11月2日 あがり症
10月30日の夜,博多から友達が来阪するというので,大阪組(といっても,私は兵庫だが)でオフ会をすることになった.そう.博多の友達というのはインターネット上で知り合った人である.生まれた日が数ヶ月しか違わず,同じような年頃の子供がいて,音楽の趣味なんかもあうという共通点があって,おつきあい頂いている.
その人が博多に住んでいるということから,当然ながら,初めてお会いする機会だった.インターネット上ではさんざん話をし,お互いwebページを持っているので,顔見知りなわけだが,いざあうとなると,やはり心構えは全然違ってくる.私は全く気にしていなかったつもりなのだが,心のどこかでとても気になっていたらしく,当日朝から体調が悪くなってしまった.昼頃にはおなかをこわし,心臓はばくばくだし,何か気が落ち着かない.最初,それがオフのせいとは思わず,なぜ,今日は調子が悪いのだろうと思っていた.
オフに行く直前,自転車を出したりしながら,忘れ物に気がつき,3回も家に忘れ物をとりにかえった.なかなか出発できない.いざ,出発すると,心臓ばくばくはさらにひどくなり,駅で気持ちが悪くなってしまった.吐きそうである.しかし,まだ,それがオフの緊張とは自分で気がつかない.気持ち悪くて仕方がないが,電車にがんばって乗る.いすに座って深呼吸するが,なんだか,手のひらに汗までにじんできた.
梅田の乗り換えでは,電車から出るのがおっくうになり,自ら言い聞かせて電車からやっとおりた.そこでやっとオフの緊張だということに気がついた.すると,だんだん,気分がましになってきた.
現地につくと,10月22日の長電話の彼女が偶然同じ時間にやってきた.聞けば,彼女も同じ症状だという.二人して,緊張のあまり,電車で吐きそうになったのである.それを聞いて,なんだかとても安心し,緊張がわーーーっとほぐれた.
その後,ご本人(家族4人でいらっしゃった)と,エスコートの大阪の人(この人も私の顔見知りである)にお会いし,一気に,緊張がうれしさに変わった.その後は楽しいことばかりだった.
この緊張の性質は「飛行機に乗るとき」の緊張と全く同じだった.
そういえば,初めてのオフのときも,私は緊張していた.ジェフベックのコンサートのあとだったが,忘れ物を3回し,このときは家に戻ることもできなかった.コンサート会場のトイレにパンフレットをおきわすれたり,公衆電話にパンフレットを置き忘れたり.
2度目のオフのときも,緊張しすぎで,気分が悪くなり,新幹線で頂点に達して,京都で降りてしまった.
一体何に緊張するのか?その原因すら本人にはわからない.間違いないのは,必ずその後,楽しいことが待っているということである.つまり,「遠足に行く前に必ず熱を出す子供」と同じである.そういえば,小学校の遠足のとき,私は鼻血が止まらなくなり,ぼたぼた出血しながら遠足に参加したのを覚えている.
この緊張の原因と解決方法をご存じの方,ご一報ください.
11月6日 ギターのお稽古
この写真はジェフベックと一緒にツインリードをとっているジェニファーさんで,現在私の(一方的な)師匠となっている.写真をクリックすると,師匠のプレイをコピーした私のギター(What Mama Said のタッピング,9月10日頃収録した)が聞けます.いや,聞けるからといってどうってことはないのだが・・・.
こんな日もあったなと,個人で後々楽しむためよ.
11月12日 私はセコイ
普段,会社の実験室では一人でいることが多いので,寂しいこともあり,CDやMDでBGMをかけていることが多い.単調作業がやたら進むのは最近のドラムンベースが入っているような曲とか,単調にずっと同じリズムが続くような曲.忙しすぎてさぼりたくなってやる気がない場合は,力が入っているようなロックとか.
そうやって聞いていると,いつもかける音楽というのは大体決まってきて,毎日毎日数枚のCDをローテーションしていることが多い.たまに新しく仕入れたCDをかけると,そっちに気がいってしまうことがある.
昔,よく聞いていたCDなんかを聴くと,そのころの自分の感情とかがばーーーっと蘇ってきたりする.全然今では関係ないことでも,その気持ちだけが返ってくるのである.
たとえば,すごく哀しい気持ちで聴いていたCDをかけると,わけもなく哀しくなってしまったり.でも,本当に哀しいわけではないので,哀しい感じを楽しめる程度である.
余裕のある時は大抵BGMが鳴っている.余裕が無いときは何かに集中して専念していることが多い.その場合,BGMはほとんど耳を素通りしている.
昔は,よく自分の頭の中をある一定のフレーズや曲がぐるぐるローテーションしていたこともあった.消そうにも消せないくらい,同じ曲がぐるぐるまわり,「今日の私のテーマ音楽」になってしまっていた.
