ことしもよろしくおねがいいたします. 細木数子さんによると,今年から土星人(ー)は大殺界でへたに動くと命を落としかねないそうですので,今年から3年間大人しく過ごすことにします.ただし,常に前向きの姿勢と気持ちだけは保ちたいと思います.前向きで大人しい.なんじゃそれ.という感じもしますが. 昨年は,1月には三木楽器主催の社会人ミュージックスタジアムに出演するという楽しいイベントから始まった.そのまま幸せに過ごせるかと思っていたら3月にとんでもないことが起きてしまい,ショックでインフルエンザの予防接種したにもかかわらずインフルエンザにもなり,どうなることかと思った.同時に博士号を取得し,4月には職場もかわり,何がなんだか分からないまま転がるように年度替わりを迎えた.クイームのベーシストも替わったし,その後自転車でこけて腰を傷め,以後足にかけての座骨神経痛に悩まされる.変化の半年だった.翌年から大殺界が来るから変化できることは先に変化しておいたって感じか?しかし,7月からはジェフベックが来日し,ジェフベックにしては珍しく,ノーミスの完璧なジェフベックを拝むことができた.特に2リバーズと最後の虹の彼方にでは涙を流すほど感動し,これがひきがねとなってマーシャルのフルチューブアンプをついに購入.長年の夢をかなえる.その後腰痛が帰ってきたり鼻炎がひどくなったり風邪ひいたり喧嘩したり,ちょこちょこは色々あったけど,幸せに年末を迎えられた.この年末の感謝の思いを今年につなげていきたい. というわけで,今年は,「前向きに大人しく」をテーマに,あまり大きな変化をさせずに,それでも着実に前を向いて生きていこうと思っています. 正月はインフルエンザにもならずに腰痛もそれほどひどくならず例年通り高知へ帰ることができた.そして,また,昔の仲間達と飲めや歌えの大騒ぎができた. また,この後,久々に天神町の家に入ることができ,母が持っていた写真アルバムを見ることができ,自分の分だけとりだせることができた.アルバム自体を引っ張り出すのが何十年も経っているので写真もぼろぼろかと思っていたらそうでもなかった. よかったよかったと思っていたが,よくよく考えると,母が確保していた分が手には行っただけで,私が確保していた分は全くないのだった.小学校や高校の卒業アルバムもないし,高校の時に自分でとった写真や大学のときに寮で先輩ととった絶対に他人には見せられない写真とかが無い.あれは一体どこへ行ったのか?他人に勝手に見られても恥ずかしいし,自分の手許におきたいのだが,もうないのでどうしようもない.卒業アルバム位持っておきたいんだけど. 久々に実家に戻れたので母と写真のとりあいっこをした.あまりにも母が可愛いのでここにのせておこう.
1月14日 マシンヘッド 正月には第二期パープルのコピーバンドのコピーをやるはずだった.主にマシンヘッドのナンバーだった.マシンヘッドのナンバーならば大体歌えるはず,と思っていたが,家のCDをさがすとマシンヘッドがない.そういえば,高校時代にLPで購入したきりなのだった.というわけで,アマゾンでマシンヘッドを急きょ購入したのだが,結局メンバー柄,(というかやっぱりベーシスト柄)なんとなくレッドツェッペリン祭りになってしまったので,マシンヘッドは封もきらずそのままになっていた.ふと見ると机の上のマシンヘッドが「聴いて聴いて」というので今聴いている.しかしイアンギランってすごいな.名前も怪獣風だが,ボーカルも怪獣並.リッチーもこのころからすごいが,イアンギランの凄さには脱毛,じゃなくて脱帽である.よくこんな歌い方で咽をつぶさずやっていたなと思う.やはり外人はすごいのか.こんなにすごいのに今は見る影も無い,というか聴く影も無いのは一体どうしたことか. メンバーが皆長髪で,いかつくて,ボーカルが怪獣で,曲の進行が結構単純で,ギターソロとキーボードソロが必ず交互に入っていて,と,素人バンドのコピーにもっていこいの曲が満載.メロディーは日本人受けするし,ソロは適度に難しいが,努力すればコピーできるという形なので,日本人でバンドやったことのある人なら,このアルバムのうち1曲は必ず弾けることだろう.日本のバンドで知らない者同士がセッションするとなると,まずはバーンかスモークオンザウロォーターなのでは?日本人の挨拶代わりの曲とも言えるのではないだろうか. 世界的なセールスってそんなに高くなかったらしいし,多分レッドツェッペリンなんかにくらべると全然セールスや知名度負けているような気もするが,日本人ならばやはりディープパープルを知っていなくては.