3月3日 2月は逃げる
逃げられてしまった.1999年度の宿題を残して.
400年に一度の29日に,静岡へ出張していました.静岡の工場で出されたお昼ご飯のお弁当には,おでんがはいっていました.そして,なぜか,その中には,赤味噌の袋が.
この赤味噌は何につけるのか?聞いたところ,「ここ,東海地方だから,おでんにつけるんでしょう」東海地方の方,おでんに赤味噌つけるんですか.ヘルシーですね.(^^;
今回は5時間立ちっぱなしで自分の仕事について,いろんな人にしゃべりまくる仕事でした.はー,疲れた.最後の方で,昔研究所にいて,ここの工場に来た人(女性)が同じ職場の友達(女性)つれてきたので,もー疲れてボロボロだった私は彼女たちと,やけくそでおしゃべりばっかしていました.名古屋の人もおもしろかったが,静岡の人も負けてないぞ.「絶対出張で研究所へ遊びにくるように!」としっかり言付けておきました.
というわけで,29日はあったものの,アッという間に3月.期末ですねー.たまった仕事どーするか?仕事にはウインドウズマシンが必要.だって,うちの会社ウインドウズマシンが標準なんだもん.そのウインドウズマシンで,また,私やられちゃいましたよ.
とほほ...時間がないときに限ってこうよ.
3月10日 ついに期末を迎える
職場が結構ギスギスしてきた.部長室から今期のアウトプットを出せと催促が来たらしい.私なんか,嘘八百の完了報告を3つも書いてしまった.後ろの席の人に聞いたら,同じような感じだったのでちょっと心強いぞ.(^^; とりあえず,1件の特許と5件の報告書をだしたが,また,すぐ戻って来るんだろうな.さらに,現在実験中の題目が3件もある.今期中に終わるんだろうか,私は.
この春から初夏にかけての人事異動の情報が飛び交いだした.噂ではうちの課はどうにかなるはずだったのに,どうにもならないみたいだぞ.9割の確率で三上博史にそっくりなハンサムボーイが新人で入ってくるらしい.「keikoさんの下につけてあげよーかぁ?」と聞かれるが,そんなハンサムだと緊張して仕事にならないぞ.
期末といえば,進級を祝う会,卒業式,お別れ遠足と保育園の行事も目白押しだ.進級を祝う会は明日なのだが,昨日先生に突然,「青鬼の役をやるから青の長袖シャツと青の長ズボンを用意して」といわれるが,そんなもん,わかっているのなら,なぜ,1週間前とか2週間前にいわんのだ?前日にいわれても,家にないっちゅうねん.私は保育園のこういうところが嫌いだ.何でも手作りがよいとか,何でも一緒に楽しくやりましょうとか,保育園の主義をおしつけてくるなよ.劇をやるにしても,その負担を親にかけるなよ.そんな洋服大体どうやって見つけてきて買ってくればよいのだ?手作りでなんとかしろとでもいうのか?手芸の苦手な親はだめな親か?手芸が得意な親はえらいのか?あーも〜〜〜.
さて,そんな忙しい中,
リッチー1号にブラックモアズナイトのライブビデオをダビングして見せた.私はリッチーの「ミンストラルプレイ」で見せるギターの早弾きをかっこいいと思っていたのだが,1号にいわせると「あんなんいいの?ぺろぺろひいてるだけやん」と強気の発言が返ってきた.そういえば,1号は楽譜さえあれば,なんとでもなる奴だったのだ.むむむ.加えて
「最初ビデオみてたら,あれ?keikoさんの方が勝ってるやん.とか思ったけど,最初だけやった.プロは後半になるにつれて演奏がよくなってくるからねー.keikoさん,全然負けてるわ」
って,あたりまえだろーがっ!!完全に負けとるわい.ふん,今に見てろよ.私も秘密兵器を仕込んだからな.次回のスタジオで驚くなよ.録音もこれまでのマイクアナログ採りはもうやめじゃ.しっかりライン採りして美しいファイルを更新するぞーー!
その前に期末だ.実験をはよ終わらせなあかん.
3月16日 ホワイトデーの巻
13日の月曜日に息子が熱を出し,保育園から呼び出しがかかった.朝からしんどいとは言っていたが,元気そうだったので,保育園にやったのだが,やはり,風邪だった.8度くらいなので,本人は至って元気で,迎えに行くと小躍りしながら,先生に「ねー!おかあさん,早く迎えにきてくれたでしょーっ!!」といって自慢していた.そんな感じだったのですっかり油断していたが,夜になると40度近い熱が出て,結局3日も会社を休んでしまった.
あけて,本日16日に会社に来ると,机の上にバレンタインで蒔いておいたチョコレートのお返しでいっぱいになっていた.どれだけいっぱいかというと,全部広げると1平方メートルくらいになるくらいいっぱいである.こんなにプレゼントをいっぺんにもらったのは,誕生日も全て含めて,生まれて初めてのことである.一体,みんな,どうしてしまったのか?というか,私,そんなにコワイか?エサ与えとくか,みたいな〜.(^^;
しかし,一人一人の私のためにプレゼントを考えてくださった努力とわざわざ店に出向いて買ってくれた労力を考えると,なんだかとてもありがたく感じ,一人一人にお礼メールを書いてしまった.これくれた人には1年間危害を加えないように気をつけよう.
