1999年3月の日記
ジェフベックのチケットを逃してしまった後,売り買いの伝言板のページに登録してほしいというダイレクトメールが偶然やってきた.だめもとで,登録したら,なんと,すぐにジェフベックのチケットを売りたいという人から連絡があった.しかし,その人は会社を休んでタクシーとばして,チケットをとったらしく,タクシー代も払ってくれるなら,という条件付きだった.うーーーー.悩む私.まず,(1)チケットは2枚連ちゃんだそうである.私は一人で行くつもりだった.誰かを誘わなくてはならない.(2)そんなにまでしてとったチケットを簡単に売るものだろうか??一体どんな不都合が生じたのだろう?(3)4月3日の朝日新聞の三面記事にインターネットの掲示板でGRAYなどの入手しにくいチケットを売るといって,何百万も儲けた人がいるらしい.このほかにも, その売り買いの伝言板によると,お金とブツの引き渡しの問題(「こういうご時世なので, 対面取引がよいが,その場合も第3者の立ち会いが必要」とか, 郵送の場合,どちらが先に送るかとか)が生じるとかいてあった. お金を持って行ったら,いきなり,お金だけひったくられて 偽物のチケットをもらったらどうしよう. などと心配していたが,どうしてもやっぱりチケットがほしいので 買うことにしてしまった. ああ,どうやって,チケットをもらおう?? 誰か男の人についてきてもらおうか? ああ,不安.でもうれしい.ジェフにあえるなんて.ああ,ほんまかいな.
さてさて,いよいよ,桜の季節ですね!!! 今年も日記に近所桜のせようと 写真とってきました.うふふ.みてね.たかちんも5歳になりました.写真満載で 親ばか爆発です.
ジェフベックの大阪追加公演が5月29日土曜日ZEPP OSAKAに決定!!抽選だけど,申し込みました!!!!!うれしー,うれしー.(^_^) ウドーさん,ありがとう.うれしいなあ.前日が福岡なので,この日は絶対ないと思っていただけに,うれしさもひとしお.ジェフベックもよく,うんといってくれたなあ.抽選結果は今月末にわかるようです.それまで神社にでもいって,祈願してこよっと.今や,レコード屋さんは,だんごか,宇多田ひかるか,ジェフベックかというほど,ここにきて,20年ぶりの盛り上がりを見せる彼(じゃなくて私か).もりあがりついでに,紀伊國屋書店インターネット仮想書店 BookWebで彼のバンドスコアを買ってしまい,昨日うちに配送されました.(送料を考えて,このスコア以外に2冊たのんだけど,今回1冊だけ来ました.送料が3倍かかるかと思ったらなんと,送料はタダ!ミュージックブルバードもこの辺を見習ってほしいなあ.)で,ひさびさにレッドブーツを弾いてみたら,ひえー,最初しかひけない.横で見ていた息子に「それ,むつかしいんちゃう?」といわれ,ワンランクおとして(実はちっとも落としていないのだが),グッバイポークパイハットを弾こうとしたら,これまた,途中でつまづきまくり.別に弾けたからといって,ジェフベックにほめてもらえるわけでもないが,なんだか,自分一人でもりあがり,さらに自分自身でもりあがっていく私.大阪にきていたジェフベックに道ばたでばったり出会い,たまたま持っていたギターでレッドブーツをひいて,ジェフベックにギターにサインをしてもらうという妄想も勝手に膨らむ.さらに,「君のためにギターを弾いてあげるよ」と日本語でしゃべって,私のギターを受け取り,いきなり,ジェフベックグループ時代の名曲ライスプディングなんかを弾き始める.なぜか,町中なのに,マーシャルのアンプがころがっていて,ギターのシールドを差し込むとがんがんに歪んでいる.とまあ,うれしすぎて,眠れない夜を昨夜は過ごしました.
チケットが手元に来るまで,今月はジェフベックの話ばかりになりそう・・. ジェフベックの大阪公演のお知らせががウドー大阪の会員あてに来たのが4月7日。抽選でスタンディングの 順番を決めるといった内容で、はずれたら、チケットすら手に入らない。これの発表が4月末。 その後、4月8日の新聞に大阪公演追加の発表があり、先行予約が、4月16日FM802MUSIC MANI802、 4月17日15時よりチケットぴあ(06-6363-9999)、チケット発売は4月24日。 ウドー大阪の会員のほうにあたっていればいいのだが、あたっていなければ、 こっちもキープしておいたほうがいいのか??悩む私。。。 それにおいうちをかけるように、おととい、ウドーサウンドメイトから、4月22日に サウンドメイト用に先行予約を受け付けるとはがきがきた。 うーん。2重にたのんで何枚もくるとかなり困るし、 どれもあたっていなければ、見に行けないし。 やっぱり、ウドー大阪の抽選にあたるように呪いでもかけるしかないか!
