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                                  ◎ Weekly ヨータ ◎
                                           第１２号
　　　　　　　　　　　　　　　  July 20th 1998発行
                       Yota Serizawa in Austin, Texas, USA
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みなさんこんにちわ。一日送れてのWEEKLY YOTAです。この暑いなか
いかがお過ごしですか？なんでも聞くところによると、こちらでも熱波の
せいで何人もの人が死んでいるそうです。ニュースでは、先週末にメキシ
コから不法侵入しようとした人たちが４０なん人か、この暑さでアメリカに
たどり着く前に死んでいたそうです。「アメリカはやっぱり遠かった。」って
ことですかねえ・・・・

〜今週のトピック〜

・笑えない話
・インターネットの威力

＜笑えない話・・・＞
それは今朝、アメリカ人から来たe-mailの話です。例によって全て英語で
書かれ（当然といえば当然ですが・・・）、しかもまあまあの長文だったため
にいつものように斜め読みしていると、添付ファイルで写真がありました。
「なんだろう？」と思ってそのファイルを開いてみると、５メーターぐらいある
ワニが腹を上にしてぱっくり切り開かれている！内蔵は外に飛び出て、
グロテスクもいいとこ。朝っぱらからかなりどぎついものを見てしまったと、
気分が悪くなったのですが、「なんでこんなメールが来たのかな？」と不思
議に思ってよく見てみる。すると、なんかおかしい。「えー！！マジかよ！！」
なんと、そのぐちゃぐちゃの内蔵の中に人間の腕らしきものが見えるので
す！！オエーーーー！！！チョットマッテヨ！！勘弁してよ！！思わず目
を背けてしまったのですが、やっぱりそこは一般ピーポーです。怖いもの
見たさにさっき斜め読みした英語の文章を改めて読んでみました。すると
中身もそうとうショッキングな内容でした・・・・

場所はフロリダ。綺麗な海に、華やかなパーティー人間たちで知られている
この場所も、暖かいカリブ海のせいで多くの湿地帯があることでも有名なの
です。そんな陽気な土地に４人のゴルファーが１つのパーティになり、コース
を回っていたわけです。フロリダの陽気な風土のせいでしょうか、和気あい
あいとちんたらと回っていたわけです。しかし、パーティの中の一人のゴル
ファーはどうもそれが気に食わなかったらしく、他の３人を置いて一人で先に
コースを回り始めたわけです。まあ、残された３人は別に気に留めることも
なく、楽しく１８ホール回り終え、先に行ったゴルファーを探したのですが、
どうやらまだ戻ってきていない様子。２時間ほど待ってみたが帰って来ませ
ん。夕方まで待っても帰ってこないのに、駐車場には彼の車が止まったまま。
これはおかしいと思って探してみると、７番コースに彼のクラブが放置されて
いる。どうやら彼は行方不明になったようなのです。その後あちこち探した
のですが、まるで神隠しにあったかのように、忽然と姿を消してしまったわ
けです。その後何週間たっても彼は現れず、必死の捜索にもかかわらず
手がかりは全くつかめません。そしてその後いろいろと捜査していくうちに
コース脇にある池に住む主（ぬし）と呼ばれる巨大ワニが浮上してきたの
です。もしやと思ってその腹を切り開いてみると、何週間もたって半分消化
されかかったゴルファーの死体が出てきたのです・・・

＜インターネットの威力＞
僕はこのワニの写真の入ったメールを読み終わると早速、何人かのひと
に転送しました。うそかまことかはともかく、ショッキングな写真の入ったメ
ールを他の人にも見せたい衝動にかられたわけです。この「他の人にも
みせたい（読んでもらいたい）！！」という衝動がインターネットの世界では
恐ろしいのです。例えば昔よくあった「不幸の手紙」。この手紙と同じ内容
のものをを５人に送れば不幸は訪れないというやつです。一昔前なら、
一生懸命手書きして何人ものひとに送らなくてはいけなかったのですが、
いまでは電子メールを使って何人もの人に瞬時に送ることができるわけ
です。この手の不幸の手紙まがいのものは電子メールの世界にも存在
しており、ぱっと見で悪意に満ちたものやら、表面上はボランティアなのに、
実はネットワークを混乱に陥れる目的のものなどいろいろあります。
例えば、「＊＊＊という新種のウィルスが発見されました。被害が及ばな
いように知っている限りの人にこのメールを転送してください（実際には
そんなウィルスは存在しない。）。」であったり、「どこそこのだれだれさん
は身体障害者でこんな不幸に会われています。そのだれだれさんにみん
なで励ましのメールを送ってあげましょう！（これもまた、そんな人間は
どこにも存在してなく、単なる架空の人物。）」であったりするわけです。
この手のメールは、最初に送った人間があちこちにその話が広がっていく
のを見て、一人でほくそえむという愉快犯的なものがおおいわけです。
最近でも日本で木村拓哉が極秘入籍！というメールが氾濫したようです
（僕のところにも来ました（笑））が、この話は内容があまりに真実みを
帯びていたために日本中に広がり、芸能記者たちを大いに混乱に陥れ
たそうです。

e-mailの普及に伴い、簡単に情報が手に入るようになったのですが、
同時に無駄で、場合によっては大問題になるような情報も簡単に手に入
れることが可能になったわけです。情報はあくまで個人の判断で処理して
こそ生きてくるわけで、今の時代はあふれるほどある情報をいかに生か
すかが、厳しい時代を生き抜いていくのに必要なのです。（なんていいシメ
なんでしょう。惚れ惚れします。（笑））

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ちなみにこのメールは転送大歓迎です。読みたい人は名前とメールアド
レスを書いて僕宛にメールをください。メーリングリストに加えさせていた
だきます。
アドレス；　yotas@msn.com
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とはいいつつも、ワニのメールは個人的にはいろんなひとに見てもらい
たいとおもいます（あれは絶対に事実だと思う！）。もし、怖いもの見た
さで、欲しい方がいたら僕にメールください。転送します。
それでは今日はこのへんで！！
わかっちゃいるのに、ずっぽりとハマっているヨータでした。

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    Yota Serizawa   芹澤 洋太
　　    Austin, Texas, USA
    e-mail ; yotas@msn.com
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