「めぐみの女装体験記 in London & Paris」
あちこちで言ってるけど、私はもうすぐ日本へ帰国します。
そんな訳で、ヨーロッパでお世話になった会社にちょっとご挨拶も兼ねて出張してきました。
誤解しないでくださいね。ちゃ〜んとまともなお仕事もしてきたんですから。
その中で、パリとロンドンで、あったまくる体験と、とっても素敵な体験をしてきたのでご披露しましょう。
(もち女装関係よ)
先ずはパリ。(99.2.23)
出張の2〜3週間前から、ロンドンに住むTVの人とインターネットで知り合い、mailのやり取りをしていたんだけど、
出張直前に丁度私も彼女も同じ日に仕事でパリいることが分かったので、じゃぁ会いましょう、ということになって、
急遽彼女が泊まるところと同じホテルに変更しました。
何でかって?そりゃあなた決まってるじゃないですか、長い夜を濃厚に楽しもうと思ったら同じホテルに泊まってた方
が便利だから…
彼女とmailでやり取りしてて、私と性癖が似てるなーって思ったから、こりゃ楽しめそうだわぃ、と思ったわけですハイ。
ホテルはシャンゼリゼ通りの裏手にある4つ星のなかなかシャレたホテルで、めぐみはとても満足でした…部屋は。
私は5時頃到着したのですが、彼女は7頃到着するという話だったので、お風呂に入り、無駄毛を剃り、お化粧をして、
お揃いのパンティーとブラを着け、ブラにはパット入れて、黒の太股部分がレースになっていて、裏側に少し粘着力の
あるベルトが付いているストッキングを履き、Wigを着け、洋服は全然気に入ってない変なスカートしか持ってなかった
けど仕方なく着けて、シャツは普段きているカジュアルの物で代用。
シャツの下のボタンはせずに少したくし上げ、前で結んだら何とか見栄えのするアウターになったので、「まぁこれでい
いや。どうせすぐぬぐんだし〜」っと思って鏡の前で、ハイポーズ。
「ン〜なかなか良いんじゃない?」っと思わずにっこり。
完了したのがジャスト7時。
携帯の電話番号教えてもらってたから、ウキウキドキドキしながら電話したら、「まだユーロスター」の中なんだよって
応えが返ってきたので、「そう、じゃあ着いたら電話ちょうだい。私の部屋番号は…」っと言ったところで電話が切れてし
まいました。
トンネルにでも入ったのかしら?と思ってしばらくかけ続けたんだけど「電話は切れています」というメッセージばっかり。
・・・な〜んかうさんくさくなってきたぞ〜・・・と思いながらも欲情しきった女のアカサタナ・・・浅はかさ、1時間半くらい
10分おきくらいに電話かけて、そのたびに「電話は切れています」のメッセージに疑惑はつのるばかり。
・・・まったく何のためにホテルまで変えたと思ってんのよ・・・
ようやくつながって彼女が出ました。
「あーハイ、メグ」
・・・ちょっと驚いてるみたい???・・・ますます怪しい・・・
「今ちょうど到着したところだよ。同僚に少し付き合わなきゃいけないから、あと1時間待ってくれる?」
「うん、いいよ。私の部屋は305号室だから、準備かできたら電話ちょうだい」
「305、私の部屋は307だから2つ目だね」
「ほんと!?すてき〜」
「じゃぁ、1時間後に電話するよ」
「うん、じゃあね」
・・・やったー!!やっぱり嘘じゃなかったんだ〜・・・
ルンルンルンと思わず一人で踊りだしてしまいました。
それから1時間が経ち、2時間が経ち、あ〜ん、これじゃ彼女が来ても楽しむ時間ないじゃない!どうしよう?まったく
何考えてるのかしら?
とうとうしびれを切らした私は307号室へ電話したのですが応答はなし。
結局それから更に1時間ほど待って、二人の楽しいパーティーを諦めた淫乱めぐみは、一人寂しく淫らなパーティー
を楽しんだのでした。
なんか、とってもみじめで、泣きたくなっちゃったけど・・・・・・1人のパーティーもまたおつなもので、相変わらず
激しく楽しんでしまいました。
あの後も、翌朝も彼女からは何も連絡がなく、チェックアウトの際、307号室は夕べ誰か泊まってたかレセプションに
聞いてみると、だ〜れも泊まってなかったことが判明。
だまされた!! あンのやろ〜〜〜〜!!!!! 最後の最後まで嘘ついてやがった。
はらわた煮えくり返る気持ちでその日のお仕事に励んだのでありました。
続いてロンドン (99.2.25)
ロンドンに着いたのは木曜の夕方5時頃。
ホテル内でも女装のまま歩き回れるロンドンでも有名なホテル Philbeach Hotel にあらかじめ予約をしていたので
早速直行。
もう少し早ければショッピングに行ってアウターや靴でも買おうと思ってたのですがそれは断念。
・・・あ〜あ、今夜は外には出られないな〜、上に着る服も靴もないんだから。・・・
「外」と言ってもそのホテルにあるバーに行くだけなんだけど。
そのバーは Jimmy;s Bar と言って、Jimmy という人がやってるTVの人達が集まる有名なところなのです。
でも宿泊は2泊。明日ショッピングして明日の晩こそは部屋のドアを開けるのよ!
