1999年11月の日記

11月2日 あがり症

11月6日 ギターのお稽古

11月12日 私はせこい

11月26日 スタジオ練習


 11月2日 あがり症

10月30日の夜,博多から友達が来阪するというので,大阪組(といっても,私は兵庫だが)でオフ会をすることになった.そう.博多の友達というのはインターネット上で知り合った人である.生まれた日が数ヶ月しか違わず,同じような年頃の子供がいて,音楽の趣味なんかもあうという共通点があって,おつきあい頂いている.

その人が博多に住んでいるということから,当然ながら,初めてお会いする機会だった.インターネット上ではさんざん話をし,お互いwebページを持っているので,顔見知りなわけだが,いざあうとなると,やはり心構えは全然違ってくる.私は全く気にしていなかったつもりなのだが,心のどこかでとても気になっていたらしく,当日朝から体調が悪くなってしまった.昼頃にはおなかをこわし,心臓はばくばくだし,何か気が落ち着かない.最初,それがオフのせいとは思わず,なぜ,今日は調子が悪いのだろうと思っていた.

オフに行く直前,自転車を出したりしながら,忘れ物に気がつき,3回も家に忘れ物をとりにかえった.なかなか出発できない.いざ,出発すると,心臓ばくばくはさらにひどくなり,駅で気持ちが悪くなってしまった.吐きそうである.しかし,まだ,それがオフの緊張とは自分で気がつかない.気持ち悪くて仕方がないが,電車にがんばって乗る.いすに座って深呼吸するが,なんだか,手のひらに汗までにじんできた.

梅田の乗り換えでは,電車から出るのがおっくうになり,自ら言い聞かせて電車からやっとおりた.そこでやっとオフの緊張だということに気がついた.すると,だんだん,気分がましになってきた.

現地につくと,10月22日の長電話の彼女が偶然同じ時間にやってきた.聞けば,彼女も同じ症状だという.二人して,緊張のあまり,電車で吐きそうになったのである.それを聞いて,なんだかとても安心し,緊張がわーーーっとほぐれた.

その後,ご本人(家族4人でいらっしゃった)と,エスコートの大阪の人(この人も私の顔見知りである)にお会いし,一気に,緊張がうれしさに変わった.その後は楽しいことばかりだった.

この緊張の性質は「飛行機に乗るとき」の緊張と全く同じだった.

そういえば,初めてのオフのときも,私は緊張していた.ジェフベックのコンサートのあとだったが,忘れ物を3回し,このときは家に戻ることもできなかった.コンサート会場のトイレにパンフレットをおきわすれたり,公衆電話にパンフレットを置き忘れたり.

2度目のオフのときも,緊張しすぎで,気分が悪くなり,新幹線で頂点に達して,京都で降りてしまった.

一体何に緊張するのか?その原因すら本人にはわからない.間違いないのは,必ずその後,楽しいことが待っているということである.つまり,「遠足に行く前に必ず熱を出す子供」と同じである.そういえば,小学校の遠足のとき,私は鼻血が止まらなくなり,ぼたぼた出血しながら遠足に参加したのを覚えている.

この緊張の原因と解決方法をご存じの方,ご一報ください.

 

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