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                                  ◎ weekly ヨータ ◎
                                           第7号
                 May 31st 1998発行
                       Yota Serizawa in Austin, Texas, USA
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みなさんこんにちは!聞くところによると日本は既に雨ばっかりだそう
じゃないですか。おかげで、先週の高松宮杯も馬場が悪くて直線で伸び
なかったそうで・・・ご愁傷様です。ここAustinはどうかというと、もう毎日
ひたすら暑い!もう、昼間に出歩くのはサウナに入るのとおんなじ!
勘弁してよ〜・・・

〜今週のトピック〜
・初体験!アメリカの結婚式
・運転免許の話 その後・・・

<初体験!アメリカの結婚式>
先週は少し話題がシリアスで遠い海の向こうの話だったためかいまいち
反応が良くなかったみたいです。(-_-;)今週はその教訓を生かし、シリア
スではなく、ダリアスの話をしたいとおもいます。ダリアスとはアメリカ人の
名前で、ちょうど1年前彼が研修で日本に来ていたときにずっとつきっき
りで仕事を教えていたやつで、今もおんなじグループで働いている僕と同
い年の気のいい仲間です。その彼がこの週末に結婚式を挙げ、僕もゲ
ストの端くれとして参列したので、その結婚式をレポートします。

場所は彼の家の裏庭。Lake Travisという湖のほとりにあり、周囲には
Austinに住む金持ちが我が家を連ねる閑静で高級な住宅街。おもわず、
「おいおい!やつはお坊ちゃまだったのか〜。」とため息が出てしまい
ました。裏庭は湖に向かって下るような傾斜になっていて、まるでプライ
ベートビーチのような感じになっているこの上ないほどのロケーション。
ときは夕暮れ。といっても夜9時まで日が出てるからまだまだ明るい。
そこに純白のいすとテーブルを100個以上並べ、主役のダリちゃんが一番
前に立ち、そわそわしながら新婦の登場を待っているときに僕は会場に
到着しました。恐らく100人以上のアメリカ人たちが彼の前でいすに座って
主役の方を向いているなか、列の最後方に怪しい日本人たちが3,4人
固まって座っているのを発見。ああ!あれはまさに会社の上司たちでは
ないか!やっぱり来てたのか!しばらく前にダリちゃんが真剣な顔で
「結婚式にはやっぱり上司を呼んだほうがいいのかなあ?」って聞いて
きたものだから、「日本では一般的に好き嫌いにかかわらず、結婚式に
会社の上司を呼ぶのが礼儀だ。」と教えたものだからちゃんとその教えを
守ったみたいね。彼がちゃんとその教えを守ったのはうれしかったけど、
ちょっと複雑な気持ち・・・(当然、この話は絶対内緒ですよ!!)
とまあ、いろいろと考えていると式が始まりました。バイオリンの生演奏が
流れるなか、新郎新婦の家族たちが純白の長いじゅうたんの上を歩いて
登場。それが済むとお待ちかね!新婦の登場です。馬車に乗って現れた
新婦とその父親は馬車から降りると、腕を組みゆっくりと歩いて新郎の元
へ。本日の主役の二人がそろうと、神父が聖書の朗読をはじめました。
「おおーっ!これだよ、これ!映画で良く見るやつ!!」とか思っていると
聞き覚えのあるフレーズ。「病めるときも・・・・貧しいときも・・・」新郎新婦の
誓いです。新婦の朗読のあとにつづいて新婦のダリアスが誓いをするとき
マイクの調子が悪いのかどうも聞き取りづらい。「グシュ。」いや。マイクの
調子が悪いんじゃない!泣いてるんだ!マジかよ!いつも陽気なあいつが
泣いている!!おもわずこっちもジーンとしてしまいました。嗚呼、なんて
感動的なんだ!新郎の誓いが終わると、今度は新婦の誓い。あれ?彼女
のほうはしっかり誓いをしている。やっぱりいざというときにしっかりしてる
のは女性だというパターンは日本もアメリカもいっしょなんだ、と勝手に納
得していると、指輪の交換と待望のキス。おいおい!長いよ!いままで
さんざん目の前で彼女といちゃつくところを見せ付けられているけど、今日
のは今まで見た中でも一番濃いよ。ふう〜。あ〜あ、俺もあんな風にしてー
な〜とかなりのジェラシー。空しいよ・・・
こんなかんじで挙式が終わるとパーティーの始まり。主役立ちの挨拶あり、
友人代表の昔話あり、ケーキカットありとこの辺は日本とやることがいっ
しょなんだけど、違うのは新郎新婦がゲスト立ちの輪に囲まれてダンスを
するところ。日本だったらわけのわからんおっさんのカラオケが始まるよ
うな場面だけど、やっぱりこっちはすべてが感動的。新郎新婦のダンスの
次は新婦とその父親の感動的なダンス。何から何まで感動的だよ。ほん
とに。ふう〜。とまあ、こうやって終わりのないダンスで夜は更けていくの
だった。

はっきり言ってこんな体験をできるとは思っていませんでした。見るもの
すべてが何から何まで映画でしか見たことのないようなことばかり。おか
げでこのWeekly Yotaも話題に欠くことはありません。いいことも悪いことも
全てが真新しい体験ばかりです。ほんとにここに来て良かったなって思い
ます。これからもそんな体験談をどんどんつづっていきますんで、読んで
やっておくんなまし!

<運転免許ーその後・・・>
先週実技試験に落ちたとお知らせしましたが、火曜日に再チャレンジした
結果、無事に試験に合格しました!どうやら教官の良し悪しがあるらしく、
今回は「スピードが遅いぞ!」とニヤッとしながら言われるほど余裕のある
テストでした。よかったよかった。

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ちなみにこのメールは転送大歓迎です。読みたい人は名前とメールアド
レスを書いて僕宛にメールをください。メーリングリストに加えさせていた
だきます。
アドレス; yotas@msn.com
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生活の基盤がようやく一段落したので、そろそろ仕事に本腰を入れて
取り組めるようになりました。これからはマジで、つらいことばっかりだ
と思うので気合を入れてやっていかなきゃと、ちょっとブルーになるヨータ
でした。それではまた!!


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    Yota Serizawa   芹澤 洋太
      Austin, Texas, USA
    e-mail ; yotas@msn.com
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