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4. 世界のL&G映画祭 info

★公開時期未定作品
04-01-03 *updated!

ビデオ (DVD)/海外盤(未公開)リリース情報←日本で公開されずビデオ化されたもの

■Shock by Karan Razdan(2003年) NEW!
インド映画。公開されたか不明ですが撮影は終わっているかも。
話題になっていたのは新進若手女優がレズビアンのキャラクターを演ずること。上流階級の、望まない結婚をしてしまった女性が恋におちた相手が女性、のような感じですが、ほんのチラっとした場面。あくまでハイ・ソサエティな人々の風俗を描いた作品らしいです。
1996年の『炎の二人(Fire)』では正面から女性同士の恋愛がテーマでインドでは大きな波紋を呼びましたが、それ以来ゲイが描かれた作品もいくつか撮られ、ちょっとしたムーブメントなようです。インドも変わっていきます。

■Hubby/Wifey by Todd Hughes(2003年)
今年の各国L&G映画祭で上映が決まっています。
インディー系トッド・ヒューズ監督の新作は作家ガートルード・スタインと恋人アリスがテーマ。
短編ですが興味深いのでリンクしました。写真

■Savage Roses by James Tucker(2002年)
NY、ブロンクスを舞台にしたラテン系女子大暴れのギャングスターもの。ラブあり、アクションありでありそうでなかった作品はやはりインディーならでは。
元はオフ・ブロードウェイの作品を映画化。監督はギャングものにこだわって撮ってるようですね。ビジュアルは結構よいです。公式

■Prey For Rock and Roll by Alex Steyermark(2003年)
こちらは掲示板からお知らせ頂き調べて参りました。
2003年のサンダンス映画祭で上映されたジーナ・ガーション様主演のガールズ・ロックバンド物語? 1980年代のLAのパンクロック・バンドのリーダーがジーナ扮するJacki(バイセクシュアルだって本当でしょうか?)。
この作品でジーナはプロデューサー、としても名を連ね、曲作りにも参加しています。舞台にも出ていたしインディー系のこういう作品にでるのは意欲的で素敵ですね。監督は音楽系の人で脚本を書いてる方もロッカーですね! もともとはオフオフ・ブロードウェイ・ミュージカルだったものを映画化したようです。ジョーン・ジェットの有名な曲を無断利用して訴えられたり話題は事欠かないし期待しちゃいます。
配給の皆様、公開するなら、絶対シネマライズでお願いしますね。但しハマアユのコメントは止めて。お願い。
★追記(2003.9.26)公式もバージョンアップして全米公開も本格的に始動! サントラのプロデューサーの一人は『ヘドウィグ...』の人でした(笑)。

■Marlowe by ジョン・メイブリー(2004?)※データベース参照
ジュード・ロウ、ユアン・マクレガーほか仲間たちの製作会社Natural Nylonによる新作の計画があるそうです。テーマはビートルズのマネージャーだったBrian Epstein。彼はゲイだっと言われ以前「ぼくたちの時間」(邦題`The Hours and Times')として映画化されてましたね。ジュードは「オスカー・ワイルド」に続き二度めのゲイ役。全くためらいもない挑戦的な姿はハリウッドの、ゲイに対する俳優の逃げ腰な態度とは違います。Natural Nylonでは、エリザベス朝(1533−1603年)に生きたゲイの詩人、クリストファー・マーロウの伝記映画の製作への準備をしています。ジョニー・デップかジュード(=シェイクスピア役!)が関わる感じ。いずれにしてもゲイフレンドリーな英国映画業界です。監督はゲイを公言している「愛の悪魔」のジョン・メイブリー。
制作のほう、全然すすんでないみたいだけど中止にはなってない模様です。

■Julie Johnson by Bob Gosse(2001年)
リリ・テイラー&コートニー・ラヴの個性が光る二人が主人公。結婚は失敗だと思っている、裕福でない労働者クラスの主婦が自分のやりたい事を模索していく。女性の友情。私にはレズビアンって雰囲気はハッキリ見えないんですが、やはり友情以上でしょうか。サンダンスやレズゲイ映画祭でもかかってますね。
このキャストなら観てみたい、って私は思いますよ〜。

■Family Pack
(Que faisaient les femmes pendant que l'homme marchait sur la lune?)
by Chris Vander Stappen(2000年)

「ぼくのバラ色の人生」がとっても可愛かった男の子?ものでしたが、その「ぼくバラ」脚本を担当していたクリス嬢の初監督デビュー作。
1969年のベルギーとカナダを舞台にした可愛い女の子カムアウトものです。
ビジュアルは結構いいと思います。文化村あたりで公開が期待できるでしょうか?

■我喜歡藍 "Lan yu" by スタンリー・クワン(關錦鵬)
中国の有名なゲイのネット恋愛小説「北京故事」をもとにした同性戀電影。URL:公式官報(には小説も載ってます)もあります。
ビジネスマンと学生の距離や年月を隔てたラブストーリー。カンヌでは上映済み。11月の東京FilmExや各国の映画祭でも公開済み。

■Maggie and Ann by Kimberly K. Wilson / 公式HP/Rainbow Chaser Productions
もうすぐ完成のインディーズ系の作品。アメリカでLA, NYで2000年中?には公開されるようです。あとは各国の映画祭関係でしょうか。
幸せな家庭にいる主婦アニーがソフトボールの練習に参加することによってレズビアンの女性マギーに恋してしまう、というお話です。HPで出演者の製作風景などちらっと見ることができます。女優さんは綺麗系かな。主婦ものというと「リアンナ」を思い出したんだけどもう少し明るいものを期待しました。ソフトボール、ってところはレズビアンが多いのかな。日本には主婦レズビアン人口も多いと思うのでぜひこれは公開して頂きたいですね。

■LE DERRRIERE "LE DERRRIERE"("From Behind") by ヴァレリー・ルメルシエ
祝フランス映画祭99で「ギャルソンヌ」として初お目見え。コメディエンヌ、女優&お洒落系な歌手として日本でも知る人ぞ 知るヴァレリーの監督&主演作第2弾。シングル・マザーに育てられた女性が、母の死後、やっと探し当てた父親はゲイ! そんな父親の気を引こうと自ら父親好みの男の子に変装する娘、っていうのも目からウロコ(?)なんですが、それだけじゃないのが金をかけてるだけの映画などとは違う。ゲイってこう思われてるのね、と客観的に見るだけでも興味深いところ。ぜひ公開してください!>配給会社様

■美麗少年 "Mei li shao nian - Xing yi yi xiao wang zi" by ミッキー・チェン(陳俊志)
山形ドキュメンタリー映画祭のURLはここ
ゲイを親や友人にカムアウトしている幸せな少年達のオムニバス(3作)ドキュメンタリー。監督みずからカムアウトしているのは、台湾でもすごいことのようです。ハッピーな作品は大歓迎ですね! 近作は東京のゲイカップルのドキュメンタリーだそうで、公開されることを願うばかり。
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