こないだの土曜日にリナックスの本を買いに行ったついでに,ブート屋さんを紹介してもらって ジェフベックの79年フランスライブと81年ロンドンライブがカップリングされたCDを 入手しました.フランスの方はちょうどゼアアンドバックのころで, ブロウバイブロウ,ワイアード,ゼアアンドバックと最も人気の高いアルバムからのライブで, プレイは荒いが最高の出来です.ライブワイアーとかよりええんじゃないか?? UKの方はスタンリークラークとの競演で,彼のアルバムのナンバーも入っています. (残念ながらハロージェフはなし.)スキャッターブレインはもう,もう,もう,すごい!! 高知のリッチーことソーチャンといっしょに高校のとき,組んだユニット「コーザノストラ」 でやったロックンロールジェリーも入っています.(あのとき一緒にやった学芸高校の スタンリークラーク筒井君, お元気ですか?これ見ていたら連絡ください.)
昨日はTOTO大阪公演だった.ボビー・キンボールがボーカルとして復帰ということで,4枚目までのアルバムのナンバーの 期待が高まった.ジェフベックで忙しい私だったが,とりあえず,最新アルバムを借りて予習もしたぞと,意気込んで厚生年金会館ホールにのぞんだ.
厚生年金会館ホールには初めて行った.こじまりして,とてもよいホール.やはり,狭めのホールのコンサートはよい.前から11列目だったが,とてもよく見えた.アリーナだとこうはいかないとおもう.音も非常によかった.アリーナのような反射もなく,かつ,低音もよくのびていた.TOTOが持ってきたスクリーンもすごくおもしろかった.シングルの曲でビデオが流れたが,さすすがはTOTOで,リズムが狂わないのでレコードと同じテンポになって,ビデオとのずれも全くないといった風. TOTOというよりは「スティーブルカサーバンド」だった.せりだした舞台に何度もたって,客をあおっていた.ボビーキンボールが帰ってきたよとかいいつつ,ボビーのボーカルのときは,ギターソロのとこでやたら前にでてきていた.自分のボーカルのときはボビーは後ろで踊っていた.ボビーは最近歌っていなかったのか?声の調子はいまいちだった.デビットペイチが歌ったのもアフリカだけだったので,結局,スティーブルカサーばかりが歌っていた.ギターソロでジェフベック調のフレーズを連発するなと思っていたら,「悲しみの恋人たち」をやって,ニヤリと笑っていた.そんなことするから,ジェフベックのファンにむちゃくちゃいわれんねん・・・.(スティーブルカサーは昔ジェフベックのライブにお供していたようです.影響受けているみたいなのですが,ジェフベックがボリュームあげて,ギターとアンプ本来の音で勝負するのに対して,ルカサーはスタジオミュージシャンっぽく,音を加工して勝負する.レコードはそれでいいんだけど.でも,今回はギターわざで勝負していた.)ルカサーは歌もうまいし,すごくいいメロディをつくるのだから,そのへんで勝負すればよいのに,なぜ,わざわざ真似する?? 真似といえば,私は今回TOTOのコピーバンドを見ているような気がちょっとしました.なぜなら,非常にレコードに忠実で,ミスがないから.定石通りに終わるから.やっぱり,実力派は違いますね.聞いたところによると,スティーブルカサーはあんなに昔は歌がうまくなかったそうです.しかし,今回はレコード通りで,ほんとにうまかった.あの人はもともと声質がとてもいい.MCで(ずっとルカサーはMCをしていた)しゃべっている声も甘くて本当にすてき ... 曲目は最近のアルバムと4枚目以前の昔のアルバムが中心で,シングルカットされたものがほとんどでした.誰にでもわかってもらえるからそうしたのでしょうが,私はもうちょっと4枚目からやってほしかったなー.最初にギターソロがあり,次にドラムソロ,キーボードソロがありました.TOTOってもともと演奏がうまいので,それは誰も知っていることだから,休憩のためにソロをするんじゃなくて,曲をもっとやってほしかったなー. スティーブルカサーはテレビのCMでバンを刀でぶったぎっておじぎする素浪人の外人に似ていると思った.