2003年4月の日記

4月4日 息子大けが

4月6日 意外と伊丹は近かった

4月12日 息子のクチもなおった.よかったよかった.

4月19日 ポケモンシート

4月29日 団子

4月4日 息子大けが

息子が大けがして泣きそうになった(リンクはグロ写真のっているのでヨワイ人はみないように).顔では笑っていたが,内心泣きそうだった.保育園のころ,お友達がこまの足でたかちんの頭を殴って流血したときもそうだった.その子のおかあさんが電話で謝ってきて,口では許しつつも,ほんとうは絶対許せなかった.今回も実は心の中では姑を絶対許せない.でも,口では「おばあちゃんのせいじゃないです.たかちんが私のいうこときかずに,おばあちゃんと遊んだから,たかちんのせいです.」と言っておいたが,実は絶対許せない.翌朝,私がたかちんと朝ご飯をたべているところへ自分も一緒に食べようとまたやってきて,「たかちーん,けがが痛くなくてよかったー」とか言っている.どの口がそんなせりふをはくか?とおもいつつ,そそくさと朝ご飯をたべさせた.

毎日消毒しにいかないといけないのだが,夜遅くて,隣の市の病院へ行ったので歩いて行ける距離ではない.今日は雨だったので車で知らない町をうろうろした.一方通行が多くてとまどったりした.

午後は会社へ行こうとおもったが行けなかった.なんだか気苦労だけでへとへとになった.

早くよくなりますように.

 


4月6日 意外と伊丹は近かった

あれから毎日伊丹の医院へ通っているが,昼間に,息子にも自分で自転車で走ってもらうと意外に近く,すいすい行けるようになった.しかし,明日から学校だし,児童ホームでお弁当食べてからまた絆創膏換えて,消毒して,病院へ通ってってできるんだろうか?雨の日とかはどうするんだろうか?

息子の怪我を見るたびに,なんちゅうか,頭がクラクラするくらいストレスになる.その心労のせいか,いくら寝ても疲れがとれない.で,例によってFTの守本先生に来てもらったら,「久々に疲れがどどーんとたまっている.肝が悪いkeikoさんって久しぶりで懐かしい」とかいわれた.心労で来ているとのことだった.だって,歯まで痛くなっちゃってるんだよ,今.

ああ,早く治って欲しい.唇の抜糸だけでも済んでくれるといいんだが,唇に針をさして縫いまくるという行為を考えただけでも,ひえーって頭が痛くなりませんか?しかし,その糸をこれから抜くというのも,ああーーっ,考えただけで,ひえーーー.

とにかく早く治って欲しい.さらに,これからは怪我しないでくれー.寿命縮まりまくるよ.

というわけで,今日は息子のお誕生日だったのだが,絆創膏を口にはったまま9才を迎えることになった.

9才.さらに,明日から3年生.

がんばれ,息子.おかあさんも,たかちんの怪我のストレスに負けないようにがんばるよ.


4月12日 息子のクチもなおった.よかったよかった.

今,BGMはリンダロンシュタットのWhat's New.最近(でもないか)2枚組で再発されたので,ちょっと前に購入.思い出して,聴いてみたら,超なつかしい.これが出たときは大学の1年生だったかな.紹介されたドラマーと一緒にリンダロンシュタットのHeart So Badという曲をやってたっけ.リンダロンシュタットって有名な曲しか知らないシンガーだったのだが,結構,私の歌うこのHeart So Badを気に入ってくれたっけ.私自身はこの曲は不得意だったのだが,誰かがこれをやろうといいだして,この全く知らない曲に手を付けた.

その当時に出たのがこのWhat's Newで,私はこれですっかりオールドジャズにかぶれてしまったのだが,元々リンダロンシュタットが好きだったそのドラマー君は「リンダロンシュタットはやっぱりジャズよりカントリーだ」といって否定的だった.え〜,こんなにいい曲なのにぃ,と心の中で思ったが,リンダロンシュタットフリークの彼の前では発言できなかったなあ.

ちょうど,そのころ,日本でもショートカットにしたリンダロンシュタットが来日して,ビッグバンドをバックにちょっとはにかんだような感じでWhat's Newを歌った.とてもチャーミングだった.当時で40才くらいだっただろうか?それでも,とてもとてもかわいらしい人だった.(やはり美人はお得だ.羨ましいの一言につきる.しかし,うらやんでも仕方がないので,今の自分でベストを尽くすしかない.)

私もいつか,こういう曲がちゃんと歌えるようになりたいよ.まー,ビッグバンドをバックにはできないだろうけど.


息子の怪我.唇の上,下と抜糸し,やっと治った.あー,ほっとした.もう,怪我はやめてくれー.
前に見ていた「読心術」というページがなくなっていたので,ゴーグルでさがしたら,山のように出てきた.みーんな,騙されたんだなあ.だって,騙されなかったら,面白いとおもって自分のホームページへのせないもんね.

私が最初にみた読心術のページは,シンプルでトランプのカードと文字しかなかったので,それがますます,オカルトな感じがしたものだった.

シンプルなものほど,こわいよね.