で,実験室に半分くらい持ってきて,ちょこちょこ食べながら仕事していたのだが,まわりにおいしいお菓子がたくさんあるって,なんてうきうきした気分になるんだろう!!なんだか,とってもうれしいぞ.るんるん.お菓子に囲まれるだけでこんなに楽しい気分になるとは思ってもいなかった.一つ一つ味わって食べよっと.
「バレンタインデー,ホワイトデーなんて悪い習慣だ」という人もいるけど,私はそうは思わないぞ.こんなにウキウキした気分になれて,しかも,経済消費が増えてちょっとでも景気がよくなるのだから,いいことづくめじゃないか?ああ,今日会社に来て良かった.というか,会社勤めしててよかったよ.
3月22日 風邪〜
3月16日の日記にあったように,息子が風邪をひき,それが案の定私にうつりましたー.今回のは気管に来るようです.咳がとまりません.で,秋と同じく腹筋いためましたー.この18,19,20の三連休は子供は元気,親は病気という最悪の事態となり,しんどいとおもいつつ,息子といっしょに体力遊びしていたら,息子は足を捻挫するわ,親は風邪がひどくなるわで大変でした.
昨日,会社を休んで内科に薬をとりにいったら,猛烈にしんどくなって点滴しました.そういえば,前もこんなことがあったような・・・.そうでした.私は医者に来ると,緊張するのかして,ますます症状がひどくなる傾向にあるのでした.で,若い女性がなりがちな(だって,医者がそういうんだもーん)過呼吸症候群というのに陥るのでした.要は精神的に弱くて,気持ちで負けて病気になっちゃうわけですね.この症状のある人はあがり症で,緊張することがあると,おなかの調子がわるくなったりします.
そういえば,1,2年前,ある人が仕事のことで落ち込んでいることがあって,それも,他の人の仕事の存在でとても気を落としていたので,
「そんなことで負けちゃだめだー!もっとがんばらなくちゃだめだー!!」
という内容で,激励していたつもりが,自分で何いってんだかわけわからなくなって,おなか痛くなったことがありました.(^^; ごめんね.そのときの人.多分,必死になってしゃべりすぎたからだとおもう.人間何事も冷静にならなあかんなと,頭ではわかっているのだが,体がわかってくれない.
昨日の夜,咳であまり眠れなかったので,いろいろなことを考えていた.微熱を感じながらうとうとして,父が泣く夢をみた.朝起きて気がついたのだが,昨日,父の誕生日だった.実際,父が泣いているのは見たことがないが,今,心で泣いているのだろうか.
と,ちょっと気になりつつも,連絡も取れない私.
3月28日 犬
インデックスホームページにもあるように,親が共働きだったので,親が居ない間寂しくないようにと,犬(柴犬)を飼っていた.(ほとんど誰も見ていないとは思うけど.)そういう背景もあって,私は犬が大好きである.小さい頃は洋犬に憧れたものだった.その頃,テレビでやっていた,名犬ラッシーとか,警察犬のシェパードとか.(フリッパーのときはイルカを飼いたいと思っていたミーハー小学生だったのだ.)でも,親が「あんなでかい犬,あんたは,よう散歩へつれていかんろうがね」と言って,小型の柴犬を飼ってくれた.
昔は犬もよく放し飼いされていて,近所になじみの犬とかがいたりした.学校の行き帰りに,必ず挨拶していたものだ.おつかい犬なんてのも居たような気がする.それがいつのまにか,犬は危険ということで,法律で放し飼いは禁止されている.猫は禁止されていないのに,一体どういうことだ?
うちで飼っていた柴は,出来が悪くて,かわいいったらありゃしない奴だった.未だに洋犬へのあこがれはあるけれど,やっぱり,飼うとしたら,柴だ.柴にきまっている.
こないだ,風邪をひきつつ,近所のつかしんのペットショップへ行ったら,「紀州犬,生後5ヶ月」と紙にかいて小屋に貼られた犬がいた.生後5ヶ月といったら,まだまだ子犬だ.しかし,1m幅の檻にほぼいっぱいになったでっかい犬が,つまらなさそうに横たわっていた.そうなのだ.紀州犬はでかいのだ.5ヶ月でこんな調子だったら,成犬になるとすごいだろうな.
と,誰もが思っているらしく,買い手がつかないようだった.すでに,1m近くある5ヶ月の子犬.
真っ白ですごくきれいな犬だった.狭い檻の中で,つぶらな瞳が少し悲しそうだった.こういうのに私は弱い.つれて帰ってあげたくなったが,こんなでかい犬,息子には絶対面倒見られないし,うちみたいな狭いところでは不幸である.そうやって,理性で抑えて家に帰った.でも,あれ以来,撫でてあげるとふかふかして気持ちのよい白い毛並みと,茶色いつぶらな瞳が思い出されることがある.誰かにつれて帰ってもらっただろうか.広い庭がある大きな家の優しい人につれて帰ってもらっていますように.
