アルフレッドEYの瀬戸内海見聞録

 いよいよその日はやってきた、そう瀬戸内海釣行の日である。私、アルフレッドEYがはじめて巨魚捕獲団の釣行に参加したのが、今年3月の瀬戸内であった。そのときは須崎の漁師森光先生の手によって、サバが1匹あがっただけであった。実は、私は須崎の漁師にあったのがそのときが初めてだったんだが(噂は聞いていたが)全員ボウズという中すごいオヤジなやあ〜というのが第一印象であった。その後仕事の関係で何度かお会いしたが、どうしてもそのときの印象が強く、陸で仕事をしているイメージがなかなか結びつかないのも事実なんだけど。

 さて、瀬戸内海釣行であるが、午後1:00出船ということで、朝は比較的遅くてよかった。8:00に巨魚捕獲団の東雲詰所である某社駐車場に集合の予定がなぜか私30分以上早く着いてしまった。よっぽど気負っていたんでしょうか。わかる人にはわかると思います。そして、次々に精鋭が集合してくる。それでは、今回参加のメンバーをここで紹介しておきましょう。



 タックル51  元釣具ビンボーいのうえ、今回よりそう呼ばせてもらいます。
 1番キャッチャー村山 仕事も遊びもよく共にしている、孤高のロンリー。
 ヤマトッチ先生 1年振りの参加。意外にもアルフレッドとは共通の趣味があった。
 矢野トクマ 今回初参加、顔が俳優の西岡徳馬に似ていると私は思っている。
 アルフレッドEY ウラ釣行記の作者それは私です。

以上が高知から参加の有志である、そして我々を待っている愛媛の強者とは、

 ミチキッター松山 言わずと知れた船釣りの名人ここに見参。
 ウシロカヨコカマエダ 今回初参加、伊予魂をいかんなく発揮。


 いざ出発。私はヤマトッチ先生の助手席へ、1番キャッチャー村山は後部席で熟睡態勢にはいった。道中、ヤマトッチ先生と私は釣りにいくのに車の話に花が咲いていた。タックル51は釣具ビンボーと名乗っていたが、そういう意味では、私は車ビンボーであった。ヤマトッチ先生も実はそうであったのだ。普段の足にはワゴン車を使用(ちなみに、私はシトロエンAX)。そして趣味の車といえばポルシェ914をガレージに眠らせている(ちなみに、私はMGB)。どういう意味かなかなかいい人だと勝手に決めつけてしまった。今度ツーリングに行きましょう。こういうエンスーカーはこれから秋が楽しいんですよ。

 話がそれてしまった、いよいよ出船である。私は、先立ってタックル51といっしょに購入したジギング用の竿と、そのとき一緒に買い求めたスピニングリールを手にしていた。素人の私は、みんななんでたくさん竿を持っていくのかそんなに理解してはいなかったのだが、前回の釣行でその意味がよくわかった。今後ますます道具が増えていく、そんな気がしています。

 瀬戸内海はシイラ釣りに行く太平洋と比べてめちゃめちゃ浅い。土佐湾沖だと150mとか200mとか下にジグを落としても全然根がかりはないのだが、でも瀬戸内海では40m位でかかる。場所によっては20mでかかる所もあった。1番キャッチャー村山とも言ってたことだが、前回160gのジグを100m以上巻上げていたのが今回は80gのものをせいぜい40〜50m位巻く。この事は随分違うもんやなと思った。

 それと、波がない!まあプールでないんだからそりゃあ少しはあるんだが、本当に波がない!そんなところである。さて釣行の状況であるが、まず最初にヒットしたのが1番キャッチャー村山であった。私の隣にいたのだがロッドがしなるしなる、結構早いスピードで、そしてお目見えしたのがハマチである。私と2人で計測、63cmあった。ノルマ達成と安心の1番キャッチャー村山。おめでとうございます。少し時間を置いてタックル51に当りがきた。そしてミチキッター松山にもハマチの感触が。このころは、これからまだ数匹、もちろん私アルフレッドEYにもハマチの感触が味わえると考えていたのだが。

 瀬戸は日暮れて・・・という歌があったが本当に歌の通りである。日の暮れと共に波が起こってくる。あの詩はうまくできているなと勝手に感心していたところ、タックル51が2匹目をゲット、その後ウシロカヨコカマエダが1匹上げたが、以上であった。いつもの釣行ではなにかをしでかすアルフレッドEYも静かな平和な1日を過ごしたようである。

 瀬戸内海はおとなしいところがいい、荒々しい太平洋、陸地が四方どこにも見えない太平洋、それもとてもいい。でも私には、静かな瀬戸内海、陸地もすぐ発見できる瀬戸内海であるが、とてもかっこよく思えた。釣りに来るのもいいんだが、旅好きの私としては、今度観光に来よう、そう感じさせてくれた瀬戸内海であった。

 追記 タックル51殿ハマチめっちゃめっちゃおいしかったです。


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