その胡散臭さを推測することが出来る。もちろん安全を保証しているわけでもない。 |
つべこべ言わんと お食べやす。 |
収録:マロニーちゃん |
寸評:縦書きのこのコピーの横に中村玉緒が泰然と微笑んでいる。鍋のマロニーちゃんを食べようと、悠然と微笑んでいる。その周りには老若男女から寄せられたとみえる質問が書かれている。”そんな細かいことわてに聞いてもなんともなりません”って感じですかね。それこそ「つべこべ言わんと、お食べやす」(ほんとにうまいのだろうか?dareka 教えて) |
新聞から拾った「最近の言葉」も相当うなります |
収録:大人の♂の言葉遊び「言葉の杜」 |
寸評:このHPで一番人気の高いコンテンツを全面に押し出して、アクセス数アップを狙ったコピーの第三弾。最近はこの後に「作者は毎週うなってます」と付けている。言葉にうなっていることとHP作りに苦労していることをかけているのだ。誰も気づいていないかもしれないが、こういう小技がこのページの「ウリ」なのだ。誰も気づいていないかもしれないが
^^; アクセス数は一向に伸びないから多分誰もき・づ・い・て・い・な・い・の・だ・ろ・う・が |
「読みたい」人にティータイムの安らぎを |
収録:大人の♂の言葉遊び「言葉の杜」 |
寸評:リンク情報「Wojison's FANTASY」の紹介用のコピー。このページでオンラインマガジンもやっていてその題に引っかけてある。実際に行ってみないと気づかない。行ってみてもき・づ・か・な・い・か・も・し・れ・な・い・が 以下は紹介文の全文 「ヲジソンと読むらしい。ものがたりのページ、イラストのページ、ティータイムマガジンのページ、リンクのページの4つのコンテンツから出来ています。この中のものがたりのページに各種の物語、切ない話やハッピーエンドの話、地球滅亡の危機迫るてな話がてんこ盛りです。私のお薦めはAn Old-Fashioned Street。京都で過ごした学生時代の思い出を軽いタッチで描いています。現在39編になっており、一つ一つの短いエッセイとして読んでも、一つの連続した物語として読んでも面白いと思います。 えっ!他のは面白くないのかって?すみません、まだ読んでいないんです^^; Datte,Ryou-ga,Ooindamono(独り言)全部読んでから紹介したのでは再来年になってしまいます」 何故か自分のページよりも力が入ってる気もするなぁ ^^; |
気楽に読めるコラムとエッセイ、最近気になった言葉を集めました きゅんとして、ほっとする。じーんと来て、はっとして、ガーンとなるのです |
収録:大人の男の言葉遊び「言葉の杜」 |
寸評:最初にこのホームページの扉にしたためた宣伝文の改良版。これでも最初のに比べればかなりましになっている。軽すぎて何も残るものがないせいか、いっこうにアクセス数は増えなかった。こっちの方がガーンとなってしまった(笑) |
「新スタートに
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収録:広辞苑 |
寸評:「新スタートに」そして広辞苑の背表紙、「備える」と連なる。ビジュアルを文字として文章にはめ込んでしまった。なかなかやるではありませんか、岩波書店さん。 老舗の余裕を感じます。「国語+百科の最高峰」は嘘ではないでしょう。 社会人になってようやく買えた辞典でした。今でも使っています。昼寝用の枕としても大変重宝しました。眠るだけで賢くなったような気がしたものです |
「ことばも新調する春。」 |
収録:大辞泉 |
寸評:「祝・御入学/祝・御進学/祝・御就職」で小学館の辞書「大辞泉」を十枚の新調したYシャツが取り囲んでいる。春だ!新しい季節、シャツも新調。辞書も新調 ビジュアルの強みと弱みを合わせて示す。新調したシャツが雄弁に物語る、力強く語り掛ける。それだけに言葉だけなら感じない男性ユーザーに力点を置いた(と勘違い)印象を受ける。もう少し頭の方も新調しないと、作り手は慎重にならないと。ねっ小学館さん |
おかげさまで50周年、ご愛読ありがとうございます。 |
収録:現代用語の基礎知識 |
寸評:面白くもおかしくもないコピー。でもこれが同一の新聞の朝刊にイミダス、知恵蔵と並んで宣伝されていると(下と比べて)「さすが老舗」なんて思っちゃうんだな |
「知らんぷり」していると、世間からズレちゃうぞ。 |
収録:知恵蔵 |
寸評:石膏で出来たギリシャ彫刻を模した?顔のめがねがズレている画像の横にこのコピーがある。石膏の顔には目があるのかよく分からない。何故、ギリシャ彫刻なのかも私にはよく分からない。世間からズレているのは私の方だろうか |
コトバは産まれつづける |
収録:imidas |
寸評:表面に最新の語を印刷された卵が6個にこのコピー。成る程、卵から産まれるわけだ。よく見ると「デジモン」「DVD-RAM」なんて言葉も載っている。それにしても、一体誰がこの卵を産む鶏を生み続けているのだろう |
あなたは、
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収録:サッポロビール |
