2001年12月の日記

12月2日 ウイルスメール

12月8日 ハリーポッターと賢者の石

12月16日 バンド

12月24日 クリスマスイブ


12月2日 ウイルスメール

バッドトランスBとかいうメールが毎日、数通くる。特徴として、

  1. サブジェクトがRe
  2. 差出人のアドレスの最初にアンダーバー_がついている。
  3. 本文がなく、添付書類(というか表示書類)になんとか.mp3.smfなど、よく見る拡張子が2つついている

ウインドウズで、アウトルックやインターネットエクスプローラをつかっている人が、このウイルスに感染すると、知らないうちに、住所録の人全員に、このウイルスを送ってしまうらしい。被害は甚大でないらしいが、不幸の手紙のお手軽版のようなもので、あっという間に広がる。

不思議なのは、住所録の人全員に送る割に、私の手元にやってくるウイルスメールの差出人は私の知らない人ばかりだ。同じ人というのも一人もいない。このメールは11月27日にイギリスで発見されたらしいが、27日から本日までの6日間のあいだに、私の手元にきたこのウイルスメールは24通になった。この間に、今まで届いていた別のウイルスメール(差出人無しで、ランダムな名前.exeが添付されたもの)もこれまで同様届いている。

マックだから関係ないものの、ウインドウズだったら、怒ると思う。

今まで発見されて、猛威をふるったウイルスメールのほとんどが、ウインドウズで、アウトルックかインターネットエクスプローラが媒介になっているとおもう。なのに、なぜ、皆、アウトルックもインターネットエクスプローラもやめないのか?

タダのメールソフトも、タダのブラウザも他にあるのに。やっぱり、パソコンに最初から入っているからか?

ウイルスも迷惑だが、ウイルス撃退ソフトやワクチンのダウンロードで、余計なトラフィックが増えているような気がするのだけど。

 


12月8日 ハリーポッターと賢者の石

映画、とっても面白かった。3時間ほどある長い映画だが、長さも気にならなかった。元々ファンタジーの好きな人、ブラックモアズナイトの好きな人は楽しめるとおもう。魔女のファッションのデザインなどがうれしい。伏線のはりかたもグッド。見せ場も何カ所かあり。CGも自然。

4時からというので3時半に劇場へいったら、すでに4時分は売り切れといわれた。映画において、売り切れなんてあり得るのか?とおもっていたら、11時からの映画で、8時から並んでいたという。売り切れというのは、立ち見も入れて、人間を入れられないくらいチケットを売ってしまったということらしい。塚口さんさん劇場なので油断していたが、はやっている映画はどこでもいっしょということか?いや、梅田や三宮はもっとすごいのか?

で、「もうチケットはないのか」と窓口に聞いたら「17時15分からのがあります」との答え。あれ?ハリーポッターって3時間じゃないの?とおもったら、土日だけ、もう一つ劇場をハリーポッターのために押さえてあるとのこと。これって、実はあまり入らない映画をウイークデーにはやってんのかな?興行モノで、勝手に2劇場で入れてもいいのー?とおもいつつ、息子と相談し、4時すぎてからチケット購入。「何時から並んだら座れますか?」ときいたら、「もう並んでいるから見てきたら?」といわれて、並ぶ場所にいくと、すでに50人ほど並んでいる。どのくらい大きな劇場か、わからず、万が一50人くらいしか入れない小さいホールだったら、大変ということで、急遽並ぶことに。で、我慢のならん息子を従えて1時間ほど並び、映画を見た。

田舎育ちの私にとって、「映画をみるために、あらかじめ並ぶ」なんて、生まれて初めてのこと。自分だけがみたい映画だったら絶対やらないなと思いつつ、「絶対に今日見たい」という息子のために並びましたよ。

で、実際に入ってみると、約150人くらい入れるホールで、最後の列の人まで入りきり、まだはじっこのほうはあいていた。なーんだ、1時間も並ぶんじゃなかった。くそー。

はじっこの方はあいていたのに、前売りかなんかで来た客に、もぎりのお姉さんが

「もう座れないと思いますがよろしいですか?」

ときいていた。どういうこっちゃ?


