1999年1月の日記
うちの職場はラブリーOちゃんをはじめとして楽しい職場である.昼休みは大抵しょうもないことをいいあってけらけら笑っている事が多い.仕事中でも,よく,「見学」「偵察」「用事」と称して,ひとんちの実験室に行って用事は5分で済んだ後30分とか話し込んでいることもある.(ひみつひみつ^^;;)皆忙しいのだが,忙しいのとさぼりは別である.これはおなかいっぱいだが,なぜか,ケーキは食べられるといった日本の七不思議の一種である.(仕事はちゃんとやってます.誤解なきよう)
事務所で後ろの席にすわっていて,この日記にも時々でてくるHさんが,最近残業前のおやつの時間におやつをたべにうちの実験室によっていくのだが,ある日「最近仕事が忙しいばかりでなにもいいことがない,この先もなにもいいことがないような気がする」ととてもブルーなので,「あんた,まだ若いんだし,独身だし,何でもできるよ.私とっても行きたい観光名所があるんだけど,子供ほおっていけないし,あんたならバイクでぱっといけるじゃないか」と元気づけてやったら,ほんとに先週の土日にそこに行ってきたらしい.今週は最初からるんるん(^_^)していて,久々にリフレッシュできたと喜んでいた.やはり想像通り,ものすごくいいところだったそうだ.彼は旅行が趣味なので,彼がいいというのは,ほんと〜〜〜〜〜〜〜に,いい観光地なのだ.ああ,私も7月に大王が来る前に行っておきたい!!おみやげよこせといったら,みかんをもってきた.前置きが非常に長くなったが,今日はみかんの話である.
そのみかんの名はデコポン.彼が旅行先の果物屋で見つけたのだが,後から店に入ってきたおばさんたちがデコポンをみつけるなり「ああっっ!今日はデコポンがあるわ!」といって,たくさん買っていったのだそうだ.そんなにおいしいのか!(おばはん,さくらちゃうんか)と思ってたくさん買ってきたのだそうだ.昼休みに事務所でくれたのだが,デコポンといわれて,「一体このみかんのどこにデコがあるのよ,へーんな名前」と私がいったところ,OちゃんもHさんも「これこれ」とみかんのあたまのもりあがったところを指さしている.「へーんなでこ(でこの発音はこにアクセント,音階も一度あげる)」ここでみなさんお気づきでしょうか?デコポンとはデコのあるぽんかん,デコとは凸(でこぼこのでこ)のことなのです.わたしはてっきり「おでこ」のことかとおもっていました.だって,デコポンって,でこをぽんってたたくようなイメージありません??(ないか--;;) 買ってきたHさんは,最初デポドンをイメージしたそうです.(テポドンで思い出したけど,今年の7月にふってくるのってみなさんなんだとおもいます?Hさんは「大魔王」といってました.ハクションか)もう一人,いつもお願いしている外注のWさんというのがいるのですが,彼はデコポンといわれてその形状がでべそに似ているので,和歌山ではでべそのことを方言でデコというのだろうと勝手に解釈していたそうです.(これに至っては,「で」の音しか一致していない.)デコポン一つでこんなにいろいろ発想がわかれてみんなが楽しんでくれるとはデコポン自身も和歌山から尼崎まで来たかいがあったというものです.で,味のほうなんですが,すっごい高いデコポンではなくて安物を買ってきたらしく,そこそこでした.ちゃんちゃん.
自己紹介のページに私の友達のページを作っている.彼女とはかれこれ20年のつきあいである.今,インターネットを通じて全世界に告白するのも恥ずかしいが,彼女を編集長として,私たちはミニコミ誌まで作っていた.そのころからホームページの土台作り(ホームページごっこ)をしていたとは,当の本人たちも全く気がつかなかった.ミニコミはまだいいとして,なんと,電子メールのない時代に電子メールごっこまでしたいた.彼女は自分の暇ができるとせっせとノートのきれはしに手紙をかいて,それを私たちに休み時間に配ってくれていた.その内容というのが,抱腹絶倒するようなすごい内容だったのだが,ここが少女時代のあさはかなところで,ほとんど毎日来るものだから,そのありがたさに気がつかず,全部捨ててしまった.ユードラおわるときに「ゴミ箱の内容を削除しますか?」「はい,二重丸」ってやつだ.ああっ,今思い出してもくやしい.なんでおいておかなかったのか?その彼女をはじめとして,中学高校時代というのは,時間が無限大にあったのか?今ではとうてい考えられないような長電話をしていた.途中,お互いにトイレ休憩をとるほどだったのである.しかも,一晩,一人ではない.最低二人以上と電話していた.1時間で終わることはほとんどなく,何時間も話していた.一体なにを話していたのだろうか?うちは,母親が働いていて夜家にいなかったのでやりたい放題だったのである.そういえば,ふーちゃんも下宿していたので,やりたい放題だった?その他の友達は一体どうだったのだろう??