っと思っていたのに、火事場の馬鹿力…じゃなくって、ン〜何て言うか、追いつめられた時に人って何かしらの
アイデア浮かぶでしょ。
初日の晩、取りあえずお化粧して、下着着けて、ふと浮かんだのが
・・・そうだ、別にブラウスとか着る必要ないじゃん。女性は男物着たっておかしくないんだし、カジュアルのセーター
着ればそれで足りちゃうんじゃないかしら?・・・
と考えて、実際来てみると何とかなるかもしれないという気がしてきた。
持ってきてるセーターは、色は明るい緑だし、ウール100%の丸首セーターだから、別に女性が着たって変じゃな
いよねって自分に言い聞かせて(実際良く似合ってた…と思う)、よしOK!
靴は黒の革靴しかないけど、こんなの履いてる女の子いっぱいいるし、だいじょうぶかもしれない。
・・・えーい!どうせ木曜の晩だし、そんなに人もいないだろうからこれで行っちゃえ〜!!・・・
と思い、ドアのノブに手はかけたものの、やっぱり勇気が出ない。
何たって、女装して人前に出たのなんて、2年ほど前のClub Catsだけなんだもん。
しかもその時はお化粧、洋服選び、何から何まで Cats のお姉様がお世話してくれたんだから、何にも不安はな
かったけど、今は自分でお化粧して有り合わせの洋服でたった一人で人前に出ようとしてるんだから、勇気でな
いのは当たり前よね。
ノブにかけた手を外してもう一度鏡のところへいって再度チェック!
・・・だいじょ〜ぶだと思う・・・んだけどな〜〜・・・
ドアのところへ行き、鏡の前に立ち、何回繰り返しただろ?
30分くらいはためらってたと思う。
最後は、「えーい、ままよ!!!!!」
「ガチャ」っとドアを開けて、恐る恐るバーのある所まで歩いて行きました。
途中ホテル内の談話室とレストランの前を通過しなくっちゃいけないんだけど、・・・あ〜ん、やっぱり皆こっち見
てる〜・・・
このホテルは半分がゲイのお兄さん方で、レストランは普通の人達にも開放されてるので女装者だけがいるホ
テルではないのです。
でも訪れる人達は皆このホテルがそういうホテルであることを知っているはずです。
一度バーにだけ来たことあるけど確かに女装した人達が大手を振って歩き回ってたし、何たってさっきレセプション
に「ここは女装して歩き回っても大丈夫ですよね?」って確認取ってるんだから。
・・・どうしよう・・・ここで引き返す訳にもいかないし・・・皆わたしのことどう思ってんのかしら・・・
・・・あ〜ん、あ〜ん、はずかしいよー!!!・・・
バーは地下にあります。
急いで地下への階段を降り、バーに入ると女装者は一人もいません。
いるのは普通そうなお兄ちゃんとお姉ちゃんが6人ほど。
やぱり皆でジーっとこっちを見てる。
特に女性の人はとても興味深そうにジーッとこっち見てる
・・・やだ!どうしよう・・・と考えながらうつ向きながらカウンタに腰を降ろすと、カウンタのお姉さんが、にっこりと
微笑みな がら近づいて来て、「ハーイ、何飲みます?」って言ってくれたの。
この人は純粋な女性。
何かホッとしたけど、さっきの兄ちゃん姉ちゃんは相変わらずこっちを見ながら、皆耳がダンボ状態になってる
様な感じ。
「ヘビーはありますか?」
「ン?ヘビー?」
「そう、HeavyとかDarkとかいうビールなんだけど」
「そういうのは置いてないわねー。うちにあるのはラガーとバドくらいよ」
「そっそうですか、じゃぁ、ラガーをください」
・・・ヘビーってこの間もロンドンで通じなかったな?私の住んでる地方だけのビールなのかしら?・・・
・・・まぁいいや・・・
さて、このあとどうしよう?
取りあえず女性雑誌持ってきたから、それでも見て2時間くらい暇つぶしてお部屋に帰ろ。
震える手で出てきたラガー(ビール)を飲み、たばこを吸い、雑誌のページをめくりながら、例の兄ちゃん姉ちゃん
をちらちら見てると、相変わらず私のこと見ながら何かささやいてる。
ああいうのが一番苦手。何言われてるのかしら?
少しするとその中の一人の兄ちゃんがツカツカとこっちにきて、「どっから来たの?」と尋ねてきた。
「えっ?あの〜日本です。でも今はxxxに住んでるんです。」
「こっちに住んでるんだ。良くここには来るの?」
「一度だけ来たことあるけど、こんな格好で来るのははじめて。」
「ふーん、でも奇麗だね。こんなきれいなTVガール実際に見たのは始めてだよ。」
「あら、ありがとうございます。」
・・・この人、私のこと口説いてるのかしら? でも彼女いるみたいだし・・・
「じゃぁ、またね」
・・・あれ?行っちゃうの?・・・な〜んだ・・・
その後少しづつ人数が増えてきて、・・・いい人がいたらヤッちゃおうかな?なんて思ってんだけど、3人くらい私の
所に来ては、奇麗だ何だと口説きにきて・・・でも皆何となく恐そうな人達だったから、断るのに苦労しちゃった。
(本当の話よ!)