3月29日 久々に,
うめちゃんの話題である.月曜日に宴会があって,うめちゃんもやってきた.宴会といえば,うめちゃんに殴られまくった宴会によって,うめちゃんと仲良くなった私だったが,そのうめちゃんも,最近はめっきり大人しくなり,宴会の席であまり人を殴らなくなった.安全になったが,なんだかさびしい.といって,また,殴られるのはいやだけど.
うめちゃんは,リッチー1号の職場上での後輩にあたる.二人とも「合理的に楽しい民族」名古屋出身者である.3月末といえば,4月を控え,異動の時期でもある.今週はさよならパーティウイーク(ちなみに,来週は,こんにちは&バンザイパーティウイークである)で,月曜日から金曜日までうちの部は宴会スケジュールがぎっしりである.うめちゃんも例外に漏れることなく,月火水と宴会で,ゆうべなんか2時まで飲んでいたそうだ.
うめちゃんのセーブにより,すっかり安全になったこのグループの宴会だが,今朝,うめちゃんが私のところにきて
「昨日,2時まで飲んだっすけどねー,,,ちょっとやばいっす.記憶がないんすよ.酔っぱらってかなりやっちゃったみたいっす.」
おー,久々にやっちゃったか,うめちゃん.それも,今まで先輩として尊敬していたリッチー1号にどうもからんだらしいとのこと.うめちゃんが記憶が無いときというのは,大抵暴力沙汰になっている.(1998年1月8日の日記参照)そうかそうか,復活したか.と他人事なら,楽しい出来事である.
誤解なきよう言って置くが,うめちゃんの暴力は陰湿なものではなくて,からっとしていて,気持ちのいい暴力である.殴られるとイタイが,後でそれをネタにみんなで笑えるような暴力である.うめちゃんのさわやかな性格がそうさせているのかもしれないが,そんな暴力ネタでさえ,うめちゃんの魅力の一つとして,うめちゃんは部内でみんなにかわいがられている.
そうかー,ついにリッチー1号にやっちゃったかと思いつつ,うめちゃんのグループに行ったら,なんと,リッチー1号が本日休暇をとっている.そこにいたグループの人にきくと,夕べ飲み過ぎて本日休暇とのこと.殴られ過ぎたからとちゃうの?と思って聞いてみたら,
「昨日,11時半ごろ,2次会に行ったんですよ.もう店終わりかけていたんで,すごいいやがられたんですが,うめさんが店に”ちょっとだけだから”とか言って,無理矢理入ったんです.結局2時までいたんですけどね.うめさん,記憶ないんでしょ?あたりまえですよ.店に入って,2時までうめさん,大の字になって寝てたんですから.ゆすってもたたいても全然起きなくて.店,大迷惑ですよね.それだったら寮で寝ろっつーの」
なんだ,記憶が無いのは寝てただけなのか.
3月30日 またも職場の話題
最近,大人しく遊んでいないので,(というか,期末で仕事ばっかりしている.風邪もひいたし.)またもや,職場の話である.今年度会社を辞める人がどうも多いなと思っていたら,うちの会社は,今年定年でやめる人がもらう退職金の額は,来年定年でやめる人の退職金の額に比べて1000万くらい多いらしい.つまり,来年から退職金の制度がかわって,がばっと退職金の額が減るのだそうだ.今後,退職金は年々減っていくらしく,私たちのころには退職金などないらしい.
私が入社したときは,バブル前で,現在の新人の数の10倍くらい人がはいっている.大卒以上だけで1000人は入ったのではないか?その1000人全員が定年になると,退職金だけで恐ろしい額になる.もはや,うちの会社にそれだけの額が払える甲斐性は残っていないのだ.
今,就職難で困っている人多い.私たちのころは,就職難と反対で誰でも就職できた時代だった.でも,それって,結局同期が多くて,男性で出世したい人とかでも,他の世代に比べて出世しにくいし,給料も上がらない.さらに,仕事の量は昔より格段に多く,会社の甲斐性がないから,残業代も出ない.それに加えて,定年退職金もないとなると,最悪である.今トップに居る人たちは,もう後のことは後の人に任せるって感じでいいよな.
昔の人は,昔の調子で若い人に色々いうけど,今と昔じゃ時代が変わっている.どう変わっているかというと,めちゃくちゃ効率化されていて,スピードを要求される.人間の頭なんて,そう簡単に進化しないから,結局,残業でそのスピードを賄う.
どのくらいスピードが要求されるかというと,5年前に買ったEWS(シリコングラフィックス)のグラフィック性能を今やパソコンのグラフィックカードが追い抜いている.それも,当時1000万したEWSだったが,フルスペックでパソコンでは現在20万でそろう.しかもCPU速度なんか,EWSが190MHZに対し,パソコンなんて,770MHzだ.昔より何十倍も速度が早く,しかも,質の高い仕事を50分の1の値段で要求される時代なのだ.
そんな時代の私たちの一人一人を比べて,昔の時代の人が給料や退職金を削っていくなんて,やめてほしいよ.