本人も変な日本語しゃべって手を合わせておじぎしたりしていた.TOTOはあまりビジュアル系ではないのですが,コーラスについていた二人の男性がその分,外見がよくて,私は「ビジュアル隊」と勝手に心で名付けていました.しかし,右側の男性はやたらやる気なしなしモードだった. 曲数は多くないのに,それぞれのソロとMCでやたら長いコンサートとなった.アンコールは2回あったのが,2回目は20〜30分MCで自己紹介.なんと,自分たちが泊まっているホテルの名前と部屋番号まで公開し,さらに,ホテルにあった,時代劇のポスター(ビラかな?)に自分たちの顔をモンタージュし,大阪人にやたらうけまくった.(円広志状態)そして,メンバー紹介のたびに,そのモンタージュ写真をクローズアップし,ばかうけしていた.最後の曲では,前の方のお客さんをステージにひっぱりあげて,チューしまくりの楽しいショーとなった. コンサートの内容とは関係ないが,すぐそばに子供を二人連れてきているママがいた.最初は,子供をどこにもあずけるところがなくて,仕方なくつれてきたのかともおもったが,子供は小学生で3時間くらいなら,留守番できる年齢だったので,たぶんママが子供にもコンサートを楽しんでもらおうと思ってつれてきたのだろうと思う.しかし,子供にはロックバンドの音量は耐えられないと思うし,案の定子供はとてもいやがっていた.なんだか,すごくかわいそうだった.
今日は雑誌の話。高校の頃といえば、ミュージックライフと音楽専科が全盛だった(わたしらの身内では。ロッキングオンというのもあったが)が、今やそんなものは本屋には一個も並んでいない。(少なくともうちの近所には。都会にはあるのかもしれないが。)ということで、私も最近立ち読み、いや、購読するのは、BURRNとPLAYERである。BURRNはその名のとおり、ヘビメタ中心で、先月号は、ブラックモアズナイトが表紙で彼らの特集をしていた。ここで、リッチーとペイジは同じギターの先生についていたことをはじめて知る。リッチーも書いていたが、守銭奴として名高いペイジはここでも評判が悪い。ジェフベック先生はやはり、非常に評判が良い。
今日本屋に行ったら、両誌の最新刊がでていた。PLAYERは表紙がジェフベック先生。インタビュー記事がのっており、買おうかとおもったが、他の記事があまりにも面白くないので、先生のインタビューだけみた。WHO ELSE!の先生はすんごくかっこよかったが、表紙の先生の近影は54歳の齢を隠しきれなかった。先生によると、車を洗っていたら気分がわるくなり、倒れてしまったそうで、どうも、肺の病気らしい。そういえば、横浜スタジウムで公演されたときも、風邪で肺に水がたまっていたらしい。(しかし、この公演は後世残るすばらしい出来だったらしい)記者が次のアルバムのためには、我々はまた10年待たないといけないのか?と聞いたところ、「俺に残された時間はそんなにない」と答えていたのが、ちょっとファンとしては不安の残るところでした。あとは、ルカサーを迎えて、WHO ELSE!の前にレコーディングしていたが、気に入らず、途中でカットした話(ルカサーはジェフベックを崇拝していて、とても残念がっていたらしい)とか、色々のっています。興味あるひとはプレイヤー買ってね。
で、BURRNだが、こっちの今月号のアーティスト記事は、私とは関係のないどうでもよいものだったが、私はBURRNで、一番楽しみにしているのは、実は、メガデスのギタリスト、マーティフリードマンのへたくそな日本語の日記。どこで日本語を覚えたのか知らないが、とても味のあるいい文章を書く。テキスト系マニアの私のツボをくすぐる。今月号(5月号)は爆笑だった。ほんとにいい味をだしている。この1ページだけで買いそうになった。次に面白いのは、word kills....の読者の意見に編集者が答えるページ。これは4月号のほうがおかしかった。若者って好き放題いうもんなんだなあ。このほかにも、アーティストの記事じゃなくて、コラムが結構たくさんあって、BURRNはこのへんがすごく面白い。でも、今日は買わなかった。ごめんなさい。BURRNのみなさん。