一人なんか、私の後ろを行ったり来たりして、しまいには柱の影から私のことジーっと見てるのよ。
な〜んか恐かったな〜。
でも、私ってそんなに奇麗なのかしら???
ちょっと自信が出てきて、もう少しいたいな〜と思ったけど、いい人もいないし、明日も仕事だからそろそろお部屋に
戻らなくっちゃと思っていると、椅子一個隔てた所にちょっとでぶっちょのおっさんが座ってきた。
10分くらい黙ってビールをのんで突然「このお店は何時にクローズするんですか?」って尋ねてきた。
私に聞いて分かるはずないじゃない!
と思いながら、カウンタのお姉さんの方を見ると何か説明してた。
今思えば、あれはお話のきっかけを作っただけで、別に内容なんか何でも良かったのね。
それをきっかけにおっさんは自分のことをペラペラしゃべりはじめて、例によって私のことを誉めまくり、隣の椅子に
移動してきて、「もし男とTV娘がいたら君はどっちと寝たい?」なんて聞いてきた。
「ン〜!!どちらかというとTV娘がいいかな〜」
「あっ・・・そう」
おっさんすっごく寂しそうな顔してうつむいちゃった。
わたし可哀相になちゃって、
「あっ・・・別に男の人がいやって言うわけじゃないんですよ」
私ったら何いってんだろ・・・って思ったけど、パリのこともあるし、少し欲求不満気味だし、今を逃がしたらまたしば
らく経験できなくなるかもしれないし、悪い人じゃなさそうだし・・・
「良かったら私のお部屋来ません?」
・・・あ〜ぁ、とうとう言っちゃった〜・・・
おっさん目を輝かせて。
「本当?いいの?」
「・・・ええ、パリで嫌なことあってちょっとフラストレーション溜まってるから。」
・・・また、変なこと言っちゃった。・・・
おっさんの顔に活力が蘇り、いきなり態度が大胆になってきた。
背中のブラのところとか、お尻とか、内股とか触りまくってくるんだもん。
他の人の目もあるし、「あとでね」って言って何とか止めてもらったんだけど、期待と不安で何かがパンティを突き
破ってくる感覚は止められない・・・
ビールを飲み終えて、「じゃぁ、まってるから」っておっさんに言い、そそくさと部屋に帰って早速準備。
セーター来てるから脱ぐにはWig外さなくっちゃだめだから、Wig取って、お化粧がセーターに付かないように慎重
に脱いで、またWig着けて、何てしてたらおっさんが部屋に来ちゃった。
おっさんの前でスリップ一枚になったら、
「前に立って。そう、じゃぁクルっと一度回ってみて。」
おっさん、とっても満足そうにあちこち触りまくってきて「あ〜ん、もうだめ〜〜〜・・・」
・・・2度目の体験でした。
2度目?・・・1度目はどこで?・・・誰と?・・・フフフ、な・い・しょ!!!
でも何か男の人と'する'のってあんまり面白くないな〜って言うのが正直な感想でした。
オッパイいじってくれたのはとっても良かったんだけど、人のあそこをいきなり'むんず'と掴んでシゴキ出したのよ。
始めはじわじわと、ソフトタッチでじらしながら可愛がって欲しかったわ〜ン。
おフェラもあんまり良くない!!臭いのきらい!!!
やっぱり次はTV娘と女装レズ!!!これっきゃない!!!
おっさん、終わったら「また飲みに行かない?」って誘ってくれたけど、バーの回りの人達は皆私たちが何してたのか
知ってるし、何か恥ずかしくって、私はそのままお部屋に残って眠りにつきました。
まあまあの初日でした。
翌日・・・ロンドン (99.2.26)
翌日は先ずお仕事。
今日は何としても靴と洋服を手に入れなきゃって思ったので、正直仕事にも身が入りませんでした。
12時でさっさと仕事を切り上げ、お世話になった人達にご挨拶して、一旦ホテルに戻り着替えを済ませ、
あらかじめ探してあったTVをサポートしてくれるというブティックにTELして場所の確認。
そのブティックはLeytonというロンドンの地下鉄駅が一番近いということでした。
ブティックの名前は Doreen Fashions というところです。
何か結構遠そうなので気が引けちゃったけど、ここで負けちゃダメ!っと気を取り直して一路Leytonへ。
少し天気が悪いけど、別に珍しいことじゃないから泊まっているホテルの近くの駅、Earl's CoatからBank駅で
乗り換えて、Central LineでLeytonに到着。
さて、そんなに遠くはないんだろうと 'たか' をくくって、少し雨の降る中をテクテクと歩き始めました。
でも、歩けど歩けどお目当ての通りの名前、Lea Bridge Roadは出てこないし、足は疲れ、腰は痛くなってくるし、
誰かに聞くしかないなと思い、とあるお店で目的の通りの名前を聞くと「ああ、その通りならこっちの方向よ」
ととても近そうに言ってくれるので気を取り直して歩くこと30分、まだ見えて来ない。
また、別のお店で聞くと、「ここをまっすぐ行って、突き当たりがその道だよ」って言うからてっきりもうすぐだ!