寸評:あえてコストの高い「アロマホップ」でっせ、お客さんとばかりに「いまこそサッポロビールのこだわり」なのである。中味で勝負なのである。やはりビールである。 こだわらなければならないのである。おまけで客を釣ろうなんて根性は許さないのである。 本とにけしからん。中味かおまけか、二者択一なのですね。どっちも欲しいはいけないのですね。私少し淋しい。明治復刻ビール、美味しかったんですが、、、 もちろん欲しいのは美味しいビールです。 |
こだわりオピニオン募集第3弾 |
もっとたくさんのみなさまに
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収録:アサヒ飲料 |
寸評:「さらに安心できる飲料へ」 洋ナシの果汁をプラス、ノンカロリーのまま、果汁は1%から3%へ。オー・プラスは新しくなったのだ。よかった、よかった。文句無し、のはずなのだが。新聞一面広告の下の方に小さくお詫びがある。「オー・プラスの旧処方品につきましては、一度に大量に飲みますとお腹が緩くなる恐れがございました。一部のお客様にご不安を与える結果となり、心よりお詫び申し上げます」新聞でも報道されたが、飲みすぎるとお腹が緩くなってしまうのだ。緩くなる。うーん、よう分からん。まっ、下痢するってことだろうね。有体に言えば。 なんか、誤魔化されてるみたいだね。何も知らなければ、果汁が増えたって喜んで、あんたは偉いの一声掛けたくなるぐらいのもんだ。どうもこういう会社のいうことは信用できない。まず、お詫びでしょ。ごめんねゲリって!とかなんとか「でかでか」とかましといて。ついでなんで、果汁も増やしときました。てな具合にスマートに行きたいよねアサヒ飲料さん。 |
アサヒ飲料/オー・プラス・乗り換えて |
アサヒ飲料「Eau+(オー・プラス)」について |
おまめのオッパイはおいしい |
収録:豆乳で作ったヨーグルト |
寸評:そのものずばりの名の商品だ。コピーもそのものズバリだ。オッパイのおまめじゃなくてよかった、でもこっちもxxxxぞ |
奥様からの誘いは跳ね返せなくても、中年病は跳ね返せます。 |
収録:別冊宝島455 中年病を跳ね返せ! 厄年突破編 |
寸評:畳に敷かれた布団に寝ている旦那様に「腕ひしぎ」の荒業を掛けている奥様。この写真にこのコピー。相変わらず飛ばしていますなあ、宝島さん。 頑張れ、別冊「奥様の誘いを跳ね返せ」を期待している!?世のお父さん方。 |
桐野は決して
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収録:柔らかな頬 |
寸評:自筆と思われる縦書きコピー。腕を組み何か遠くを見ているような眼差しの女性が一人。本人だろうか?他人だったら笑えるのだが本人なんだろう、きっと。 最近の女性作家という方々はなんかかっこいい人が多くなったような気がする。私だけだろうか。自分を姓で「桐野」なんて言いきってしまわれると「へへーまいりました」となってしまうのである。「裏切らない」のである。しかも「決して」なのである。 男にはちょっと言えないなあ、と思わざるを得ない、のである |
ビューティー
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収録:講談社 |
寸評:雑誌のキャッチコピーシリーズの一つ。VoCE(ブォーチェ)月刊480円。 分かりません。これは何が何だか分かりません。1999、1月号には「’98をイカせた最高の化粧品」「’99年型全盛美人髪型揃」とかがあるらしい。 化粧品が一体何をいかせたんでしょう?これを使った人はもれなくキレイになった。らしいのですが、私には良く分かりません。分かりたくもありません。とにかく男には預かり知らない世界が歴然と存在しているということだけが理解できたわけです。 |
サラリーマンの話題は
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収録:週刊現代・講談社 |
寸評:そうかこれ一冊でいいのか、と中刷り広告の見出しを見てみれば。石井苗子の衝撃裸身であり、工藤夕貴の完全ヌードである。ま、これは押さえておきたいね。原・理論は巨人キャンプの笑いもの、ホントに変わった阪神◎だ、とキャンプ情報が続く。やっぱり球春。B急グルメに久保純子。売り出しマンションランキングに都知事選裏情報、三田佳子の家族崩壊に桜前線、iMacでプレステが動いた。おお、忘れていた大西結花復活ヘアヌードだ。痒いところに手が届く、かどうかは分からないがこんなもんなのです、近頃のサラリーマンは。ちょっと馬鹿にされているのだ。でも「だんご3兄弟」の秘密、にはそそられるものがある |
じゅあ みなさん
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収録:宝島社 |
