★ビデオ (DVD) リリース情報(2)
05-02-27 *updated!
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★ビデオ (DVD)/海外盤(未公開)リリース情報
★ビデオ (DVD) リリース情報(1)←バックナンバー(2002年迄)
■スイミング・プール(Swimming Pool) ※公式 NEW!
by フランソワ・オゾン(2002年)
2004年GW〜シネマライズ、シャンテシネ他にて公開/配給:GAGA
2005.1.21 DVD発売。4935円。
未公開場面やインタビューなど映像特典多数収録。
プロヴァンスのリゾート地での殺人事件。ミステリー。オゾン監督ご贔屓の女優対決です。シャーロット・ランプリングがミステリー作家の役で、リュディヴィーヌ・サニエが社長の娘役。対称的なタイプの二人の女性、映像美。
ランプリング演ずる作家のモデルはパトリシア・ハイスミスなど70年代の作家だそうですが、とくにレズビアンの要素をなかったような気がします。特筆すべき点はヌードが多いことですねえ(笑)でもエロティックな雰囲気は全くしませんでした(個人的意見です)。ミステリアスなお話としては前作に比べ佳作ながらも非常にひきつける作風でした。
■しあわせの法則(Laurel Canyon) ※excite特設/公式/公式(E)
by リサ・チョロデンコ(2002年)
2004年4月ヴァージンシネマズ六本木にて公開済/配給:キネティック
2004.12.22 DVD発売。3990円。
インタビューなど映像特典収録。
『ハイ・アート』のチョロデンコ監督の新作です。LAを舞台に40代の音楽業界人のジェーン(フランシス・マクドーマンド)とその息子の精神科医サム(クリスチャン・ベール)、その彼女アレックス(ケイト・ベッキンセール)、ジェーンの年下のボーイフレンド、などなど多様なラブがからみ合う、お話。←基本的にはヘテロなドラマですがマクドーマンド&ベッキンセールのキスシーンなどはあるようです。
マクドーマンドは過去にレズビアンの靴屋の店員を『夢の降る街』で演じたことがあるようですがこの作品での自由奔放なワイルドなママ、の評判はとっても良いようです。
★追記(2003.9.26)東京国際女性映画祭2003で一足先に公開。
■パーティ★モンスター(Party Monster)
by フェントン・ベイリー、ランディ・バーバト(2003年)※公式/公式US/公式UK
2004年3月シネマライズにて公開済/配給:シネマパリジャン
2004.9.22 DVD発売。5040円。
当時セレブが押し寄せたクラブ"54"なき後、80〜90年代の着飾ったニューヨーク。そのクラブシーンで起きた殺人事件(実話で99年にドキュメンタリーが作られた)の犯人であるクラブオーガナイザー Michael Alig 役を演ずるのはお久しぶり!のマコーレー・カルキン。キャンプでドラッグな要素たっぷり。
2003年LAレズビアン&ゲイ映画祭でもプレミア上映(←チケット高すぎで売れてなかった模様)、9月に全米公開。元祖子役俳優だった、マコーレー・カルキンの復帰作。共演はセス・グリーン(後にこの実話を本に書く相棒役)、ルーシー・リュー、クロエ・セヴィニー、ナターシャ・リオン、マリリン・マンソン(女装の娼婦役)。なんかすごそう。
■アタックナンバーハーフ2(The Iron Ladies II) ※公式/公式(E)
by ヨンユット・トンコントーン(2002年)
2004年4月ヴァージンシネマズ六本木ほかにて公開済/配給:クロックワークス
2004.9.24 DVD発売。3990円。
インタビュー、来日映像など映像特典を多数収録。
3月にタイでは大ヒット公開。for all gender なタイのあのバレーボールチームが戻ってきました!