って思って、またまた歩き出したけどやっぱり全然出てこない。
いいかげんいやになったけど、3件目で「そこの道だよ」って教えてもらって、'よし' と歩き出したけど、結局その
通りにつくまでに約20分「やった!着いた! Lea Bridge Road だ!」と思って目に付いた番地を見ると250。
目的のブティックは644だから、ここから約400件先の建物ということになる。
少しめまいがしたけど、ここで諦めちゃぁ 'おかま' がすたると思い更に歩くこと20分。
「あった! Doreen Fashionsだ!」
お店はとても賑わってる繁華街の中にあり、金曜の夕方ということもあって、かなりの人が歩いてる。
・・・あ〜ん、恥ずかしい〜、どうしようかな〜・・・
・・・えーい・・・っと、2回ほどお店の前を行ったり来たりしてついに突入に成功!
お店に入ると3人のおオバサマ(店員さん)がいて、奥を見ると、こちらもお店の人らしい'おじさん'が私になんか
な〜んも興味がないように鏡に向かって椅子に座ってる。
「こんにちは。」
「ハイ、こんにちは」
「あの〜、こちらはTVの人達を助けてくれると伺ってきたのですが・・・」
オバサマ少し目つきが鋭くなり、周りを見回して、小声で、
「何をおさがし?」
って聞いてきた。
・・・えっ?ここでもあんまり大胆にしちゃいけないの?・・・
と思いながら、私もついつられて、小声で、
「靴が欲しいンですが…」
オバサマ、また声のトーンが戻って、
「こっちに来て」
とお店の奥に連れて行かれて(奥って言っても外が見える程度の奥)、倉庫から色んなヒールを持ってきてくれた。
オバサマその中の10cmくらいの黒いヒールを私に渡して、
「ちょっと履いてみて」
・・・えー!ここで履くのー? お客さんとか来たら見られちゃうじゃない。・・・
でも、しょうがない、と覚悟を決めて片足だけ履いてみた。
ウーン、ぴったり。
「じゃあ、こっちも履いて少し歩いてごらんなさい」
・・・うっそー!まじー!?・・・
・・・もう焼けだ!・・・
両足ヒールに履き替えて少し歩いてみたけど、何で女の人はこんなの履いて歩けるの?
足が左右にぐらついて、ちょっと油断するとすぐに捻挫しそう。
・・・これは一本歯の下駄といっしょで、集中力の鍛練に良いかもしれない・・・
なんてバカな事を考えながら、
「じゃぁ、これください。」
お値段は16.99ポンド。
日本円で約3000円かしら?
質も良さそうだし、思ったより安かった。
私のイギリスでの靴のサイズが8号だったってことも分かったし、収穫収穫。
「あと、スカートとブラウスが欲しいんですけど」
「OK、ここに入ってちょっと待っててね。」
試着コーナーで待っていると、オバサマがスカート持ってきてくれたのは超ミニの黒のスカート。
「えー!それちょっと短いすぎますよー!」
「いいからいいから、ちょっと着てみなさい」
・・・これは現実に起こっていることなんだろうか?〜〜〜〜〜・・・
スカートは腰がゴムになっててまるで私のために作られたみたいにぴったりだった。
無駄毛剃っておいてよかったなー、なんて思いながら、スカート履いたら、オバサマ次に黒のノースリーブ持っ
てきてくれて、「これも着てごらんなさい」だって。
・・・ひぇ〜、こんなピッチリしたのきるのー?・・・もうどうでもいいや・・・
と思ったけど、着てみるとなかなか素敵。
でも、やっぱり腰のくびれの無さは目立つし、ボクシングで鍛えた自慢の腕は筋肉モリモリ言ってるし、・・・やっ
ぱりだめねー、って思ってたら、オバサマが、
「どう?着終わった?」
「はい」
「ちょっと見せてね・・・あっらー!!!奇麗ねー。すばらしいわー」
「でも・・・私は長袖が欲しいんです。それも、もう少し腰のところがルーズなのが」
「あらそう?似合ってるのにねー」
その更衣室には何枚か女装した人達の写真が貼ってあったけど、なるほど、皆おなか出てるし、あまり奇麗じゃ
ないわね。
これなら、私のこと見て「キレイ!」って言ってくれるのも少し納得かな?