子どもの頃,テレビの砂の嵐がこわかったけど,怖くなかった人もいるらしい.

そういう感受性の違いってあるんだろうか.


最近,職場の事務所が引っ越した.7年住んだ震災後の仮事務所(プレハブ)から10年位前にたったビルに引っ越した.そのビルが建ったときは,その新しいビルがうらやましくてたまらなかった.そのビルがたつ前はおんぼろの電磁波がばんばん飛んでくるひどい居室だったのだが,突然ぴかぴかのビルをたてたのだ.しかも,そのビルの中にその部の居室と実験室がおさまっていて,ビルのなかで全てがクローズされているのだ.なんてうらやましい!

当時はうちは「地震が起きたら絶対崩れる自信がある」建物に事務所があった.戦時中の物資がないときに2F分の材料で3Fの建物を造ったのだ.その建物のなかでも,最も手抜きの激しかったウイングに住んでいて,1Fの実験室にクレーンをつけようとおもって,図面で基礎のあるところにアンカーを打とうとしたら,アンカーがなくて,探し回って結局1スパンどこにも打てる柱がなかったというくらい,手抜きされていた.建物は自然に崩れてきていて,工事のために穴をあけたら,鉄筋のかわりに藁が出てきたりしていた.

で,平成7年1月の淡路阪神大震災であっけなく崩れ落ちた.仕方なくその後にプレハブをたてて,実験室もあちこちに分散してしまった.その後部長とかは,その前の土地に新しいビルを建てる計画をたてたが,結局7年たっても建てられず,組合と人事の申し合わせで,今のビルに無理矢理引っ越すことになったのだ.誰もそのビルへ行きたくなかった.実験や計算をやっている実働部隊は居室と実験室を往復するので,ビルに入ってしまうとそのアクセスが大変になるのだ.引っ越しだけですんでしまう,いわゆるホワイトカラーの管理職は別にどうでもいい,上には従えというスタンスだった.しかし,グループ毎の話し合いでは,ほとんどが引っ越し反対だった.にも関わらず,なぜか組合と部長の集計では多数決で引っ越し大賛成ということにすり替わっており,結局引っ越しさせられたのだった.

ところが,このビル,健康管理のためとかいって,全館通風換気ダクトの空気を加湿しているのだ.10年ダクトに水をぶつけてみたら一体どうなるか?そう,ダクトはカビだらけになる.送風関係・建築関係をやっている人間なら誰でもわかるが,それでなくてもダクトというのは数年でばっちくなる.ダクトの周りは黒くなってたりする.といって,ダクトの掃除なんかできっこない.

で,うちのグループのある人の真上にダクトが来ていて,くさーい空気が吹き出してきていたので,とりあえず,そのダクトはふさいだ.ダクト通風なので当然ながらシロッコファン様のファンがはいっているので,ふさげばふさぐほど,圧は上がり,するどく空気が流れるので,ふさぐだけでなく,テープでシーリングまでした.

そのダクトの空気の状況をビル管理者に訴えたようだが,「今までこれでやって文句をいう人はいなかった」とか「健康のため加湿している」とかまるで業者がお客さんに向かって横柄な説明をするような調子になっていたらしい.おまけに管理職は,そんなことには無頓着で,たぶん加勢してくれない.

That's 大企業って感じ.ほんとうに大丈夫っていうなら,お前そのダクトに首つっこんでみろと言いたい.このビルには環境技術を研究するチームもいるので,そいつらに空気の分析してもらえば一発なんだけど.

まあ,我々ブルーカラー(実働者;エンジニア)は実験室に逃げてるからいいですけどね.


というわけで,久々に雑居ビルに住んでいる我々なんだが,昨日,トイレで,同じフロアらしき女性に「keikoさんですよね?」(ほんとうは名字で呼ばれた)と声をかけられた.ネームプレートをしておらず,しかも自己紹介がなかったので,「一体あなたは誰?」と思ったが,なんだか,めちゃくちゃ好意的に興奮して話しかけてくるので,ふんふんと話を聞いていた.

私と同じ研究開発系のエンジニアで,私の噂などを聞きつけてきており,なんと,私の家庭の事情だの,現在の状態だのよくご存じなのである.さらに,話を聞いていると,他の女性エンジニアのことまでよ〜くご存じ.げっ,これが普通の女性エンジニアというものなのか.女性同士,情報つーつー状態というのはよくきくが,私なんか,顔は知っていても名前は知らない人ばかりだし,さらに,その人の家の事情だとか,どこの部にいるかとか全然知らない.

で,「keikoさんを目標にしてがんばりたいです!」と目をきらきらさせていうので,「そうか!じゃあがんばれ!」と激励しておいた.

うれしいようなこわいような.

彼女が今どういう仕事をしていて,どんな立場で,家ではどうで,ということはよーくわかったが,結局名前はわからなかった.


とか,日記をかいている間に,曲は最後のGood byeまで来た.あー,これがまた,いい曲なのよね.悲しい曲だけど.

いつか,お別れが来る.

どんな形であれ,必ず,お別れが来る.

それはよくわかっている.


