1998年10月の日記
1998.10.14
今，高知の実家の母が尼崎の家に来てくれていて，義母の世話だとか，色々手伝ってくれている．うちの母は私が生まれる頃から，中華料理やで朝は１１時から夜は１０時までずっと働いて，休みといえば，正月の２日間だけというハードな人生を送ってきた人である．私は高校生になるまで夜９時には寝る人だったので，母とは朝ちょこっと会うだけで，大学に行ってからはずっと離れていて，実家に電話したり帰省したりすることもあまりなかったので，母とはずっと疎遠だった．結婚してからは私はこっちの人になってしまったし，困ったことがあっても母に相談することはなかった．それが，今回の実家のもめごとで母から相談があって，母も中華料理やがつぶれて暇になったこともあって，うちにちょくちょく遊びに来るようになった．こっちは義母の件であたふたしていたので，ちょうどありがたかった．母は３０年以上家事をしていなかったので，家事は不得手である．でも，今うちで，不得意なりにがんばってやってくれている．
昨日，会社から家に帰って玄関をあけたらすごくいい匂いがしていた．母が魚と野菜のスープを作っていたのである．外から帰ってきて，扉をあけた瞬間においしそうな匂いがして，なんだか，ものすごく幸せな気分になった．こんなことは生まれてはじめてである．そりゃそうだ．いつも自分がご飯をつくっていたのだから．小さいころはそんなこともあったのかもしれないが，忘れてしまっていた．外から帰ってきて暖かい家庭があるというのは，なんと幸せなことでしょう．
なんてことを生まれてはじめて経験しました．
1998.10.16
今朝ラジオで３日前の１３日に元バンヘイレンのサミーヘイガーが51才の誕生日を迎えて，メキシコで恒例のどんちゃん騒ぎをやったといっていた．サミーヘイガーさんもバンヘイレン抜けたあとのバンドでのライブの模様をWEBの公式サイトにのせていたが，バンヘイレン当時の面影はすでになく，ごっつへたくそなボーカルになっていて，ショックだった．（というわけで，あまりにも残念なので，サミーヘイガーのページにはここからはリンクしない．）あんなにうまかったのに音痴になって，しかも音域がせまくなっている．テキーラの飲み過ぎか？やはりいいボーカルはいいバックが育てるのか？継続して唄い続けることがボーカリストにとってどんなに大事なことか実感した．松田聖子も昔はあんなに歌がうまかったのに，売れなくなったらごっつへたになっていた．話がそれたが，そのお誕生日どんちゃん騒ぎはもちろんコンサート形式だったのだが，お客とごちゃになってサミーヘイガーが楽しんだのだそうです．いいなあ，アメリカ大陸は．いろんなことがあって．
サミーヘイガーもいい年だが，私もめでたく四捨五入して４０になれたのを記念して，「敬老パーティ」を友達が開いてくれた．会社の人に誕生日を祝ってもらうなんて前代未聞である．それも，面子は違うが２度に渡って祝ってくれた．１回目は尼崎市塚口にあるさんさんタウンという雑居ビルの地下にある「けいこ」というお好み焼き屋さんだった．（強いて名指しさせていただこう！）みんな演奏やら引っ越しの後でおなかが空いていたので，客の空いている店でゆっくりしたいとのことで，ちらっと見た感じ空いている店ということではいった．客が１人も居なかった．店員も居なかった．しかし，私たちがわいわいさわいでいると，１人の老人がどこからともなく現れた．嫌な予感はしたが，関西でお好み焼きというと，まあ，そこそこで，はずれというのはあり得ないし，皆疲れていたということもあってとりあえず，注文することにした．目の悪い私は気がつくのが遅れたが，なんとごきぶりが何匹も机をはっていた．
きゃーーーーーーーーーーー．(>o<)/
