おとなことば

社会人になってからの話です.


↓↓↓↓↓↓長い前置き↓↓↓↓↓↓

小学校で社会科が急に難しくなる4年生の頃,私はひどいいじめを受けていて,学校の成績が急に下がった.これに伴って,社会科がとても苦手になった.中学校では挽回しようと努力したが,中3の時の社会でまたひどい先生にあたってしまい,さらに社会が苦手となった.あと,中学の時急に国語の教科書の文字が小さく,また,本は分厚くなり,なにやら長い文章が教科書に記述されるようになり,読んでいくうちに,最初に誰がどうだったか,何の話だったのか覚えられず,一つの物語や単元を読み終えることができなくなり,国語が苦手になってしまった.しかし,同じ先生に教えられ,同じ教科書で勉強した友だちが社会や国語が得意なので,これは私の言い訳でしかないだろう.数学や物理,化学はあまり好きではなかったが,他の科目に比べて圧倒的に覚えなくてはならない項目が少なかったので,他よりは圧倒的に成績が良かった.本当は生物が好きだった(学校トップでした)が,学校のカリキュラムの都合と,就職等の関係で生物を専攻できず,結局今に至っている.

つまり,何が言いたいかというと,私は小学校中学校高校大学と理系の女だったのだった.理系の女は国語社会がだめだ.しかし,理系といえども,社会人となると,学校で理系の学問を習っているだけでは出てこない日本語がばんばん出てくるようになる.このあたりで「理系は勉強ばかりしていて常識がない」といわれる所以の出来事ががんがん起こる.従って,社会に出てからは,理系の勉強よりも国語や社会の勉強を学生の時以上にやらなくてはならない.しかし,学生の頃は仕方なくやらされていたということもあって,苦痛でしかなかったが,今や,このホームページで自分の国語や社会常識の無知さをギャグにし,また,それらを知ることの喜びを感じるようになり,最近は国語も社会も大好きだぞ.ここ数年の愛読書は「よくわかる世界史」だが,これが,なぜか,教科書風味なので,そうなると,また,読む速度が実に遅く,数年前からの愛読書のはずなのに,まだギリシャ時代を突破していないのであった.

↑↑↑↑↑↑長い前置き終わり↑↑↑↑↑↑

さて,そんな私が社会に出て,頻繁に登場する未だになじめない日本語をいくつか紹介する.

(1)「おざなり」と「なおざり」

なんか取り残されているような感じ.「おきざり」と似ているからか.意味は不明だが,会話で相手からこの言葉が出てくると,前後の感じから類推して話をしている.この2つの言葉については何度か辞書を引き,漢字まで突き止めたものの,どうしても意味が覚えられない.

(2)「いかがなものか」「いかばかり」「いかんせん」

いか3兄弟と読んであげよう.子供があまり使う言葉ではないので,これを聞いた次回からやたらと頻繁に使う諸姉も多いのではないだろうか?「いかがなものか」を使う場面って,ものすご相手を否定している感じがするぞ.「いかばかり」って葬式関係用語か.「いかんせん」って,接続語かなと思うけど,別に付けなくても言葉の意味は通じると思うが.

(3)「殿」

ビジネスの世界で手紙やメールにおいて相手の敬称としてよく使われているが,私は男じゃないぞ.「姫」と書いて欲しい.しかし,姫って独身じゃないとだめか?殿に対する女の敬称って姫じゃなかったらなんだろう?妃っていうと,なんか違うし.やっぱ姫か.私とビジネスでおつきあいのある方,これからは「姫」でよろしく.

 

このように,日本語力が根本的に欠落している私なので,ホームページの文章が稚拙なのはいたしかたがないのであった.

ああ,また,良く意味も分からず,よく聴く言葉(「いたしかたがない」=「仕方がない」でいいじゃないか)を使ってしまった.

 

(2005/2/26)


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