いかにもオカマ、って表現がテンコモリなんですが、元気になる楽しい作品です。
■ジーリ(Gigli)
by マーティン・ブレスト(2003年)※公式
2004年公開予定が中止→DVD発売のみに/配給:ブエナビスタ
2004.8.25 DVD発売。3999円。
ベン・アフレックとジェニファー・ロペスが共演後結婚して話題になった作品。
ベン扮するチンピラがボスから誘拐をそそのかされ、事件にまきこまれるといったような話でジェニロペがレズビアンのギャングスターというのがキーです。まぁ二人がくっついてしまうわけですが。どーも、ベンは「チェイシング・エイミー」に続いてレズビアンをノンケに矯正する、ような役に縁があるのね。というか、ハリウッドはゲイよりレズビアンが好きみたいですが。
US公開後、レズビアン&ゲイからはそっぽを向かれているし思った通り酷評が続く作品です。見どころはジェニロペのみ? 出演者は豪華ながらも日本では公開されずビデオ発売。
■エヴァとステファンとすてきな家族(Tillsammans/Together)
by ルーカス・ムーディソン(2000年)※公式
銀座テアトルシネマにて公開済み/以降も全国順次ロードショー中/配給:ビターズエンド
2004.6.23 DVD発売。5040円。
『ショー・ミー・ラブ』の監督が描くほのぼの人間ドラマ。スウェーデンでは大ヒット。
家族って日本でいうと血縁みたいなイメージがありますけど、こちら1970年代・スウェーデンのコミューン(村?)が舞台。登場人物のメインは子供ですがほかいろ〜んな個性的な人が集まってて勿論ゲイありレズビアンあり、それは楽しいものです。音楽もアバあり70年代満載にて面白そう。
★追記(2004.1.2)こういう人間関係が描けるのも北欧ならではかも。しかし原題とこの邦題は合わない。子供の視点のみで観ているわけではないのだし、シュールだし可愛くはない。むしろ大人向けのユーモアだと思いました。ゲイのノンケ攻略があり参考になりました(?)。『ショー・ミー・ラブ』よりも傑作です。
■ファム・ファタール(FEMME FATALE) ※公式
by ブライアン・デ・パルマ(2002年)
2003年8月23日〜夏休み 日比谷みゆき座ほか全国東宝系にて公開済/配給:日本ヘラルド映画
2004.1.30 DVD発売。5040円。
メイキング、インタビューほか映像特典を多数収録。
アントニオ・バンデラス主演の官能サスペンス。音楽:坂本龍一
目玉はレズ経験アリのレベッカ・ローミン=ステイモスの官能レズシーン(笑)でしょうね。添え物的だとは思うので、本来ココには載せないつもりでしたけど、オマケです(^ ^;;;)。
■藍色夏恋(藍色大門/Blue Gate Crossing/Lanse da men)
by イー・ツーイェン(2002年)※公式
2003年7月26日〜シャンテシネにて公開済み/配給:ムービーアイ、トライエム
2004.1.21 DVD発売。3800円。
映像特典を収録。
昨年の東京国際映画祭でも上映され好評だった台湾の作品(フランスとの合作)。一部のL&G映画祭でも上映済みで、評判が徐々に拡大し各国でも公開されているようです。
高校生の女の子2人と男の子の、瑞々しくせつない青春ドラマ。どこかであったな〜的な雰囲気の話ですが、こういうテーマはアジアならでは?なセンチメンタリズムをかきたてられます。監督のデビュー作はゲイがテーマだったり、なんとなくうなずけるストーリー。キャストがなかなか可愛い。
■エデンより彼方に(Far From Heaven) ※公式/公式(E)
by トッド・ヘインズ(2002年)
2003年7月12日〜日比谷スカラ座2ほかにて公開済み/配給:GAGA
2004.1.22 DVD発売。3800円。
メイキング、「エデンより彼方に」解析、ムーア&ヘインズ Q&Aトークセッション、
予告編など映像特典を収録。
ジュリアン・ムーア扮する50年代郊外に成功した夫と2人の子供に恵まれた幸せな家庭に生きる主婦。しかし彼女は夫の秘密(ホモセクシャル)を知ってしまう。そして自らは黒人の庭師と恋に落ち....という孤独、真実の愛を描いた人間ドラマです。50年代のハリウッド映画では完全に封印されていたであろう物語。ダグラス・サークの時代−−テクニカラーっぽさを出した『8人の女たち』に続く50年代フレイバーな映像も見どころ。ビアンものではありませんが、"THE HOURS"つながり。こちらもアカデミー賞4部門ノミネートされました。
そして、まだまだ続くジュリアン・ムーア、ラブコールがかかっています。NY在住の新進作家オーギュスタン・バロウズの自伝的作品『Running with Scissors』ではゲイをカムアウトしているバロウズの、レズビアンである母親の役だと言う。監督はライアン・マーフィー。実現なるか?