ある日,その電話友達の一人が,私にしょっちゅう電話をくれるのは,私の家が親が働いていて夜いない,姉は大学にでていない,というわけで,夜中一人ぼっちでさびしいだろうということでかけてくれているということをちらっときいたことがあった.なんと,友達とはありがたいものでしょう!!!実は,私は夜中家に一人だからといって,全然寂しいなんてことを思ったことはなかった.そんなこと意識にも上ったこともなかった..しかし,私が寂しく思わなかったのは実は,その友達のおかげだったのかもしれない.家にいるのがひとりぼっちでも,信頼のおけるよい友達がいれば,寂しいなんてことは全くないということを身をもって体験していたのだった.京都に下宿したときも,先輩の襲撃が毎日あって,寂しいと思ったことがなかった.それとは逆に,どんなに身近に家族がいても,愛がなければ,毎日がさびしくてたまらないのも,きっと事実だと思う.
今,会社で仕事しているときは,大抵,実験室で一人で仕事をしている.それはそれで,気兼ねがなくて,仕事もはかどる.考え込んでいる時とか,しょうもない,人のパソコンの音とかが気になり出すと,いらいらして,考えが先に進まないこともあるので,そういう意味では非常に快適である.お昼休みは事務所で昼食をとり,同じグループの人とおしゃべりなんかするのだが,その印象(おしゃべりしたがりやさん,さびしがりやさん)が深いのだろうか?よく,実験室に偵察にくるHさんが,「keikoさんがさびしーだろーとおもって」きてあげていると,こないだ言っていた.をぉっ,これは15年前の友達のせりふと同じじゃないか!!私の実験室には偵察隊がよくやってくる.今や,全然違う部のひとまでやってくる.忙しいときはうっとおしいこともあるが,(うちの実験室は隔離されているのでさぼりが目当てでいらっしゃることもアリ)ありがたいことである.しかしだな.こないだ,用事があって,しばらく実験室あけて,他の事務所に行ってた時のこと.帰ってきたら,なーんか,おいしそうな匂い.でも,誰もいない.おかしーなーと思ったら,ごみばこに肉まんの残骸が・・・.前はコーヒーの缶だけおいていったやつもおった.ごみはお持ち帰りくださいよ.(^^;)
なんか,2月の日記はお友達日記になってしまいそうです.先週,スポンサー元の新人ちゃんが3日も私のとこにきてたのですが,ほとんど成果もないまま,外注からやっとバグとりしてもらったプログラムに新たな致命的バグを発見して帰って,精神的にも「ひえーーーーっ(ToT)」だった先週末(前置きが長い),姉妹ページ,土佐高57回生のページ(私のバンド鸞を公開しているページ)のオーナーのTくんが,大阪に出張に来たというのでついでに,晩御飯をご一緒した.彼も含めて高校バンド友達とはかれこれ20年のつきあいで,早く有名になってほしい高田龍二(芸名RYUJI,3月に小川七生のアルバム発売)も含めて,兄みたいなもので,私の性格や行動まで分析しては,時には助言してくれたり,文句いったり,怒ったりしてくれる,この年では非常に貴重な存在である.この土佐高57回生のページのオーナーのTくんは,O型で,楽天的な人なので,彼に悩みとかを相談して,その答えをきくと,大抵「私はなんて,しょうもないことを相談してしもたんやろか」という気になり,結局悩みが解消されることが多く,usefulなやつである.彼は非常にポジティブで,なんでもレッツゴー,失敗したら,そのときは,ハハハ,という考え方である.おまけに同郷なので,一いうと百理解してくれるし,誤解というものが生じないので,相談にはうってつけである.悩んでいるだけというのはよくない状態ですよね.何か行動を起こすか,起こせない場合は,様子を見るしかできない.やれることしかできないのだから,そのときのベストを尽くすしかないわけですね.たとえ,それが後から間違っていたと気がついても,その時,自分にできるベストのことだったわけですし,後悔せずに反省すればよいのです.なんていうような話をしていたが,Tくんとは,同じPowerbook2400c使いの,webページ持ちということで,どうしてもマックやインターネットの話が主になってしまった.ハードウエアを更新してほしいから,OSがどんどん重くなっていっているのでしょうが,マックOSライトなんていうのがでるととってもうれしいのにね.なんてことを話していました.アプリケーションは8のがつかえて,いらん機能はほかせるというような軽いOSでないかなあ.ってもりあがっていたら,いつのまにか,ちょびっとのおでんと大量の日本酒で二人で1万も使ってしまった.やはり吟醸酒はコワイ.(でもうまい!)
