10月12日 ギターのリペア2
8日から11日まで4連休だった.大半は寝ていた.風邪をひいたのです.アレルギーからくるものだったが,久々に本格的に風邪を引いた.10日は息子の運動会だった.朝からがんばって会場に出向いたが,会う人会う人,私をみて,あまりの形相にひるんでいたようだった.体調がすぐ顔にでるタイプなのだ.そして,途中で退場してしまった.悪い母親だ・・・.
8日にすでに調子が悪かったので耳鼻科にいった.「そんなにひどくはならないでしょう.」って嘘ばっかりだった.先生,信頼してるのに・・.
8日はそれでもまだ元気だったので,アーミングのたびにブリッジがボディにあたってコツコツいうようになったのをなおしてもらおうと,梅田の三木楽器へ行った.
カウンターには,「こんなもんですよ」のにーちゃんがいた.ハンサムだが,性格は最低というレッテルを貼っていた.ぶんぶん勢いをつけて行ったのだが,実際店員にあうとしょぼしょぼになってしまった.それでもがんばって,「おたくでブリッジ交換したら,こつこついうようになってもたよ」をソフトに翻訳しつつ,苦情を言った.にーちゃんの反撃は,
- フローティングにしないと,コツコツいいます.
- フローティングにすると弦高があがります.
- お客様(私)は弦高を低めにということでしたので,フローティングされるとご希望に添えないかと思います.
- 弦高とアームの兼ね合いで何かを犠牲にしなくてはなりません.
- その兼ね合いは個人の好みによりますので,お客様の好みにあうように,色々やってみるしかありません.
というものだった.このにーちゃん,私がリペアだしたとき,弦高低めにって言い忘れていて,後から電話して弦高を低めにしてくださいと言ったこと,ジェフベックをやるからアームはどうしても必要と言ったこと,最初にギターがもどってきたとき,弦高をみるのにタッピングまがいをしたこと,全部覚えていた.(陽には言わなかったけど,話の筋で覚えてくれていることがわかった.)
そして,「お客様の好みにあうよう」自分でやってみといわれたのだが,「ええええ〜〜〜,大変そう!!」と私はごねた.すると,にーちゃんは諦めて,カウンター業務をほっぽらかして,ギターの調整を始めてくれた.
フロアではあぶなそうな客がわんさか勝手なことばっかやっている.しかし,客が買い物をするといって,にーちゃんを呼ぶまで,私のギターにつきっきりとなり,30分にわたって,わずかなフローティング,オクターブチューニングをやってくれた.フローティングは単に,ギター裏のねじをゆるめるだけでなく,バネの引っかけ方を色々換えてくれたりしてくれた.一つ変更するたびに,アンプに通して音を確認しチューニングするという作業だった.
アンプを通して試奏するにーちゃん,結構ギターうまかった.(当たり前か)
調整が終わり,「試奏してみてください」といわれた.そうだった.試奏しなきゃ.でも,なにひこう?アームの調子みるのに,ライトハンドはないしな.(^^:)ちゅうことで,しょぼいサイコサムのリフをひき(ほんとにしょぼかった.にーちゃんのピッキングは強かった.私は弱かった)アームしてみたら,コツコツいわなくなり,ほぼ,昔の状態に復帰していた.しかも,弦高もほとんど高くなっていなかった.
「弦を張り替えたら,またチューニング狂ったりするので,弦を張り替えたときに,さっきにーちゃんがやったことと同じことをやって,自分で調整してみてください.どうしてもできなかったら,また,タダでやってあげます.でも,ギターもってくんのって,結構重たくて大変でしょ.」といわれた.(ギター持ち歩き慣れしてないのバレバレ)
でも,結構いい人だったことがわかった.
家に帰って弾いてみたら鳴りが悪くなっていた.フローティングにしたのだから仕方がない.ブリッジ交換した時,鳴りが良くなっていたのは,前はフローティング状態で,交換時にリジッドにしたからだったみたい.弾き易さは変わらなかった.前からおかしかった2弦のオクターブチューニングはやっぱりおかしかったけど,(にーちゃんの調整時にも言っていた)とうとう治らなかったみたい.
今度試奏するときは,ちゃんと弾けるように練習しておこうと思った.また,あのにーちゃんとお話ができたらいいなと思った.