しかし,気がついたら,そういうことは最近全くなくなってしまった.多分,子供ができてからだと思う.そういう音楽が回るような余裕のあるときは,必ずBGMがなっているのである.たとえば,どこか出張に行くというときに電車の中ではMDを聴いていたりする.BGMは「ながら」音楽である.LPの時代はLPのジャケットや歌詞カードをみながら,ステレオセットの前に座って,それだけに集中していたものだが.今やそんなことはあり得ない.ビデオでもそうである.ビデオ見ながら洗濯物をたたんだりしている.
音楽が鳴っていない時というのは,大抵,何かに集中している.ご飯食べるにしても,ご飯だけゆっくり食べるということが最近全くない.外食するときだって,そのレストランのBGMがかかっていることが多いし.会社では昼休みでも仕事していたりする.仕事しながらご飯たべてお昼の放送(NHKニュース)を聞いている.常に何かをしながら,何かをしているので,さらに頭のなかで音楽を回す余裕がないのだ.やりたいことがいっぱいあるため,ゆっくり余裕持ってやるほうがイライラするのだ.
「この時間を有効に使って,余った時間でギター弾こう」とか,
「これとこれを一緒にすませて,後でホームページ書こう」とか,
要は,セコイのである.
他の人なら,「睡眠時間を削ろう」とかそういうことになるのだろうが,あいにく,私は睡眠時間を減らすとおなかをこわすので,この手は使えない.
今,このページもパンたべながら,プリントアウト待ちながら,書いている.
体育会系の趣味だったら,こんなことはないんでしょうけどね.ああ,そういえば,体全然動かしていない.今日は歩いて家に帰ろう.
11月26日 スタジオ練習
13日の土曜日に職場の友達と阪神尼崎のベースオントップへ,スタジオ練習に行った.「スタジオ遊び」ではない.「スタジオ練習」である.「ちょっと真剣に練習しよか」ということで,課題曲をシャドーオブザムーン1曲に絞り,みっちり練習した.今回リッチー加賀さんも自宅練習を積んでおり,さらに,チューナー接続用吸盤式ピックアップを購入してそれをクラシックギターに取り付け,出力をギターアンプにつないだ.すると,ギターアンプから美しいクラシックギターの音が増幅された.さらにリバーブをかけると,非常に美しい音となった.クラシックギタリストの中には「音の加工なんて」とカタイやつもいるのだが,リッチー加賀さんはその辺柔軟である.今回の練習結果を反省材料にして,さらに精進しましょうということになった.リッチー加賀さんは次の日の日曜日,自宅で練習したらしく,練習のしすぎで腰を傷めたらしい.かなりリッチーになっている.
そのときの模様もつくりました.次回のスタジオではさらにラシクなっているつもり.歌,練習しなくちゃ.(^^; 実は一番出遅れて足りして.
今後の予定としては,1.現在CDにあわせているが,MIDIカラオケにあわせる.2.さらに,リズム隊も入れて成熟させる.
実は,このユニットは,ロックギタリストとクラシックギタリストの融合ということで,うちの職場にとっては,夢の顔合わせバンドである.10年以上同じ職場にいながら,この二人が顔を合わせてバンドすることはなかった.(仕事が違うのでお互い良く知らなかっただけだが)この二人を引き合わせられただけで,私は満足である.特にリッチー加賀さんは,仕事で徹夜したりしていて,仕事に押しつぶされそうな状況であり,これは,なんとか,仕事の泥沼からひっぱりあげて,彼にとって正しい方向に私は持っていきたかったことで大満足である.リッチー加賀さん!あなたにとって大事なことは会社の仕事かー?あなたにしかできないアルペジオを奏で,そして,周りの人々を幸せにすることが大事なことなのだ!!どんっ.(机を叩く音)
ちょっと,今回は宗教じみてみました.どすこい.
私ギター練習してますが,アルペジオできません.しゅん.普段,このお二人にはエラソーにしてますが,心の中では尊敬してますです.
ちなみに,リッチー加賀さんは職場の「映画上映会」監事である.元は私がやっていたのだが,出産を機会にバトンタッチしてもらった.最近,私は映画館とかに行く機会もなくなり,映画から遠のいてしまった.ところが,話をしてみると,このリッチー加賀さんともう一人のギタリストさん(実は,リッチー加賀さんと同級生)は同じ時期にDVDを購入しており,映画の話なんかも弾んでいた.をを,やはり,この二人を引き合わせて良かった.
この日記に書くのが遅くなったのは,一応,このお二人に「アノこと書くよ」の連絡をとっていたため.
13日は,なんだかうれしい日だった.