私はこの世でごきぶりが最も苦手である．思いっきり，体を使って，店でごきぶりがいるということを主張しまくると，先の老人がやってきて，キンチョールスプレーで駆除してくれた（らしい．私は机から離れていたので詳細をみていなかった）．まあ，お好み焼きだし，鉄板で消毒するからいいかと気をとりなおして，お好み焼きを注文する．なかなかお好み焼きが出てこないのでビールはお好み焼きがくるまでになくなってしまった．ついにお好み焼きのようなものが冷たい鉄板の上に配られて，あまりにもひどいので，机の上の青海苔とソースでお好み焼き味を作って食べた．最後まで他の客は現れなかった．そして，皆店から出て，この店には２度と入らないと誓い合った．散々食べた後になって，となりの机にいたN尾が「あの青海苔，おもいっきり，キンチョールかけとったで」と言った．さきいわんかい．お好み焼きを食べに行ったのに，キンチョール焼きを食べてしまった．要注意の店である．近辺の人はご注意．
1998.10.28
昨日バンヘイレンのエディとゲイリーがニュースステーションにでていたらしい．なんで，出ている最中に電話してくれないで，後からメールで教えてくれるのか(T_T)バンヘイレンのページを，「うれし」モードでコンサート翌日にアップした私ですが，その後かなり修正・追加したので，一度見た人ももっかいみてね．特に，音は一個いい雰囲気のを追加しているので，是非きいてね．コンサートとは関係ないけど，雑誌のPlayerのエディのインタビューみてたら，ゲイリーはエディのお宅の離れに居候していて，息子のウオルフガング君のお守りをしているらしい．完全に「犬」状態である．コンサートの最後のほうで，Right Nowをやったのだけど，この曲でゲイリーは最後だとおもっていたらしくて，一生懸命「Good night OOSAKA!」をくりかえして，じゃーーんんっておわったのだけど，そのあと，エディが間を入れず本当の最後の曲「Aint talk about Love」のイントロにはいってしまった．これってエディがわざとやったんかな．
バンヘイレンといえば，ＣＤ屋さんとかいって「ハ」のとこでさがして無いと思っていたら，「ウ」のとこにおいてあったりする．大体どこの日本人が下唇をかみながら「う゛あん，へれん」なんて正しい発音しているか？？関西人やったら（別に関西人でなくてもいいですが）「バンヘイレン」もしくは「バンヘレ」ってゆうっちゅうねん．ところで，関西人はマクドナルドのことを「マクド」といいます．マックとはマッキントッシュのことなので，この言い方はいいとおもいます．これよんで，関東の方が「マ」にアクセントをおかれるかもしれませんが，正しくは「ク」を２音上げのアクセントで御願いします．
バンヘイレンとボーカルの関係って女と男の関係に似ている．別に誰とは言わないが，最初に学生のころからつきあっていた男と結婚する．自分と性格もあっててどこにツボがあるのか，知り尽くした関係である．しかし，男が他に自分をアピールできる趣味とかに走って，もしくは他の女と浮気したりして，二人の関係がうまくいかなくなる．二人ともお互いを認めあってはいるのだが，プライドとかも関係して，離婚してしまう．（デイブとのおわかれ）女のほうは，今度結婚する男は絶対に前の男よりも「格が上」の男を捜して見返してやろうとする．で，実際，ハンサムで仕事もできて回りに認められている男と再婚する．（サミーの加入）意識していないが，前の男に「ふん，あんたなんかと別れて，私はこんな幸せになったのよ．ざまあみろ」と思っている．ところが，その男は確かに格は上だが，あまりにも上出来すぎて，女の主張はなかなか通り難くなる．確かに回りにも認められ，収入も安定し，ばっちりの結婚生活なのだが，「本当に私のもとめていた男って彼なの？」と疑問がわいてくる．そんなときに，前の夫とばったり出会ってしまって，やけぼっくいに火がつく．（デイブとの再会）しかし，結局は前に別れたときと同じことで喧嘩別れしてしまう．そこで，結局，女は「何でも自分のいうことをきく年下の男性」をみつけて結婚する．「これが最後の結婚」と女は決心している．年下の男性は頼りないが，女のいうことを何でもきいてくれる．（ゲイリーの加入）
って思いませんか？(^^;)