10月15日 ウエブリンクについて
このK's Areaをみて,「リンクを貼ってください」とおっしゃるとてもありがたい方が,たま〜にいらっしゃる.「リンクを貼ってください」=「あなたのページに来た人に私のページを紹介してください」=「あなたのページに来る人に期待してます」ということだ.
そういう場合,よっぽどの事(売買目的,いやがらせ,営業目的など)がない限り,喜んでリンクを引き受ける.すてきなバナーはないですかー?紹介文はこんな風でいいですかー?相互リンクにしましょうかー?など,見知らぬ人とはいえ,ありがたく承る.
でも,「それはないんじゃないかー?」と思うことがあった.
K's Areaのあるページをみて,そこのコーナーで,「○○も紹介してください」というメールをいただいた.○○に対する自分の思い入れと,自分の仕事に対する姿勢などが切々と語られた長いメールだった.○○は彼の仕事の一部だったのだが,彼がどんなに○○について一生懸命取り組んでいるかが感じ取られ,○○の内容もすばらしいもののようだったので,私のページで紹介することにした.しかし,私が○○を使ったわけでも,見たわけでもないので,彼が作っているホームページのなかの,○○のコーナーを見に行った.写真入りで紹介してあり,とてもわかりやすいものだった.○○のページを見ましたと返事を書くと,○○に関係した人々の喜びの声を集めた文章と,○○に類似した他のものをけなす内容のメー10ルが返されてきた.
この時点で,「喜びの声」というのが,よくあるチラシ広告の「幸せのなんとか」みたいだなと思ったり,他のものをけなすというのが,ちょっと気にかかった.
しかし,K's Areaのそのコーナーは,よいものは何でも紹介して,情報を交換しあってよりよいものをゲットしようという趣旨なので,彼がどういう人であろうと,良いものは紹介するべきかなと判断した.彼のホームページで○○を見たものの,自分で体験したわけではないので,一応彼のホームページの○○のコーナーをリンクした.
事後報告ではあるが,「リンクしましたので,確認してください.こんな感じの紹介でよろしいでしょうか?」というメールを彼に出した.そのメールの中には,彼が前のメールで書いてあった他の類似したものについて悪く言っている点に対し,「自分が経験した範囲ではそんなことはありませんでした.また,これらについては,これこれのメリットがありますが,○○はどうですか?」と○○について質問する文章も入れた.
ところが,それ以来,彼からは何の返事もこなかった.リンクさえすれば,後は用無しということか?ふつうリンクしてもらったら,そのリンクの仕方を見て,それでよいかどうか見るのではないだろうか?お礼を言ってもらいたいというわけではないが,礼儀として,何かメールを返すものではないだろうか?それに,個人的に出したメールの中で,さんざん他の悪口を言ったあげく,相手から質問されると答えないというのは一体何だろう?
10月22日 長電話
最近,情緒不安定とよく言われる.イライラしているのだろうか?なんだか,すべてが悪循環に思える.確かに困っていることも現実にあったりする.
ゆうべ,YAHOOのページャーを開いたら,ジェフベック関連で友達になった「働く主婦で子持ちでギターを練習していて年もほとんどいっしょ」という運命的としか思えなかった人がたまたま入っていて,ふたりでぺちゃくちゃしゃべった.どうもページャーはまどろっこしいので,電話することにした.
あっという間の1時間だった.次の日の会社とか体調とか気にしなければ何時間でもしゃべっていたことだろう.上記条件以外にも,彼女とは本当に色々気が合うことがあったり,同じ悩みを持っていたりして,会話の中でも「そうそう!」が何度出てきたことか.
結構気晴らしになった.彼女も私もメールが来るとうれしいたちで,掲示板なんかも二人でいろんなとこに書き込んだりしている.二人ともインターネットの恩恵に預かっていて,たぶん,彼女も私もインターネットが好きとか思っていた.
しかし,昨日電話して思った.インターネットが好きなのではない.しゃべるのが好きなのだ.私は,仕事上,ほとんど普段人と話をしない.会議の時は別だが,朝から誰とも話をせずに,お昼になり,初めてご飯をたべるため,口を動かして,顎がなまっていて「いたた」なんてこともあるくらいだ.
人との接触に飢えているのかもしれない.