■めぐりあう時間たち(原題:THE HOURS) ※公式/公式(E)
by スティーヴン・ダルドリー(2002年)
2003年5月17日〜丸の内ピカデリー2系ほかにて公開済み/配給:アスミック・エース
2003.11.28 DVD発売。3980円。
初回限定2枚組!(1.三人の女 (16分)2.ヴァージニア・ウルフの心と時代 (25分)3.ダロウェイ夫人の人生 (10分)4.フィリップ・グラスの音 (8分)4.予告編)。初回版以降の通常版の特典は監督&出演者のコメンタリーなど。
アメリカでは2002年クリスマス公開。随分延びましたね。
20年代:英国、ヴァージニア・ウルフ(ニコール・キッドマン)、50年代:LA郊外、ローラ(ジュリアン・ムーア)、90年代:ニューヨーク、クラリッサ(メリル・ストリープ)の3つの時代に生きる3人の女性を描いた作品。この構成は年代を3つに分けた『ウーマン・ラブ・ウーマン(If These Walls Could Talk)』を思い出させますが、こちらはヴァージニア・ウルフ、彼女の作品『ダロウェイ夫人』をキーにした文芸大河作品でございます。
20年代、『ダロウェイ夫人』執筆中のヴァージニア・ウルフ。この役のキッドマンは凄いですね! 顔が違います〜。あれつけ鼻ですよね(^ ^;)やはり。
50年代の主婦、ローラは『ダロウェイ夫人』を読んでいる。なにやら隣人の女性とのキスシーンがあるようですが...ジュリアン・ムーアの最近の出演作『エデンより彼方に(Far From Heaven)』もそうですが何か縁がありますね。
『ダロウェイ夫人』の名前はクラリッサと言います。同名の、90年代=現代に生きる女性クラリッサ(メリル・ストリープ。レズビアンのキャラクターを演じるのは初めてではない)は現在は女性のパートナーと生活するレズビアンで娘もいる。元恋人は男性でAIDSを患っていて、彼の男性の恋人が出てくるところが今っぽさ、でしょうか。
マイケル・カニンガム原作の映画化。この人の本は、ゲイのキャラクターが登場する作品が多いようです。
★追記(2003.03.14):さぁさぁ、アカデミー賞ではこの作品、監督、キッドマン、ストリープなど9部門でノミネート!(音楽は現代音楽のあの方だったんですよね〜)
『シカゴ』での看守役クイーン・ラティファ、ややレズっぽい役みたい。そして『フリーダ』(夏Bunkamura他で公開)ではバイセクシュアルだった画家フリーダ・カーロ役のサルマ・ハエック、共にノミネートおめでとうございます。
★追記(2003.6.19)今さらですが、『めぐりあう時間たち』は主演女優賞でニコール・キッドマンが受賞。『シカゴ』にちょっと負けてしまったかな、感が強かったです。これはミュージカル映画ブームが本当にきてる感じですよ。
ミュージカルと言えば、先頃発表されたトニー賞ではジョン・ウォーターズの『ヘアスプレー』が8部門で受賞。出演者、関係者もゲイだらけ、他のブロードウェイミュージカルもゲイを題材とした作品『Take Me Out』が受賞してました。アメリカはゲイが強い!(笑)
■Kissing ジェシカ
*公式/公式 (E)/ファンサイト (E)(予告編が何種類かあり)
(Kissing Jessica Stein)by チャールズ・ハーマン・ウォーンヒル(2000年)
2003年3/1〜テアトル・タイムズスクエアにて公開済/配給:20世紀FOX
2003.11.21 DVD発売。3980円。
映像特典はメイキング?と、未公開シーンを収録(アメリカ盤と同様と思われます)。
ニューヨークが舞台。ジャーナリスト、ジェシカは独身でデートも長い間していない。いろんな男性に会っては見たものの魅力的な人がいない。ある日、彼女は雑誌のいわゆる『女性探してます(女性より)』個人広告にあったリルケの詩を引用した文に目が止まってしまう。その掲載主ファンキーな画廊で働く女性ヘレンと連絡をとり意気投合・・・!
