7月1日
をを、七月だ。恐怖の大王は目前だ。どうしよう20年前はびびっていたのに。 シェルターの建設も食糧備蓄もやってないよう。どうしよ。どーしよ。どうしよう。(^^;; まあ、一種の終末思想なんですが、これの代表が聖書に出てくる「ノアの方舟」。 1920年代のアメリカで、このノアの方舟が事実かどうかで裁判になったことがあった。 聖書に疑義を抱く人;「神が起こした大洪水によって、方舟に乗船していた生物以外は滅んだとあり ますが、本当に全て絶滅したんですか?」 聖書を擁護する人;「…魚は生き残ったでしょうな…。」←結構冷静である。(笑) 聖書に疑義を抱く人;「蛇はイブを唆して林檎を食させた罰として、現在のように地を這うことに なったそうですが、それではそれ以前は一体どのような姿勢で歩行していた のですか?」 聖書を擁護する人;「裁判長!彼は揚げ足を取って聖書を侮辱している!! 黙らすべきだ!!!」 以後大荒れ。 当時はマジでやっていたんでしょうけど…。(笑)7月2日
1945年2月、ヤルタでアメリカ大統領ルーズベルト、イギリス首相チャーチル、ソ連首相スターリンが 第二次世界大戦後の国際秩序や連合国の戦略について話し合いをしました。 その時、日本への対応についてのお話です。 チャーチル「日本の敗北は確実だ。この上は日本の名誉に配慮した終結方法を検討してはどうか?」 ルーズベルト「日本は卑劣なだまし討ち(真珠湾攻撃)をした。日本には名誉を保ち得る余地など もはやない。あるのは無条件降伏だけだ。それがアメリカ国民の望みだ。」 チャーチル「しかしそれでは日本の必死の反撃を招来しかねないし、あたら犠牲者が増えるのでは ないか?」 スターリン「無条件だなんだと何故そんな些細なことにこだわるのか?まず日本を降伏させればよい。 仮に日本が条件を出してきたとしても、適当にあしらっておけばいい。降伏させさえす ればあとはこちらの思いのままだ。日本の出して来る条件などなんでこちらが守る必要が あるのか?」 チャーチルの発言は彼自身の騎士道精神の発露でもあるのでしょうが、戦後のソ連の脅威をいち早く見 抜いて、日本にソ連に当たらせる余力を残すべきだとの政治的配慮もある。 よほどソ連を警戒していたんでしょう。 ルーズベルトはさすが合衆国大統領。アメリカ国民が血に飢えていると言うことをよく分っています。 人間は個人よりも集団の方が、遥かに冷静になるのに時間がかかります。 でも、アメリカ国民が逆上するように仕向けたのはアメリカ政府なんだけど…。 スターリンはさすがです。現状分析が実に正鵠を得ています。 条約や約束など歯牙にもかけません。弱い国はたまりません。 バルト三国、ポーランド、チェコスロバキア、ひどい目にあった国は枚挙にいとまがないし…。7月3日
毎週日曜日の9時から「世紀を超えて」という番組が放映されている。先先週の話なのだが、世界のネット ワークを駆け巡るマネーのお話をやっていました。 冷戦という障壁が消えた世界市場では膨大なマネーが、少しでも有利な環境を求めて縦横に駆け巡るという 人類史上初の環境を現出させた。 一昨年はアジアの経済危機がやかましく言われた、去年はロシア爆発し、南米がやばかった。 要するに旨みがなくなった所から、雪崩を打って金が逃げ出したということである。人間や物だったら 国境で阻止のしようもあるのだが、ネットワークの中に検問所を設けることは不可能だ。軍隊が国境を越 えたら侵略である。しかし金の流れはたとえそれが悪意であったとしても止めようがない。 うーむ、ネットワークの中を通って侵略したり攻撃したりできるのか。いい時代になったなあ。 僕でも他国を侵略できるんでしょうか?(笑) この投機マネーに対抗するために、各国とも色々やっています。タイ、韓国は変動相場制になりました。 マレーシアはお金の流入が細るのを覚悟の上で為替管理に踏み切りました。中国なんて香港ドルが投機筋 に攻撃された時など300%という殺人的(?)金利で通貨を防衛した。どこも色々苦労しています。 番組で出てきたのだが、アメリカでは小学生だかち中学生から株の有利な買い方を教えているらしい。 女子高生が、ポートフォリオ作成コンテストで優秀な運用実績を残したとかで、コンパックの株2万5千 ドル相当を商品に貰っていました。日本でもやればいいのに。仕手筋の人を小学校に採用するとか。(笑) To be continued7月4日