4月19日 ポケモンシート

息子はポケモンのテレビをほとんど見ないのだが,ポケモンが好きで,コロコロコミックの付録についてきたポケモンの種類とか特徴がのっているシートを持ち歩いて,それぞれのポケモンについて詳しく覚えている.テレビもみていないのに,そんなのうれしいのかなあ?

などと思っていたが,よく考えると,私の実家のある高知では,私が小さいころ,なんといテレビの民放は高知放送1局(読売系)しかなかった.その後,UHFで,毎日系もうつるようになったが,それ以後20年か30年,民放が二局の時代が続いた.従って,ウルトラマンはやったが,ウルトラセブンは,かなり後になって,昼の2時頃,ひっそりやっていて,ほとんどの子どもは見ていなかった.

でも,みんなウルトラセブンの怪獣はよく知っていた.怪獣下敷きがあったのだ.私も持っていた.ほとんどの怪獣を覚えていた.一番力持ちはレッドキングで,その次がゴモラとか.ウルトラセブンの怪獣が最もバランスがとれた怪獣らしい怪獣だったような気がする.

でも,その怪獣がでてくるウルトラセブン自体を知らないのでストーリーなどは全くわかっていなかった.それでも,怪獣下敷きは大事な宝物だった.

今思うと,恐竜図鑑のようなものか?恐竜を見た人はいないだろうが,恐竜の名前や特徴はよく覚えられている.

もちろん,私は恐竜も好きで,小さいころから恐竜図鑑を持っていた.

そういう遺伝子があるのかもしれない.


4月29日 団子

最近,花粉アレルギーになってしまったため,医者や広告やインターネットやに従い,「できるだけ毛羽立っていない衣服」「髪の毛は切るかまとめる」「家に入る前に頭から衣服を叩く」を守っている.寝る前も必ず布団にコロコロ(粘着ローラー)をかけている.

3月20日の花粉最大日に鍼の守本先生のためにローリングストーンズのチケットを取りに行き,その日がたまたま記録的な花粉最大日で,その日以来花粉症になってしまった.その週の土曜日,耳鼻科へいったら4時間待ちだった.その土曜日以来,ずっと団子髪である.

なぜ,今更,この団子髪の写真をとったかというと.理由は簡単.実は,団子髪をほめられたからである.別にほめられようとして団子にしたわけではないのに,団子にしたらほめられたので.ここのホームページのモットーは,トップのテキストページにもあるように,「自慢話,愚痴,役立つ情報の3本柱」がテーマなので,自慢になるものは全て載せることにしている.

団子が自分で結えるのは,縮毛だからだ.学生のころ,髪の毛が爆発していたので三つ編みとか,団子とかできるようになった.そうなるために,きっとそういうことに対して全く必要性のない直毛の人にくらべて,無駄に何百時間,何千時間と苦労を重ねているが,まあ,今回ほめられたので,人生それでよしとしようじゃないか.


団子といえば,

団子に限らず,「おいしそう」と思ったらつい買ってしまい,食べちゃうのだが,最近,よく賞味期限がきれた食べ物に遭遇する.しかも,賞味期限がきれていたと判明するのは,半分以上食べてからが多い.

買うときに確認しろよな,私.というか,食べてから気がつくなら,食べる前に気を付けろといいたい.

そういうものを食べてしまったとき,いつも思うのが,食中毒の潜伏期間である数時間〜数日後に,何か大切な予定が入っていないか?ということだ.

昔はそうじゃなくて,単に「おなかがいたくなったらやだな」くらいしか思わなかったが,最近は,大事な用事がなかったか?の方が先に思いついてしまう.

もう人生も半ばをすぎて,終わりに近づく一方なので,「やっておくべきこと」がとても大事なのだ.

テレビで上沼恵美子も言っていたが,もういつ死んでもおかしくないので,「また今度やったらいい」と思えない.つまり,やれることは先にやってしまわないと,「今度」が来るかどうかの保証がないのだ.

従って,現在,上沼さん同様,私も食べ物は好きなものから食べる.

ところが,このテレビでその話を聞いていた女優の杉田かおるさんはさらに正しい回答を出した.

彼女は「好きなものから食べる」ではなく,「好きなものしか食べない」だそうだ.それは言える.もう無駄なことに費やしている時間は1秒たりともないのだ.

しかし,いわゆる「無駄寝」は無駄では無いと思う.だって,寝ないとしんどいし,今後の人生,できるだけしんどくないほうがいいし.なるべく健康で楽しく余生を過ごしたい.

そういう意味で「サボリ」も必要.時間がいくらなくて,忙しくても,絶対に「サボリ」は必要.

まとめると,好きなことだけを選んでそれに全身全霊をかける.が,たまにはさぼる.ってことだ.間違っても,イヤなことを強制させられたり,我慢したりする必要はない.自分の好きなことをするために,イヤなことを我慢するのはオッケーである.てんびんにかけるということか.

もちろん,他人にも迷惑かけない程度に実施しなくてはならない.

でも,私にがんがんに迷惑かけられている人もいるだろうなあ.ごめんな.ま,お互い様ということで.

 

 

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