ストレートだった女性(二人とも!)が新しい世界を見つける。いわゆる流行りのバイ・キュリオスな作品だと思うのですがロマンティック・コメディ(!)というところに惹かれます。レズ&ゲイ映画祭では上映されていないのとレズビアンという言葉がほとんど見当たらないところを見ると、友情に少しアクセントをつけたものではないでしょうか?(脚本は良さそうです) 女優さんは二人ともファムです。一般にも受け入れやすくしているのでしょうね。どこにでもきっかけはあるということ。また主人公はユダヤ系ということの背景も興味深いようです。
2001年のロサンゼルス映画祭で審査員特別賞と観客賞を受賞。アメリカ、イギリス、オーストラリア、ドイツでも公開済。脚本はなんとメインキャストのお二人(ジェニファー・ウエストフィールド、ヘザー・ジャーゲンセン)です。
音楽はジャズやスタンダードの女性vocalばかりでかなり評判がよろしいようです。待ちきれない方、サントラをぜひ購入ください!(おすすめ)個人的には秋に公開してほしかったりしたかったんだけど早々に公開決まって良かったです。
ニューヨークつながりだと、NYを舞台にしたドラマ"Sex And The City"でも同性愛が扱われる回もあったりして、見逃せません。
★追記(2002.12.30):チラシが出回りだしました。残念なことに『スタイン』であるユダヤ人のバックグラウンドが割愛されていてあくまでロマンチックコメディで売り出したい模様。日本人が観るからそれでいいのかなぁ?
■blue ※公式
by 安藤尋(2002年)
2003年3/29〜シネ・アミューズ公開済/配給:オメガ・ミコット、スローラーナー
2003.9.26 DVD発売。4800円。
特典など不明です。
魚喃キリコのマンガが原作の女子高生二人の友情と愛情の物語。
主演は市川実日子と小西真奈美。共演が今宿麻美や村上淳、音楽は大友良英と、なにかこだわりが感じられます。モデル出身の人が多くて若いアート、ファッション系の人をターゲットにしてるのかな。実日子さんも実和子さん同様最近は女優で活躍してますね。テレビよりは映画向けかとは思ってたけど。
先頃、モスクワ国際映画祭で最優秀女優賞で市川実日子さんが受賞したそうですけど『華の愛』の宮沢りえさんといい、なんか日本人贔屓のような気もするが...? 2年続けて、なんか不思議な取り合わせですね。
★追記(2002.12.30):ちょっと切ないっぽい感じ? 一般映画で、日本人の描く女性同士のラブは青春もの(女子校もの)に集中してるような気がする。憧れものというか、やはり未成熟さなのでしょうか。綺麗にまとまってていいと思うけど、これもひとつのジャンルな気がします。観る前から言うのもナンですがね。これではとても中山○穂さんの小説の映画化はあり得ないのではないかと思います。
■8人の女たち ※公式/公式(F/E)公式(E)
(8 FEMMES)by フランソワ・オゾン(2002年)
2002年11/23〜渋谷シネマライズ、銀座テアトルシネマほかにて公開公開済み/配給:ギャガ・コミュニケーションズ
2003.7.21 DVD発売。通常版(111分)は3800円。
プレミアムBOX(261分)は6800円、2枚組豪華BOX仕様!! メイキング・ドキュメンタリー、NGシーン集、インタビュー、劇場予告編ほか多数の映像特典を収録。箱だけはデカいので(笑)オマケも期待されますぞ。
しかし、フランス盤のBOXセットは3枚組(しかも日本円にして6000円代)なんですよねぇ。出してくれないかな〜
50年代のフランスの邸宅で主人が殺害されていた。舞台に繰り広げられる密室ミステリー。そしてミュージカル。ビアン風味アリ?毒はあるのか楽しみなオゾン最新作が早くも公開。
<<カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベア−ル、イザベル・ユペ−ル、ファニ−・アルダン、ヴィルジニー・ルドワイヤン、リュディヴィーヌ・サニエ、ダニエル・ダリュー、フィルミーヌ・リシャール >>というそうそうたる出演者にビックリ! ベアールのメイド姿も結構気になります(笑)。
日本では市川昆監督の「黒い十人の女」という一人の男を殺そうとする作品がありましたが、オゾン監督はご覧になってますかね?(笑)ぜひリメイクをお願いしたいです。
★追記(2002.12.30):ビアン風味、どころではなかったのに苦笑(ネタばれのため省略)。うまく"レズ"を利用したという気もしないでもないですが、ねー。女性のいろんな側面を体感、女って怖い生き物? そういうものを表現できるのはやはりゲイ(「Sex and The City」の作り手もゲイの方)。それはさておき。