こんなベーシックなアルバムを残しているのにリッチーブラックモアの世界的評価は驚く程低い.ロックギタリストの投票やると大抵圏外である.やはり,ここは日本人が支えなくてはならないのではないだろうか. そうした思いの日本人は多いことだとおもう.先日のブラックモアズナイトのコンサートでも「リッチーが着席しなさいと言っている」といわれて,全員がちゃんと着席してコンサートを楽しんだ.のちにリッチーが「立ってもよい」というジェスチャーをすると全員スタンドアップ.そしてまた「すわれ」のジェスチャーでシットダウン.まるで犬である. 日本人がここまでリッチーを崇拝しているのに,リッチーは長時間の飛行機にたえられない(私もそうである)ためか,なかなか日本に来てくれない.いっそのこと日本に移住されてはいかがか. 私はちょっと変わっているのかもしれないが,このアルバムで一番好きなのはPictures of home.先のギターソロとキーボードソロの他,なんとベースソロまで入っている.特にベースソロは,なんだか勝手に転調するような変なメロディで,歌詞はよくわかんないが,途中ブレイクがあったりとにかく変な曲なのである.ボーカルのコーラスも面白いし,私にとっては思いでの曲なのだった. あとCDにもちゃんと入っていたが,あのカリグラフィックな歌詞カードも素敵.あの文字をまねしようと英語の時間に突然変な筆記体に変更した輩も多いのではないか. あー,でもやっぱりスモークオンザウォーターとか聴くとそれだけでワクワクしますね.きっと日本人はこの曲といっしょに起きた自分自身の出来事なんかも思い出すんではないでしょうか? 昨日歯医者へ行った. 18年前に奥歯2本が悪くなったらしく,2本の神経を抜き,さらに「まとめた方が強いから」といわれ2本を合体させたクラウンを入れてもらった.それのうち手前の1本がだめになったため,2本分はずして治療しなくてはならなくなったのだ.1本悪くても2本いっしょにやらなくてはならないのだから1本ずつにしてくださいよと医者に懇願したが「2本をくっつけた方が絶対強い.18年ももったのは2本くっつけたからだ」といって許してくれなかった. というわけで,治療に行ったのだが,いきなり麻酔.あー,やっぱり麻酔がいるようなことするのかー.とがっかり.がんがん削っていったが,その後,ハンマーでがんがん歯を殴るのだった.そんなに殴って根は大丈夫なのか?歯ってこんなに殴っても大丈夫なものなのか?などと考えていたが,なんとか強く貼り付いている2本分のクラウンをとることができた.中身は大丈夫だったので型だけとって,また来週. この後麻酔がきれてきてめっちゃくちゃ痛くなってきた.やっぱ,根とか歯茎とかえらいことになっているのでは?痛くて仕方ないので,そのままいつものイーズ鍼灸院へ.ここは,なんと,手と足に鍼を入れることで歯痛を抑えてくれるのだった.横になるとますますずきずきする.同じ歯の治療をしてもなんともない人もいるのに,一体何が違うのか?痛みに鈍感な人っていいよなあ. 同じ人間なのに,なぜこんなに体に個性があるんでしょう? 個性といえば,私は中学高校時代からずーっとそうだが(というか生まれつきだとおもうが),幾何図形に非常に弱く,しかも記憶力が悪いという特徴がある.そのかわり,論理式やら物理でも論理的に解くタイプの問題は得意で,このタイプの試験ではいつも成績がよいのに,幾何タイプや記憶タイプの試験でどん底まで落ちるので,こういうテストで悪い点をとったときに先生に「なめとんのか」と怒られたりした.先生,ちがうんです,本当にわからないんですと泣いて説明しても分かってもらえなかった.実際論理タイプの試験の前日はほとんど勉強せずに遊んでいたが,幾何や記憶タイプの試験の前日は必死になって勉強していた.が,この勉強は全く効を奏せず,コスト対効果としては最悪だった.どうせ悪いならやらなきゃよかった.挙げ句の果て,睡眠学習機まで買ったが全く意味が無かった. 今日アルツハイマーの話をテレビでやっていたのだが,アルツハイマーというのは脳内のある物質が減っていく病気で,この物質が減ると,記憶が悪くなるのと,幾何のセンスが失われるのだという.文字や漢字も一種の幾何なので,自分の名前の漢字とかがどうしても出てこないなどの症状があらわれるらしい. ということは,私は生まれつきこの物質が人より少ないのかも知れない. 最近,この物質が失われるのを食い止める新薬を開発しているそうで,実験段階で成功したんだそうだ.新薬作るまでに10年かかるとして,さらに,それが一般的になるのに10年かかるとすると,あと20年待てば,私のこの脳も人並みになるんだろうか.