さてその中で、為替変動による経済の不安定化を避けるためにアルゼンチンのやろうとしていることには 少々驚いた。 何とアルゼンチンは3年後を目処に自国通貨ペソを廃止して、米ドルに切り替えるんだそうで。 通貨発行権を放棄する。半分独立を放棄したも同然です。うーむ、大胆な決断だ。 わかり易くいえば、アルゼンチンは「どうか我が国をアメリカの植民地にしてください」といっている。 あとは外交権を放棄して、内政をアメリカに容喙させれば、一人前の立派な植民地の出来上がり。(笑) でも、考え様によっては植民地でもいいかもしれません。世界には植民地でも住民が豊かに暮らしている 国が結構あります。 モナコ公国は通貨がフランスフラン、安全保障はフランス軍が担当しています。 アイスランドは非武装国家ですが米軍が駐留していたりする。 リヒテンシュタイン公国は、通貨がスイスフラン、安全保障はスイスが担当しています。 地中海の出口ジブラルタルは1713年のユトレヒト条約以来英国の植民地なのだが、住民の圧倒的多数が 植民地であることを望んでいる。 なんか小国ばかりだけど。 一方独立国であっても、北朝鮮やザイールみたいに悲惨な国もあるし・・・。 安全が保証されさえすれば、独立なんて考える必要はなくなるんでしょう。 第一低コストだ。 ただ、歴史にはローマの安全保障の証文を信じきって、平和の中で安全保障に対して興味を喪失していたら、 ローマが豹変してあっけなく地上から消滅させられたカルタゴの例もあるし。 軽武装であればある程、政治家は狡猾でなければいけないんだな。 政治家が、国民と一緒になって平和を謳歌しているのは、亡国の兆しかな? 明日もこの話の続きをやります。7月5日
自国で独自の通貨を発行せず、他国の通貨を使うというのは歴史上珍しいことではありません。 というより信用を創造できない国はそもそも通貨の発行などできない。 要するに信用されない国は相手にされないってこと。 かつて日本は、中国の通貨を三百年もの間使っていたことがある。 日本の通貨の歴史は708年鋳造の和同開珎が最初と、前は言われていたけれど、そそれ以前の通貨 も見つかったと新聞に出ていた。私の受けた教育は何だったのだ。 さて、日本はこの和同開珎以来、958年 鋳造の乾元太宝まで作られていたといわれているが、日本人 にほとんど相手にされなかった。主な交換手段として流通していたのは米か布だ。中国では春秋戦国時代か ら通貨が流通していたのとはあまりに対照的である。 要するに誰も朝廷など信用していなかったのだ。当時の日本の国力の脆弱さにはあはれを覚えてしまう。 苦肉の策として朝廷は蓄銭叙位令(要するに金と多く貯めた奴には官位を下賜するという法律)を作って 流通を図ったりするのだが、まともな金融機関がない当時では、金が文字通り死蔵されて全然巷間に流通 しない。 しかし、これほどアホな法律も珍しい。記念碑を作るべきである。(笑) この物々交換経済に風穴をあけたのが12世紀の平清盛だ。彼は日本が物産を輸出して中国の宋銭を輸入 した。日本人は自国の通貨をそれまで全く信用していなかったのに、宋銭が入ってくると争ってこれを求 めていた。中国に比して、あまりにも歴然とした国力の差である。 経済の原則とは実に冷徹だと思う。去年のアジア危機でもアジア諸国の人たちは、自国通貨を全く信用 せずに米ドルの獲得に狂奔していた。 自国民に自国の通貨を信用させることができない。 国民が自国の通貨に対する信用を喪失する。 考えてみれば亡国そのものだ。合掌。7月6日
