ラ「火がついたきりになっておさまらないの。(フィンの首に腕をからめる)あなたがそうしたのよ。
(得物を握る。)」
フ「!」
ラ「ね、がんばりましょ」
フ「(抱き締めかえす)…はい(ラケシスの前髪をかきあげ、頬をなで、唇を重ねようとする。)」
ラ「(顔を引いて)そんな必要ないの…あなただって、まだこんなにしっかりしてるじゃない」
(再び引き倒されるように体が重なる。)
フ「本当に、よろしいのですか?」
ラ「今度はどうしたらいいかわかってる?」
フ「…(確認するようにゆっくりと得物で谷間をなぞった後、くい、と力を込めて押し込む)」
ラ「んっ(挿入が終わってから)…うふふ」
フ「?」
ラ「…比べてもらいたい?」
フ「何とですか?」
ラ「あの人と」
フ「…どうぞ」
ラ「そんなことしないわよ。入っちゃえばおなじ。…して」
フ「(一瞬言葉の意味をはかりかねてから)は(動く。ただし、テンポが16ビート)」
ラ「あ、そんなに、そんなに急いだら、…ああっ(体に力が入る。きゅ、としまる)だめ、だめ、
(半分閉じた瞳に涙を滲ませる。投げ出してあった手の指を噛む)んん、ん、あっ」
フ「(作業に一生懸命でこんなこと聞いてない)っ、っ、っ、」
ラ「ああ、ああ、あはっ …は……、ん」(くったりと脱力する。)
フ「?(意外な反応に変な顔をする。)」
ラ「(目を開けて)…イっちゃった…」
フ「今、ですか?」
ラ「…わからなかった?」
フ「…はい」
ラ「ひさしぶり…こんな気持ち…はずかしいくらい(今さらに頬を染める)」
フ「(そんな顔が可愛いなー、と眺めている)」
ラ「ごめんね、ひとりでイっちゃって」
フ「いえ、…こんなことで御満足いただけるなら」
ラ「ほんと…私の中でまだそんなに立派…(何かに気がついた顔をして、起き上がる)」
フ「?!」
ラ「いいことしてあげる…そこに寝て」
フ「は?」
ラ「いいから」
フ「(予想の立たない顔をしながら寝ると、きゅ、と握られる感触)ぁ」
ラ「(つるりと淡く光る得物をふふ、と笑いながら見てから、)んー…」(唇の中に)
フ「…おやめ、ください、そこまでなさる必要は… ひっ」
ラ「んふふ(唇を離す)…変な声たてないで、笑うと歯、立てちゃうから(また含む)」
フ「(奥歯を噛む。腰が浮きかける)…っっ」
ラ「(舌で先端部分を撫で、そのまた先端に舌先をねじ込むようにする。)」
フ「うあ」
ラ「どうぞ、イっちゃって」
フ「(シーツを握りしめる)ぐ、…く…っ(fire!)」
ラ「(咽をならす)…んく」(筆者註・ひええええ、飲んじまった)
フ「…はあ(ため息)」
ラ「(顔に顔を近付けて)ごちそうさま」
フ「(呆然とラケを見る)…」
ラ「なに腑抜けた顔してるのよ」
フ「…なぜあなたが、こんなことを…」(本音)
ラ「哀れんでるの?(フィンのほっぺたをつねる)バカにしないで!」
フ「ですが」
ラ「そんなこと言うと(強引に唇を重ねる。濃い一時。だが)」
フ「(目を白黒させる)ん゛…」
ラ「(唇を離す)どう? 自分で出したものの味は」
フ「(目を白黒させている)…」
ラ「…お願い。あなたをひどい人と思いながらここを離れたくないの(胸板にぺた、とはりつく)」
フ「(その背中に手をまわす。)」
ラ「私にできることはしてあげたいの。いつか、あなただって奥様を」
フ「私はおそらく、…一生ひとりです」
ラ「私のために?」
フ「この時間を糧にして、…耐えます」
ラ「(潤んだ目尻を押し付ける)…ありがと」
フ「すいません、こんなことを」
ラ「いいの。…少し落ち着いた。(顔をあげる)じゃ、私をよく覚えて」
フ「はい」
ラ「(絡む唇と舌。)んん」
フ「(唇を離してから、何ごとか囁く)」
ラ「え(ぱっと上気、わずかに身を固くする)」
フ「(ラケシスの両の手首を掴み、寝台に押し付ける。上げた太ももを肩で腹に押し付ける
ようにして両足を開けてから、鼻柱でヘアをかき分け、秘密の場所に舌先を当てる)」
ラ「ひっ」
フ「(舌先で左右に張る)」
ラ「だめよ、そんなことしたら… ああ、んあっ」
フ「…その声が、たまらない…」
ラ「(強く吸われ、あまっさえ、探し物をしていたらしき指がするりと奥に入った感触)
なぜ? なぜ、こんなに上手なの?」
フ「(押さえ付けていた腕を解き、潤んだ場所に慣れたふうに得物をおしあてる。)」
ラ「(抵抗なく入ってくるものを迎えるように腰をあげる。)あああ」
フ「…あなたも、私を、覚えてくださいますか?」
ラ「ええ、覚えていてよ、何があっても、覚えているわ」
フ「ありがとう、ございます(ぐい、と腰を動かす)」
ラ「(その勢いに寝台に沈みこみそうになる。)ああっ あっ あっ」
(この間、様々に情けの限りを尽くす。)
フ「ああ…(ため息)」
ラ「(雰囲気を悟り、腕をからめる)」
フ「(腕をとり、肩にからめ、ぐいと前倒しになる)…あ…」
ラ「終わるの?」
フ「(無言で作業を続け、彷徨っているラケシスの視線とあわせる)」
ラ「え?(目を見られ、びりっと身体に電流が走る)」
フ「(タガをはずしたらしい。かぶさるように抱きしめる)ああ、もう、」
ラ「(察したらしい)いいのよ。あなたの子供なら、妊ってもいいわ」
フ「ああ、おそれ、いります」
ラ「(背をそらす)ああっ 私も、私も、だめぇっ(足を腰にからめる)」
フ「(細かく早いピッチの前後運動の後、ぐい、と奥に押し込む)うあっ(腰を震わせて果てる)」
ラ「(ぐったりともたれかかってくるフィンの身体をいとしそうに抱き締める)」
フ「…ラケシス…さま…」
ラ「すごく上手だったわよ」
フ「…は」
ラ「…私だけで終わってはダメ(と何か囁く)」
フ「(にわかに顔を赤くする)」
ラ「いいのよ、それが、私に今、できること…」おはり。
今さらこれについて、何を言えばいいと言うのでしょう(笑)
こんなんやってるから…耳年増になるのかな(笑)
なにはともあれ、無事…終わりません。
さらなる深みがまっていたり、するのです。
それはいずれ…special thanks papa!
19990423 清原因香