・・・何自信つけてるんだろー、私ったら・・・
そんなこと考えてたら、オバサマがやっと私が欲しかったのに近いブラウスを持ってきてくれました。
やっぱり色は黒なんだけど・・・このオバサマは黒が好きなのかしら?・・・本当は白のスケスケ系がいいんだけど、
まぁいいや。ここでまたイチャモン付けてせっかく親切にしてくれる人の気分を損ねたらマズイからな・・・
そんなこんなでやっと満足行く洋服が決まって、全部でいくらかなーと思ったら、靴、スカート、ブラウス、全部
込みで35ポンドくらいだった。日本円で約7000円。
高いか安いか分からないけど、きっと安いんだろうなー。
サイズも私にピッタリのがあって、こんなデザインで私に合うようなサイズなんか日本にないんじゃないかなー?
とてもルンルンした気持ちでお会計しながらお話してて、つい私が「もっと腰を締めなきゃ」って言ったらオバサマ、
「そんな必要はないわよ。こういう良いものがあるんですから。」
と言ってコルセットを見せてくれました。
日本ではウェストニッパー。
海外では Cincher (シンチャー) って言うと思ったけど、見たら欲しくなるのが 'おかま' の常。
「じゃぁ、これもください。」
・・・あーぁ、また衝動買いしちゃった・・・
これが一番たかかった。
25ポンド(5000円)もしたんでビックリ。
まぁ、普通 Cincher といえばもっとするからお買い得だったのかもしれない。
うれしかったのは、オバサマが、「あなたは細いからSかMで良いはずよ」って言ってくれたこと。
日本なら絶対にそんなこと言ってくれる人いないもん。
また絶対に来よう、と心に固く誓い、再度1時間半ほど歩いて Layton 駅に到着。
イギリスには珍しく、しとしと雨がすーっと降ってて、足はもう棒のようになっちゃって、心だけホテルの部屋に飛
んでいって着替えてる状態になってしまいました。
そこから40分ほどかけてやっと Earls Court のホテル Philbeach へ到着したのが6時くらいだったかな?
ホテルに入ると本物の女性がレセプションに立ってて、何やら係りの人と打ち合わせしているみたい。
聞く気はなかったんだけど、どうやら今夜このホテルで誕生日会するらしい。
てぇことは普通の男の人と女の人が来るのかな?
・・・ちょっとやばいなー・・・
昨日は大丈夫だったけど、今日は新しい、しかも超ミニのスカートにハイヒールだから・・・
とにかく疲れたから部屋で一休みしようと鍵をもらい部屋に入るなりベッドにダイビング。
着替えてはみたいけどくたびれちゃって、しばらくベッドに足投げ出して自分でマッサージしてました。
「本物」の足の「普通」のマッサージだから誤解しないでね。
別のマッサージはその日はもうする気なかったから……へへへ。
7時くらいになって、ようやく気力が回復してきたので、そそくさとシャワー浴びて、むだ毛剃りして、買ってきた超
セクシーなお洋服を着けたんだけど、cincher したから、スカートが少し緩くなっちゃった。
・・・これじゃ、ちょっと引っかけただけですぐに脱げちゃうけど大丈夫かな?・・・
鏡で見たけど、やっぱりお化粧してWigしないと感じが分かんなかったから、なるべく自分の全体を見ないようにして
(だって、首から下が超セクシーなお姉ちゃんで、首から上が中年のオッサンの顔じゃ、ちょっと興ざめでしょ)、
だいぶ慣れてきた手つきでお化粧をすませ、Wigを着けて、よし、と、鏡を覗くと…………ワー結構イケルんじゃない?
自分でもうっとりするくらい、なかなか美人のめぐみに変身できたので大満足。
カメラ持ってなかったから写真撮れなくて、皆さんにお見せできないのが残念。
Cincher してもあまり腰がくびれてないのがちょっと不満だけど、お尻を心持ち突き出すようなポーズで立てば、少しは
ごまかせるかもしれないことを発見。
あと顔つき。
やっぱり30ンー年男として生きてるから、気をゆるめると顔つきが男になってしまう。
20〜30分鏡の前で顔作りの練習をしたところ、目を心持ち大きめに開けて、眉間を上に持ち上げるようにすると、
かなり女の子
顔になることが分かって、少々自信がついてきた。
更に唇をちょっとすぼめると、いっそう可愛い感じになるのを発見した。
たるんできたほっぺたが少ししまり、ややスッキリした顔になるんだと思う。
不思議なんだけど、Wigも着けてすぐは不釣り合いに見えるんだけど、10分程度するとだんだん顔に馴染んでくる
のよね。
今回は色んな事発見してなかなかの収穫だな〜。
でも、問題は他人様が見てどう思うかよねー。
これでヒールを履いて・・・足が疲れててしんどい!
足全体が筋肉痛だ。
腰も痛いなー。
時計を見ると8時半。
・・・そろそろ出て行こうかな?・・・
・・・でも、部屋の外が騒がしいなぁ〜・・・
・・・例のバースディパーティーの人達ね、きっと・・・
・・・女の人の声が結構してるし、あーン、やっぱり出られない!・・・
・・・よし!ヒールで歩く練習を10分したら出ていくぞ!・・・
・・・やっぱきつい!こんな格好でコケたらみっともないなー・・・
・・・パブ行くのに階段降りなきゃなんないし〜、大丈夫かな〜?・・・
さすがの開き直りのめぐみも中々勇気が出せずにそれから1時間くらいも部屋でうろうろしてた。
・・・昨日女装でもOKだっていうことは確認済みなのにー・・・何やってるんだろ。時間無くなっちゃうじゃない!・・・
・・・そうだ!ハンドバッグ無いから、まずレセプションへ行って鍵をあずけよう。・・・
・・・レセプションの人の反応見たら、私の今の姿が Acceptable かUnacceptable か分かるかもしれない・・・
・・・よし、いざ出陣!