そんな週末を過ごした後,職場のレクリエーションみたいなもので,日曜日に5年ぶりにバスケをしました.20年前にはもっと,俊敏に動けたのに,もう,ノロノロだし,シュートははいらんし,周りは面白がるし.私も久々にわらいこけながら,ボールをおっかけました.帰ってからよくよく考えたら,私がとびぬけて最年長だった.それに気がついたとたん,足腰が痛くなった.今も筋肉痛続行中.こんなハードなスポーツを,高校のときは,毎週2,3日もやって遊んでいたなんて,信じられない.運動不足だなあ.まだ,足は痛いけど,久々にいい友達に囲まれて,いい週末でした.
26日の夜まで東京で実験があって、夕べ、東京新宿に一泊した。値段はそうかわらないのに、新宿のホテルは副都心が目の前という抜群のロケーションで、ホテルの装備も完璧で、部屋も広くて美しく、そして、テレビも無料だった。名古屋とはえらいちがいである。名古屋のビジネスホテルは是非みならってほしい。名古屋のビジネスホテルが勝っているところは、しいていえば、エロビデオがふつうのてれびの放送扱いで無料というとこだけである。でも、テレビ自体が100円をいれないとうつらないので、結局負けている。実験が終わって、ホテルに行く前に、大阪からいっしょに来た人と、名古屋から来た人と3人で飲みに行った。その店で、最後に支配人らしきひとが、「今後ともよろしくお願いします」と、割引券をくれたのだが、名古屋の人が「あ、いや、結構です。絶対もう来ませんから」支配人は応答に困っていたが、(^^;;;) 愛想笑いをしつつ、「そうですか、それは、残念です」これをうけて、大阪からいっしょにいったひとが、「かわりに、負けて」これについては、支配人はもう、何もいえなかった。
さて!新宿といえば、ふーちゃん。また、ふーちゃんにつきあってもらった。ふーちゃんの新宿観光巡り、その一!新宿2丁目(仲通り)。ここはホモ、ゲイ、おかまさんたちがたくさんいるところで、もういないといわれる時間帯の午前10時でもいました。本物を私もみました。この通りにはその方々用のショップもならんでいました。すごかった。その二、新宿西口。ここは単なるビジネス街です。でっかいビルをかいま見て、コインロッカーに荷物をおきました。その三。タワーレコード、アーンド、サザビーズ。(というと、まるで、大阪ミナミだけど)さすがに食器はもって帰れないので買いませんでしたが、案の定、CD買ってしまいました。ひとつはパープルのトリビュートで、土佐のリッチーブラックモア、そうちゃんおすすめの「Smoke on the Water」イングヴェイや、ジョーリンターナー、グレンヒューズなんかが参加していて、悪いが、本物よりうまい。もうひとつは、ジノバネリのライブ。このタワーレコードにはなぜか、本屋さんもあって、なぜか、ホモ雑誌がおいてありました。やはり、土地柄か・・・。芸術家って同性愛多いみたいだもんね。その四。高島屋。ここができたおかげて、新宿南口はいっきに美しくなったらしい。それまでは、大阪十三のような感じだったらしい。ここでお昼をたべましたが、どこの店も20人くらいならんでいました。東京人は忍耐強い。この高島屋にHMVがはいっていて、タワーと同じく、ショップがだしている冊子(タダ)をもらいにいったのです。でも、結局CDかっちゃった〜〜〜。グレンヒューズのシングルとCD。うー。いっぱいかっちゃったよ〜〜〜。CDのページ、たぶん、もうすぐ、また、項目が増えることでしょう・・・。
ふーちゃんとはお昼2時間くらいかけて食べた(ゴメン、並んでいた忍耐強い東京人の方々)のだけど、ほんっとーーーーーーーーーーーに、楽しかった。やはり、気の合う(気を合わせてもらっている??)友達と話をするのは、とてつもなく楽しいものです。そして、またもや、東京みやげテープ(ジョニミッチェル)を頂いてしまった。(T_T)うれしすぎる。実は、CD屋さんで、なんか買いたいとおもっていたが、何を買いたいのか忘れていて、それが、ジョニミッチェルだったのだ。うー。ふーちゃん、私のこと、見抜きすぎ・・・。