12月16日 バンド

バンドといってもいつものブラナイじゃないぞ。久々に70年代のロックのバンドに参加しました。おもしろかった。メンバーのうち二人が同年代で、この二人の漫才がおもしろかった。

このあと、メンバーのうち、4人で飲んだのだが、これも面白かった。バンドをやってから飲むと、そのバンドの話題で盛り上がる。関係ないが、バンドもやらずに、知らない人と、ただ合コンする人々というのは一体何を話題に盛り上がるのか?人生のうちで、合コンというものに参加したことがないのでわからない。

この4人のうち、私を除く3人というのが、客→やとわれもの→さらにやとわれものという関係らしい。さらに、その飲み会に来ていなかったドラムの人はその「客」の先輩に当たる人らしいので、この構図の頂点にいるはずなのだが、バンドの最中、けっこう、皆に無茶を言われていた。このバンドも先が短いか。

この「客」にあたる二人はなんと、大阪市市役所公務員さんで、市役所では、7割の人間がバンドをやっているという。バンド大会をやろうというとあっという間に集まるという。この宴会に来ていた若い彼も、市役所にはいってから、バンドをやれといわれて、始めたそうである。普通、バンドって学生のとき、するよな。社会人になったから、職場の先輩にバンドやれといわれて、いきなりはじめて、しかもかなり高レベルになるなんて、夢のような職場だ。

今日参加したこのバンドは、女子ボーカルの人に「70年代のロックをやりましょう」といわれて、結成したらしいのだが、最初面談して、その直後「妊娠したのでやめましょう」といわれて、ボーカルだけが欠如したらしい。

で、本日帰りに

「妊娠しないでくださいね」

といわれた。大丈夫。もう、上がってるから。

このバンドに参加するために、昨日は一日子供につきっきりで遊んであげた。児童ホームのクリスマスパーティを体育館でやる「親子で楽しめるゲームをやりますので、体育館シューズを持ってきてね」と書いてあった。「体育館シューズ」と書いてあるところでイヤな予感がしていたのだが。)というので、一体どんなパーティだろうかと思っていると、

手繋ぎ鬼(2回)→スプーン競争→ドッジボール(2回)

だった。単なる運動会じゃん。久々に必死で走って疲れた。さらに、その後、買い出しにでて、帰省の切符を買いに行って、なんだかんだ。あっと言うまでに夕食の準備時間だ。とおもったら、あっという間に風呂の時間、あっという間に子供寝かせる時間、あっという間に翌朝。掃除したら、あっという間に昼食の用意。さらに、あっという間に夕食の用意。さらに、あっという間にスタジオだ。(まあ、これはよしとしよう)

ぼーっとしてても、時間があまりある、なんて、ことはもう、死ぬまでないのか?


12月24日 クリスマス

年末に入って急に仕事が増え、さらに、21日に筑波に出張に行ったりして、ばたばたしつつ、22日にスタジオ入りした。前回にしなかさんがいなくて寂しかったが、逆に、今回にしなかさんの参加で増強された感じになった。バンドスコアを見つつ、ほとんど全部の曲をサーベイしたぞ。加賀さんが、やたらと「この曲はクリスマス向きだ」とか、「クリスマスやねえ」とか、クリスマスを強調していたが、練習後、クリスマスパーティではなく、忘年会をやった。というか、加賀さんが「忘年会をやろう」といいだしたのだった。しかも、練習の1時間前にメールで「忘年会やろう」と言い出したらしい。

さらに、忘年会は、和食のさとで開催され、私はうどんすきと熱燗で、クリスマスのクの字も想像できない状態であった。

しかし、練習のあとの酒はうまい。うちのギタリスト二人は、そんじゃそこらのギタリストじゃないぞ。テクニック的にうまいかどうかではなく、演奏にハートが入っているのよ。いろいろな人とセッションしてきたけど、ブラナイやらせたら、うちの二人が日本一だな。(ブラナイやっているのを見たことがあるのはこの二人だけだが)

音楽やっててよかったな。音楽やってなかったら、この二人とも出会っていなかったし、他の音楽やっている人たちとも出会うことがなかった。あの弁天町のお兄さん達ともスタジオに入ることもなかったし、話をすることもなかった。

それは、あとの二人にも言えることで、この二人がギターを弾いていなかったら、出会っていなかった。

外は寒かったが、さとは暖かく、そして、鍋も、熱燗も温かい。暖かい宴会。暖かい演奏。そして、暖かい会話。なんて、幸せなんだろう。今が人生の最高潮かと思いました。

あとは、東京の大塚さんを待つのみとなった。「大塚さんが尼崎へ再来したら、にしなかさんちで合宿しましょうよ。」という話をした。が、かがさんに

「女はだめー。男同士じゃ。」

と冷たく突き放された。ふん。

そうだ。うちでやればいいんだ。そしたら、全員参加できるぞ。

とか、いろいろ考えつつ、帰宅した。

次の日は、息子と一日中、朝から晩まで、クリスマスパーティした。息子はとても楽しそうだった。子供はすぐ楽しくなる。単純だ。

私もだ。


 

 

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