小さな・・・もとい・・・平たい胸に30%の期待と70%の不安を抱き、カッシとドアノブに手をかけて部屋の外に出た。
レセプションへ行くと奥にいつものお兄ちゃんがいたので、
「Excuse Me」
「・・・」
お兄さんまじまじとわたしのこと見てる。・・・何かビックリしてる。
「鍵預かってくださる?」
「・・・Certainly」
なぜかレセプションのお兄ちゃんの声がかすれてた。
・・・あれはどういう意味なんだろ?・・・
・・・あまりの醜さに絶句したの?それともその逆?・・・
・・・何はともあれ、この格好でもおとがめ無しだからいいや、行っちゃえ行っちゃえ!・・・
早く1階のレストランとラウンジの前を通り抜けたいんだけど、ヒールのせいでいつもの半分のスピードも出せないのがも
どかしい。
うつむき加減に歩いてるのに、レストランの入り口近くの女性のお客さんがジーっとこっとを見てるのが分かる。
・・・恥ずかしいな〜・・・どう思ってるんだろうな〜私のこと・・・
ラウンジにいる人達も5人くらいいたけど、皆私のこと見てた。
皆ゲイの人達で、半分は私たちの仲間だって分かるのに、やっぱり恥ずかしい。
さて、階段を降りる番です。
両手を壁につけてソロソロと降りて行くんだけど、足を前に出すときにヒールが毎回階段のエッジに当たって、コケはし
なかったけどドカンドカンとうるさい。
昼間の歩きすぎで足の感覚が鈍ってるみたい。
自分の歩き方は棚にあげて、・・・建てつけ悪いな〜ここ・・・
必死に15段ほど降りて何とか地下に到着。
180度回転して3メータほど先が例のバー。
もう、ここまでくるとどうでも良いかな?って感じになっちゃう。
この開き直りの早さは、こういう場面ではAB型のBの部分が表に出てくるのかしら?
バーに入ると昨晩より3倍くらいの人数で賑わってる。
・・・お腹引っ込めて・・お尻を少々突き出して・・・眉間にシワ寄せないように目を大きめに開けて・・・オチョボ口気味に・・・
さっき部屋で練習した成果を思い出し、ゆっくり歩きながら回りを見回してみると、一番右のコーナのテーブルではT
Vさんと男の人が何やらお話し中。
カウンタの右側にTVさん方が5人くらいいて、早速私を発見したらしくちょっと友好的とは思えない警戒の視線を投げ
かけてきてる。
その隣には背広を着た男性が2人、やっぱりこっち見てる。
中ほどにはゲイらしき方々がやはり5〜6、人、左には女性が一人と男性が3人くらいで、左奥のソファーには純女が
2人と男性1人、背中を向けて座ってる女の人は肩幅、筋肉から察するにTVさんかな?
TVさん達に警戒の視線を浴びせられたのにはちょっとショックで、私はカウンタ左の空いている席へと腰掛けた。
あのTVさん達が「ハ〜イ」とでも声かけてくれたら私はためらわずにそっちへ行ったのにな〜
でも皆太目なのに堂々と振る舞ってる。
仕草は至って自然に女性女性しているから不思議。
でも椅子から立ち上がる時や椅子に座るときは足を揃えた方が良いと思うんだけど・・・パンティーが丸見えよ。
わざと見せてるのかしら?
この人達の中なら私は細くて、ある程度可愛く見えるんじゃないかなー?
ちょっと申し訳ないけど自信ついちゃった。
カウンタの人は昨日とはちがってハンサムなお兄さん。
「ハーイ。お飲み物は?」
「えっとー、バドワイザーありますか?」
「バドはバドアイスしかないけど、いいかな?」
「じゃぁ」
ちょっと身を乗り出して、カウンタ奥を覗き込み、
「あそこのミラーをください」
「OK」
・・・別にバドアイスでも良かったんじゃない?なんで変えたんだろ?・・・
このとき私は感じました。
このお兄さんは私を女性として扱ってくれてるんだって。
なぜかは分からないけど、そう感じたんです。
きっとバドアイスでもミラーでも良かったんだけど、少しでも長く女性としてお兄さんとやり取りがしたかったんじゃ
ないかな〜
ミラーを出してくれる間、カウンタのバックの鏡で眉間の確認したり、「お友達になりたいな〜」なんて考えながら
むこうのTVさん達の方見たりしてたら、左隣の女性が、
「バドワイザーとバドアイスって何が違うの?」って聞いてきた。
・・・この人も私が女装者であることを何とも思ってないいんだ。・・・
・・・でも、知らないの?違い。製法がちがうのよ。製法って・・・Categoryかな?・・・
・・・いいや、知らない振りしとこ・・・
「Mmmmm、I don't know.」
その全然飾り気の無い女の人で、お化粧すらしてない。
少しその女性と向こう側のカウンタの男性と別段何とはないお話をしてたら、年配の紳士がその女性の左後ろ側に
立って会話に参加してきた。
知らないうちに私の右側に男性が座ってて、今度はその男性から話しかけられた。
「どこから来たの?」
「日本です。」
「観光?」
「あっ、いいえ、日本人ですけどイギリスに住んでいるんです。ロンドンじゃないけど」
「そうなんだ。何年くらいこっちに住んでるの?」
「約4年」
そのあとも色んな男性が私のところに来ては「ハーイ」とか「How are you baby」とか声かけてくれるの。
・・・なーんだ、やっぱり女装してても問題無いんじゃない、ここ・・・
・・・ためらって損しちゃった・・・
もう完全に自信は回復・・・めぐみ復活!てとこかな?