寸評:「おじいちゃん/にも/セックスを。」のショッキングなコピーとともに一面を飾ったあの渋いおじいさんが実はそんなに偉い人だなんて知らなかった。その時の一面広告の縮小版に黒い縁取り。右上には上記の縦書きのコピー。「『戦後派最後の詩人』田村隆一氏のご冥福をお祈りいたします 宝島社」簡にして祖、しかし深い。 詩人は8月26日食道ガンで死去した。冷酒を一合ほど味わい「うまい、もういい」と言ったのが最後で眠るように逝ったという。広告は9月9日の朝刊に掲載された。 |
国民的
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収録:FRIDAY(フライデー) |
寸評:ある日新聞の広告で週刊誌の見出しを見ていて気付いた。誌名の横に惹句。週刊250円。 うーん、今時国民的なんて言葉を使うんだろうか? 国民的美少女と言われたアイドルもF1レーサーの赤ちゃんを産む時代なのに。陳腐だ。 でも、それなりか。いや、かなりはまっているか。意外と、いけるかー |
5日と20日はノンノの日 |
収録:nonno(ノンノ) |
寸評:その気で見ると、あっちにもこっちにもコピーがついている雑誌ばかりだ。そうか、ノンノは5日と20日が発売日なのだ。410円。 隔週って事とはちょっと違うのだろうか、などとあらぬ方向に考えがいってしまう。 ”即効!らくらく顔やせ・脚やせ・お腹やせ”の見出しでつられる人って、一体何者。 この手の「xxxの日」みたいなコピーが頭の中を回っているのだろうか? この手の雑誌を |
朝日新聞社の
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収録:論座 |
寸評:わざわざ”朝日新聞社の”とうたってしまうところが、いやはや、なんとも。月刊780円 誌名の「論座」もいやはや、なんとも |
朝日新聞の
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収録:SCIaS(サイアス) |
寸評:わざわざ”朝日新聞の”とうたってしまうところが、いやはや、なんとも。隔週500円 でもこちらには社を付けないところがまだ奥ゆかしい!? |
トレンドマガジン |
収録:DIME(ダイム) |
寸評:そのままやんけ。ちっとは芸を見せんかい。技を使わんかい。隔週330円。 この手の雑誌でトレンドマガジンでないものはないはずだが。トレンドマガジンの中のトレンドマガジンと言いたいのだろうか。それとも断らないと危ない本と誤解されるからなのだろうか |
ハッピー・キャリアのライフスタイルマガジン |
収録:Domani(ドマーニ) |
寸評:どんな人が買うのだろう、まさか大蔵省の役人だったりしたら笑える。月刊620円。 カタカナにすりゃいいんだろうか。そもそも意味が通ってるんだろうか,このコピー。 それにしてもドマーニとはなんだ。なんなんだ。この程度の言葉も知らないような無知な輩はハッピー・キャリアにはなれないってことね、きっと。 ちなみに目に付いた記事の見出しは”超おすすめの白パンツ・11本の魅力と” 「そうだ、パンツは純白、心の純潔」ってあなた。これズボン特集ってことでしょ? |
本書をもとめよ、さらば笑われん。 −本書は哲学書ではない。哲学を期待して本書を買った人は、石ころだと思って拾ったものがダイヤモンドだったことが分かった場合と同じ失望を味わうであろう。 |
収録:哲学者かく笑えり |
寸評:よかった、やっと惹句が出てきた^^;。このコピーといしいひさいちの表紙だけで買ってしまった本。この作者、れっきとした哲学の教授なのにこんなしょうもない本を三冊もかいている。もちろん本書がダイヤモンドだったことが分かった時はがっかりした(笑) |
著者自身による本書の読み方 -本書の読み方は簡単である。暗号で書いてあるわけではないから、普通の日本語として読んでいただきたい。ページは若い順に読んでいき、行は右から左に、文字は上から下に読んでいただければよい。なおこの読み方が理解できない人はどういう動機で本書を買ったかを、今後の参考のために御一報いただければ幸いである。 |
収録:われ笑う、ゆえにわれあり |
寸評:教え子の柴門ふみによる似顔絵入りの惹句とともに、これだけでも十分に笑える「笑う哲学者」の第一弾。この惹句が、この本の中で一番面白かったかもしれない(笑) |
著者自身による本書の五大保証 1 本書を読んだ後は何らかの意味で賢くなっていることを保証 2 前著より質は落ちていないことを保証 3 適切な読み方をすれば笑うことも泣くことも学ぶこともできることを保証 4 どうしても面白くなかった人には返金を保証 5 都合により保証を撤回するこ場合があることを保証 |
収録:われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う |
寸評:「笑う哲学者」の第二弾。本の中味をそのまま引用する手段はそのまま。そればかりか第一弾の本の読み方もそのままのっけてある。編集部曰く、「本書も読み方は同じである」本もジャックもふざけているのである。中味はこんなHPより数倍面白い |
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