スポーツネタでいってみます。 サッカー南米選手権。ロナウドはほんとにすごい。彼はホントに人間か? オリンピックアジア予選。小野が怪我で全治三ヶ月。見たらかにバサミやられてました。 メジャーリーグ。マーク・マグワイアのホームランはド迫力。ボールがまるでピンポンだまです。 でも、世界で最も美しく素晴らしいホームランを打つのはシアトルマリナーズのケン・グリフィー・Jr です。サミー・ソーサのホームランには特徴がないのであまり好きではない。 日本最高のホームランバッターはダイエーの吉永幸一郎。ジャイアンツの松井が日本一のように言われて いるが、松井ははっきり吉永より劣る。スイングのスピードが違う。 イチローはすごすぎ、このままだと6年連続首位打者、最多安打。 ウィンブルドン。下馬評どおりピート・サンプラスがウィナーになった。 やはり彼は実力が一頭ぬけている。7月7日
未成年の強盗事件や恐喝事件がここ数年多発している。理由は金が欲しかったからというのが大半だ。 ところで何で金が欲しいのだろうか?例えば一万円札にそれほどの価値があるのか? あれを作るのに 原価がいくらかかっているのだ?詳しくはわからんが、100円いってないのではないか。 何でそんなものを皆ありがたがるのだ? 歴史上通貨には必ず金または銀が含まれていた。そうでないと価値を証明できないからだ。紙幣なんか インフレの原因にしかならなかった。 思うのだが、日本人は口を開けば政府や政治家に対して不平不満を言うが、日本人ほど国を信用している 国民も世界では稀だと思う。 その証拠に、そんな政府が発行している紙幣を信じきっているのだから。 フランスでは子供の誕生日に金貨をを贈る習慣があるのだそうだ。フランスは普仏戦争に敗れ、インフレ に苦しんだ。第一次大戦、第二次大戦で国土が蹂躙され、多くのフランス人は財産を失ってしまった。 ロシア革命の時には、大量に保有していた、ロシア国債が紙屑になった。 こういう歴史の苦い教訓を経てきたフランス人は紙幣をほとんど信用しません。 古い農家をを取り壊すと、今でも金貨を入れた袋がよく見つかるそうです。7月13日
一週間ほどワープします。(笑) 広島カープが13連敗している。達川が監督になってキャンプの間中、選手をしごきまくっていたので 大丈夫かなと思っていたが、どうやらキャンプで今年のエネルギーは使い果たしていたようである。 小渕首相が衆議院比例区の削減問題について、「この問題は議員の身分にかかわる問題ですので皆で 議論して…」とか何とか言っていた。議論?。もう法案は衆議院に出ているのに。 法案出した側が国会で議論を求めるって…。(^^;; 民主党は賛成だって言ってんだから、すぐに通るでしょうに。7月14日
ニューヨークのダウが一万一千ドルを回復しました。 東証の平均株価が一万八千円を突破しました。 うーむ、誰も恐怖の大王など信じちゃいないね。7月15日
中国では万里の長城ならぬ万里のファイアーウォールを建設しているんだそうな。 中国では不正アクセスは場合によっては死刑が適用されるのだそうです。 情報の管理にものすごく気を払うというのは戦争準備をしている証拠です。(笑) 中国はパソコンの基本OSがウィンドウズであることにものすごい危機感を持っているみたいで、 盛んにライナクスの使用を推奨しています。 ウインドウズはソースコードが公開されていません。マイクロソフトがアメリカ政府の味方をしたら (絶対すると思うけど)いざという時どうなるかわからない。ウインドウズを停止させる特殊コードなんか 組み込まれていたら洒落にならない。現代の社会はパソコンが停まったらお手上げだ。 でも、ライナクスってセットアップがホント面倒くさいんだよなあ。
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