ドヌーヴとヴィルジニー以外はミュージカル未体験?(フランスの女優は歌う機会が多いのですが)8人それぞれの持ち歌は雰囲気たっぷりで魅力的。邸宅とはいえ撮影箇所は意外にも少なく、大きくはないステージに置き換えて観ることができ演劇的にも小技を効かせています。往年のハリウッド女優へのオマージュ、色あい、構成といい、最後の最後まで期待を裏切ることない作品。ミニシアターにしてはかなりの長期上映になりました(テアトル銀座は2003.4/4頃まで)。
■ラヴァーズ・キス ※公式
by 及川中(2002年)
2003年1月 25日〜日比谷スカラ座2にて公開済み/配給:東宝/BLUE PLANET
2003.7.25 DVD発売。
メイキング、未公開シーン、ロケ地案内、映像劇場予告編ほかの映像特典を収録。
鎌倉を舞台にした吉田秋生のマンガが原作。
平山綾、宮崎あおい、市川実日子が出演。
■メルシィ!人生 ※公式
(LE PLACARD)by フランシス・ヴェベール(2000年)
〜2002年11月シネアミューズ、大阪・テアトル梅田にて公開済み/配給:メディアボックス
2003.5.1 DVD発売。
メイキング・ドキュメンタリー、劇場予告編2種の映像特典を収録。
男子もの?です。コンドーム会社に勤めるさえない経理マンにリストラ話がふりかかる。隣室の老人が打ち出した妙案はゲイとカミングアウトすることだった、というコメディ。ダニエル・オトゥイーユ&ジェラール・ドパルデューという2大スターを起用してます。2001年のフランス映画祭@横浜で上映されました。←「クローゼット」というタイトルはやめたんですね。
■彼女たちの時間 ※公式(F)/公式
(La Repetition/リハーサル)by カトリーヌ・コルシニ(2001年)
〜2002年12/6までシャンテシネにて公開済み/配給:日活+トライエム
2003.4.25 DVD発売。
インタビュー(コルシニ監督/ベアール)、未公開映像、コメンタリーなどの映像特典を収録に加え、
12ページに及ぶエマニュエル・ベアール フォト・ブックを封入!
2001年のフランス映画祭でも上映された作品。10年ぶりに再会した二人の女性の友情と愛情の関係。
主演はエマニュエル・ベアールとカナダ出身のパスカル・ビュシエール("セットミーフリー"、"月の瞳"、"ソナチネ")の共演というところも非常に映画の国フランスのなせる技ですね。撮影:アニエス・ゴダール
■バルニーのちょっとした心配事 ※公式(F)
(Barnie et ses petites contrar)by Bruno Chiche(2000年)
〜2002年11月上旬シャンテシネにて公開済み/配給:アルシネテラン
2003.4.25 DVD発売。
男子ものですが...これも「メルシィ!人生」同様フランス映画祭で公開済みのものですね。
妻(ナタリー・バイ)もいる中年男性バルニー(ファブリス・ルキーニ)には2人の愛人がいる。一人は女性だけどもう一人は男性...。共演は若い女性の愛人のほうにマリー・ジラン、男性の愛人のほうにヒューゴ・スピア(「フル・モンティ」でもゲイ役でしたね)。中年のゲイ(バイ)男性が出てくる作品って意外に少ない?(古くは「日曜日は別れの時」とか)バイセクシャルを扱った作品はゲイ作品より珍しいかも。これはフランス発のコメディだそうですから、軽く楽しめそうです。
■火星のカノン
※公式(1) ←故石原郁子さんが寄稿なさってました。
※公式(2)
by 風間志織(2001年)
2002.11.8までシアターイメージフォーラムにて公開済/配給:アルゴ・ピクチャーズ
2003.3.21 DVD発売。
劇場予告編、スタッフ・キャストインタビューの映像特典を収録。
インディー出身の女性監督、ひさしぶりの新作です。昨年の東京国際映画祭ではアジア映画賞を受賞し、先頃のベルリン国際映画祭でも上映されました。最近ニューヨーク国立近代美術館リンカーン・センターで開催された映画祭「ニュー・ディレクターズ/ニュー・フィルムズ」でも上映済み。
29歳の店員・絹子は子持ちの既婚男性、公平と不倫関係で週1日の逢瀬と退屈な毎日を過ごすが、ある日街で知り合った二人の男女と親しくなっていく。そのうちの一人、聖は姉の元彼・真鍋のところに居候している。真鍋は彼女に好意をもっているが(ふられ続ける)、実は彼女が同性愛の人であることに気づいている。聖は絹子に恋するようになり絹子もやがてその事を知ることになる。
主演は風間作品では引き続き久野真紀子、聖役に中村麻美。素直に嬉しかったりするキャスティング(^^;)。
感想:公開から少し遅れて、観ました。ご覧になった皆さんはどう思われましたか?
幸せなんだろうか、本当に? でもそれが現実なんだろう、うーむ。
恋愛に性別はないというシンプルなファクター。
愛されても満たされないのは自らを愛してないから、では?
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