練習の成果は忘れないようにしながらも、楽しい時を過ごさせて頂きました。
そのうちホテルの男の人が隣の女性のところに来て何やら話てたら、その女性が「あら大変」みたいな事言って
上に行っちゃった。
女性の後ろにいた紳士がその後に座ってまた少しお話がはじまった。
その人は自分で会社を経営してて、娘さんは日本で(富山って言ってたかな)英語を教えてるらしいの。(オジサン
自身は日本語喋れなかったけど)
奥さんとは別れたって言ってた。
原因はオジサンの女装者好きらしい。
「ここには良く来るの?」
「以前1回と昨晩来て、今夜で3回目です。最初は男モード、昨日は有り合わせの服で来て、こんな頭のてっぺん
から爪先まで女性の格好で外にでるのは始めてなんです。ましてやこんなミニスカートとかハイヒールも始めて
の体験で、ドキドキしてるんですよ。」
「そう、もっと外にでれば良いじゃない。君なら誰も君が男だなんて分からないよ。」
「そうでしょうか?」
「保証するよ。この先にレストランがあるんだけど一緒に行かないかい?」
「えー!外に出るんですか?」
「そう」
「いっや〜〜〜〜、今日この服買うのに歩きつかれちゃって、ハイヒールも始めてだし、外の石畳は自信
ないからーーーーー」
「そうかい?残念だね。恐いのは分かるけど、本当の女性になりきれるかどうかなんていうのは最終的には
自分自身のイマジネーションなんだよ。」
「はあ」
「彼女達を見てごらん」
オジサマ右側のTVさん達見て、
「彼女達は君に比べたら決して美しくはないよね。でもあの仕草を見てるといかにも自然にしてるだろ?彼女達は
自分自身の中で自分が女であるというイマジネーションが出来上がっていて自分達の壁を超えてるんだよ。」
・・・そうかもしれないなー・・・
「私は君のような人を外に連れ出して一緒に食事をしたり、おしゃべりをしたりするのが楽しみなんだ。お願いだから、
どうか今夜、今から私と外へ行ってくれないかい? Please Please・・・」
・・・困っちゃったな。このオジサマ悪い人じゃなさそうだし、興味もあるし、外出しても平気な気もしてきたけ
ど・・・今日はもう足が言うこと聞かないし、コートもないし、ハンドバッグも持ってないからお化粧道具持ってい
けないし・・・やっぱりダメね・・・
「本当にごめんなさい。今日はやっぱり行けないわ。私はまだ人前にこんな格好で出ることに慣れてないから、
今はこのバーで過ごすことで満足してるの。きっとこういうことを繰り返していくうちにこんな閉ざされた空間だけ
では満足できなくなると思うの。その時 が次のステップじゃないかしら?きっとその時はあなたのお誘いも喜んで
お受けできると思うわ。」
「君はまだ自分の美しさに気が付いていないんだ。今だって早くはないと思うけど、そう、そんなに言うんなら仕方
がないね。また次のチャンスにしよう。」
「ごめんなさい」
カウンターの右の方を見ると、TVさん達がやっぱり私のことをチラチラ見てる。
相変わらず冷たい視線。
・・・あーん、ちがうのよ。私はあなたたちとお友達になりたくってここに来たのよ。男の方達が離してくれないから
あなた達の所に行けないの・・・分かって・・・お願い・・・
少し悲しかったけど、オジサマを置いて彼女達のところへは行けないし、結局1時頃までオジサマや他の男性達
とお話して、お互いにメールアドレスを交換し、再開を誓ってバーを去りました。
部屋の鍵を受け取りにレセプションへ行ったんだけど誰もいないので、例のラウンジに行ってゲイの方達にレセプ
ションの人はいませんか?って聞いたの。
皆私のこと上から下まで舐めるように見て、その中の1人が「あれ?いないの」って感じで私と一緒にレセプション
まで来てくれて、「ほんとだ、いないねー、どこいっちゃったのかなー」と当たりをきょろきょろしていました。
私はレセプションのカウンター越しに、少し背伸びをする感じで奥の部屋を覗き込んでたんだけど、気が付くと彼は
段々うしろへ下がっていて、壁に背中を当てて、私のミニスカートに包まれたお尻からヒールを履いた足までを後ろ
からジーっと見て楽しんでいたようです。
・・・ゲイの人でもそういうの見るの、好きな人もいるのねぇ・・・
私もその視線を感じたのですが、何とも言えない感覚が体中に走って、
・・・見られるのって気持ち良い・・・
という気持ちが沸き上がってくるのを感じました。
しばらくそのまま見ていて欲しくて、気づかない振りをしながら、カウンターに肘をついてお尻をちょっと突きだし、
片方のひざから下をを少し上げてみたりして、彼の視線を楽しんでいましたが、残念ながら、レセプションの係り
の人(さっき隣に座ってた女性)が戻ってきて鍵を渡してくれました。
鍵を渡してくれるとき、「大丈夫?」と聞いてくれたのですが、なぜ、そんなことを聞いてきたのか?