1月21日 お見合い 私は学生時代に合コンを経験したことがない.知らない内に,他の女の子達はしていたのに,なぜか誘ってもらえなかった.うーん... そうこうしているうちに社会人になったが,学生時代と同じく,他の女の子達はしていたらしいが,なぜか誘ってもらえなかった. あまりそういうのに興味がなかったというか,頭がそっちにいってなかったせいもある.それを友だちに見抜かれていたわけである.自分は全然見抜いていなかったのに. 高校の時も,他の女の子達はけっこう「好きな男子」とかと仲良くなったりしていたらしいが,なぜか,私が知らない間にそうなっていたらしい.その手の話の相談も受けたことないし,自分もしたことないし,あまり興味がなかったというか,頭がそっちにいってなかった. さらに,あっという間に結婚してしまったので,お見合いも経験がない.だから合コンやお見合いがどんなもので,どんな作法が必要か全然知らない.そんなもの知らなくても大丈夫とか思われるかもしれないが,とんでもなく常識がないらしい. 正月に高知で友だちとあったときにそういう話になって,友だちから 「まあ,はよう結婚した人は,そんなんしらんわねええ」 といわれながら色々説明してもらった.合コンにまつわる話も色々とあったが,何より衝撃的だったのはお見合いの話だった. 私はお見合いって,なんとなく,双方の知り合いから紹介されて,お互いが気にいったら結婚するものだと思っていた. ところが,本当は,お見合いをはお見合いをする時点で男性はすでにOKなんだそうだ.だから決定権は女性にあるというわけだ.これって,男性めっちゃかわいそうやん?会ってみて,女性の写真が修正だらけで現実はものすごかったりしても断れないってことよね?たとえばわきがだったりして,臭いに無頓着な男性ならいいが,どうしてもわきがにたえられないタイプの男性だったらどうするんだろうか?あと,声がどうしてもいらいらするとか.そういう生理的な好き嫌いってないんだろうか? その事情についてきくと,男って,仕事とか出世とかに結婚が大きく関わるのでそんなこと言ってられないんだそうだ.統計的に見合い結婚の方が離婚率がかなり低いことからしても,このシステムは非常に良いシステムだろうから,それで成立するような世界なんだ. ここで思い出したのが,会社の同期の女の子と話をしたときのことだった.見合い結婚の人は一人もいないが,大半が「恋愛と結婚は別」とか「自分はあまり夫をすきではないが幸せ」とか「夫から愛されていることが重要」とか「結局生活」とかそういうこといわれて,「愛しあっているから一緒にいたくて結婚に至ったのではないのか?」という私の疑問は軽くあしらわれたものだった.しかし,そのノウハウが,世間の「長く結婚生活を続ける」という幸せを勝ち取るのだった. というか,これが大人ということか. とすると,男性が「家族を大事にする」って,愛とかじゃなくて,人生のためなんか? でも,その方が離婚率少なくて,世間から見て「幸せな家庭」っていうなら,幸せな家庭って,ほどほどの愛ってことなのか? 考えてみれば,見合いもそうだが,合コンって目的は彼氏彼女を作るためよね? つまり,彼氏がほしくて合コンしている. それって,理解できないのだった. 私の場合,「交通事故的に好きな人ができる→ずっと一緒にいたいと思う」なので,「好きな人がいない」だったら,独りで十分なのだった.実際彼氏がいない時も彼氏いる人見て羨ましいと思ったことがなかった.高校の時なんか,それこそみんな恋愛していたが,それを見て私も彼氏が欲しいなあと思い付いたことが無かった.彼氏が欲しいからなにかしようとかいう発想が生じない.どっちかというといない方が人生楽っていう気もしていた. 見合いの場合は「嫁さんがほしいから」見合いするわけよね. 私の場合「交通事故的に好きな人ができる→ずっと一緒にいたいと思う→結婚という手段しか世間が許さない」なのだった. よくよく考えると,結婚とか,その彼氏彼女がいる状態が長く続くのって,それ自体を目的とした場合が長く続くに決まっている.好きになった→結婚という経緯を辿ると,結婚が目的じゃなかったんだから結婚が長続きしないと言うこともあり得る.だから恋愛結婚は離婚率が高いと言われる. これって少子化の話にも繋がるんじゃ無いだろうか. うーん,私ってまだまだ考えがこどもー. 40歳すぎたのにー.
1月29日 大殺界なので みなさん,今年から3年は私に大きな変化を与えないで下さい.いろんなことがあって,大変な時期ではあるけれど,私自身は,そんなに不幸でもないので,放っといて下さい.自分でなんとかするし. あー,嫌な予感がする. なんだか,みょ〜な動きが・・・. ブラックモアズナイトのニューアルバム,ビレッジランタンを購入した.レインボーちっくになっているということであまり期待していなかったが,やっぱりリッチーブラックモアのあの独特のセンスには脱帽.マシンヘッドの頃とは全く別のある意味演歌調のなんともいえないフレーズや,民謡調のリズム. 結局はまってしまった...
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