輝け!1999釣行記大賞

自分が書いた釣行記の中には、気に入って後から何度も読み返すものもあれば、書きっぱなしのものもあります。しかし、読んでくれる人はどうなんだろう?ということで、1999年12月23日から1ヶ月間、人気投票を実施しました。投票総数64票、有効投票55票。見事第1位の栄冠に輝いたのはキハダマグロを爆釣した「やったぜ!俺たちゃ巨魚捕獲団!の巻」でした。他にも、思い出深い釣行記が次々とランクインして行きました。昨年1年を振り返りがてら、選に入った7つの釣行記をご紹介しましょう。



[15票]
やったぜ!俺たちゃ
巨魚捕獲団!の巻

本当に、夢のような一日でした。こんな日は、年に何回もないだろう…と思っていると、案の定、これが最初で最後でした。ブリが釣れた同じポイントで、全員にキハダが連続ヒットなんて…!結局最後まで1ケ所のポイントを何回も流しただけ…つまり、「魚の方から寄って来た」のです!皆さんに票を入れていただいて、「良かった〜」と思いました。「巨魚捕獲団が行く!」は釣れない釣行記ばかりなので、大目に見ていただけたのかな?と思っています。




[9票]
1900年代最後の冬の
何日間かの話…の巻

実は、釣りの当日デジカメを忘れ(幸い皆さんに画像をもらえた)、さらに釣行後書き始めるまでに3週間ほど空いてしまい、細部の記憶を喪失、何から書いていいのやら…。そんなこんなで1999年冬のできごとをいろいろとまとめて釣行記にしました。にわかに注目を集めたバラムツブーム、ニーハオ船長のインターネットデビュー、Tomy船長の2回目の高知遠征、と僕たちの釣りの周りでいろんな出来ごとが起こったのが、この冬でした。「ジャイアントレトリバー」「モイカ」「サットウ」など、脇役も盛りだくさん。




[9票]
須崎の漁師と
黒潮に行こう!の巻

正直、第2位に入って驚きました。内輪ウケを狙ったページだったのです。主人公は職場の先輩で、僕がフライに誘って以来、スズキ、ジギング等を一緒に始めたのですが、金をかけずに元をとろうとする、魚を食うことへの執念、手段を選ばない、仕掛けが太い、声が太いなど、須崎の漁師の異名を欲しいままにしています。初期の釣行記では毎回大活躍していたのですが、しばらくオフショアから遠ざかり、久々に登場。それも彼の大好物のカツオが釣れそうという状況でシケに会い、散々な目にあってしまいました。ほとんど魚が登場しない釣行記が上位に入ったことで、逆にほっとした次第。




[6票]
水無瀬スーパー
ジギングセッション!の巻

魚が1匹も出て来ない。それなのに、記憶に残る釣行です。インターネットの仲間の四国勢で松山沖へ出かけよう、というプランに当日特別ゲストが次々と登場。チャーマス、佐藤統洋氏、永井誠一氏はもちろん、トムソーヤ号と水無瀬で会えたのは感激でした。水無瀬のポイントでは100人近くのルアーマンがしゃくって、しゃくって、1匹も釣れない。それでも、後から思い出してとても楽しい一日だった。そうです、一緒にニギれば皆友達…!




[6票]
夏の終わりに太陽の下で…の巻

「入れ食い」「ガツン」そんなものと無縁な、ある静かな一日です。どうも、海の釣りを始めてから結果にこだわり過ぎかな?と感じつつ出かけたいつもの手結沖で、見たこと、感じたこと…。海はそこにある、釣れる日もあれば、釣れない日もある、じたばたせずに身を任せてみよう…。これはいつか禁漁前の渓流で感じたことと同じだなー。まあ、そういう心がけではいつまでたっても腕が上がらないのかも知れませんね…!




[5票]
万力大会with金龍丸

日向守氏の特別寄稿が、多くの方の支持を集めて入選です。宮崎から手結まで、軽トラに乗ってはるばる来た日向守。悲惨な大会結果にも関わらず、持ち前のユーモアで明るく楽しく笑いをとります。3月に僕たちが宮崎に行って以来計3回、7日間も一緒に釣りをしています。近くの親戚より遠くの友達です。万力の次はアンバージャック大会で再び悲惨な目に会うとは、この時は予想もしていなかったでしょう。




[5票]
テゲフテニリヤッチャガ日向への道!の巻

99年前半は日向灘の話題で持ちきりでした。離島以外で大物が狙えるのは、もはやここしかない!という気運が高まり、徳島、広島、高知から春の連休を利用して集合。天気には恵まれませんでしたが、なんとか3日間船を出せました。毎夜毎夜焼酎の肴にトンデモナイ奴、トンデモナイ仕掛けの話に花が咲き、「NGFA」なんて言葉も生まれて来ました。そして高知と宮崎が、やはり隣だったんだと確認できたのも、この旅の成果です。釣果…?それはもはやどうでもよろしいのです!





薔薇のローズと夜の営みの巻

99年、前半のハイライトが「やったぜ!俺たちゃ巨魚捕獲団!の巻」なら、後半はこれで決まりでしょう。バラムツがいるらしいという噂を信じた、オジンガーさん&船長のチャレンジ精神。船上の6人が、同じ気持ちで初ヒットを待望した夜の数時間には、他の釣りではなかなか味わえないフロンティアスピリッツが満ちていました。…というわけで、自分で勝手に特別賞に認定いたします!




…というわけで、アンケート(投票)にご協力ありがとうございました。釣れない釣行記でも、結構面白がってもらえる場合もあるかな?と自信が沸いて来ました。しかしそれに満足することなく、今年こそは釣れる釣行記をめざします(めざしたい)。いや、それより何より、さらに新しい何かに出会い、感動できるような釣りをしたいですね!釣りもまた、旅なり…な〜んてね。

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