あのオジサマは有名なスケコマシで、それで「大丈夫?」と聞いてくれたのか?
私が疲れてるようなので、そんなことを聞いてくれたのか分かりませんでした。
でも、何だか夢のような2晩を過ごさせて頂いて、めぐみはとても幸せでした。
日本に帰ってもこんな体験できるのかなぁ〜?
日本には若くて私なんかより格段に奇麗なTV娘がいっぱいいるから、私なんか相手にしてくれないだろうな。
もっと、いたいなぁ〜
なんて録でもないことを考え、今度はいつこのミニスカートとヒールを楽しめるのかなぁ〜なんて思い、惜しみな
がら男に戻り、ベッ ドへ入りました。
翌日チェックアウトのためにレセプションへ行くと、あの女性が座ってて、
「あーっ、もう今日は最悪! 夕べ飲みすぎちゃって、アッタマいたーい! あっ、チェックアウト? あれ? あー、
あなた。全然変わっちゃったから誰かと思っちゃった。」
・・・余計なお世話だ・・・
と思いつつも、「ハハハ」と一緒になって笑ってしまう自分が悲しい。
「でも、あなた奇麗だったわよー。 私なんか全然お化粧とか着飾りたいとか思わないけどね。」
「そうですか? もったいない」
「人それぞれよ。私のこのズボンは男物よ。女が男の服着ていいんだから、男の人が女性の服着たっていい
じゃないねぇ。」
・・・あぁ、ここはいいなぁ・・・皆私たちのような人間を理解してくれて・・・
「そうですよね。でもほとんどの人はあなたのようには割り切れないんじゃないかな?」
「んー、そうかもね。あっ、チェックアウトね。ごめんなさい、つい喋りすぎちゃって。隔週で月曜日は'リップス
ティック'っていうパーティーやってて、その時には30〜40人くらいのTV娘が来るから、一度きてごらんなさい。
きっと良いお友達ができるわよ。」
「はい、是非来たいですね。」
30分くらい話をしてやっと開放してくれた。
もっと早く来るべきだったと後悔しつつ、またチャンスがあったら絶対来るぞと心に誓って家路へと着きました。
この次女装するのは日本だなぁ〜
イギリスではどんな日本女性でもとても'もてる'と聞いてはいたのですが、日本のTV娘もかなりもてるようです。
一度チャンスがあれば、是非 Philbeach Hotel へ行かれることをお勧めします。
詳しいことがお知りになりたい方は、めぐみまでご連絡ください。
おまけのエピソード
家へ帰るためには私は飛行機(国内線)に乗らなければなりません。
ロンドンヒースローで飛行機に乗るためにセキュリティチェックへ行き手荷物をチェック用の機械、赤外線(かな?)
に通したとき、不思議なことに、なぜかいつも混んでる空港がガラガラで私1人でした。
別に荷物の中身は調べられなかったんだけど、モニターを見ていた係員が周りの係の人達(5人くらい)を「ちょっ
と来てみな」と自分のところへ呼んで皆でモニタを見て、笑ってるのよ。
私が英語理解出来ないと思ってるらしく、「おい、これ」とか、「想像してみな」とか言ってるじゃない。
その時ヒールだけカバンに入らなかったので別の袋に入れてたんだけど、どうやらそれを見て笑ってるらしかった。
係の中には女性も2人ほどいたんだけど、彼女達も一緒になって笑ってるのよ。
いけないことはしていないとは思っていても、あんな風に笑われると昨日までの楽しい記憶が音たてて崩れていく。
私が女装したらあの時の女性の係員より奇麗になる自信はあるけど、やっぱり本物の女性にはかなわないという
敗北感が襲ってきて、係員の顔を見ることもできずに逃げるようにその場を立ち去りました。
あれは職権乱用よ!
個人主義のイギリスでも、一般の人達の女装者への理解はまだまだ遠いように思います。
最後にイヤな体験をしたけど、めぐみはこれからも強く生きていくからね。
長々と読んでいただき、ありがとうございました。
いつか日本でお会いしたらよろしくね。
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