1999-2000 Snowboading in Colorado
12/24/1999
12月。世間ではクリスマスとかで大騒ぎしているけど、残念ながら一人身の僕には全く関係ないのです。去年の冬は大病を患っていたので、結局どこへも行けず、1999年もベッドの中で迎えてしまったという悲しいものだったので、今年こそはスノーボードに行ってやろうと固く心に誓って12月を迎えたのです。
今年は去年と比べて仕事が忙しかったので、年末の休みもクリスマス休暇と正月休みの飛び石休暇だったけど、去年の鬱憤を晴らすべく思いきって12/24から1/2の10連休(!)を取ってしまったのです。
ここまで来るとあとは旅行を思いっきり突っ込むしかないでしょう。と、ここで活躍するのは、さすがアメリカです。インターネットです!飛行機とレンタカーとホテルの予約はwww.expedia.comでいろいろ検索。いろいろと調べてるうちに一人でホテルに泊まるのも、二人で泊まるのも値段が一緒だということがわかったので、僕と同じ一人もんのイチローさん(写真右)をまきこむことに決定。イチローさんもさすがに僕の当初の計画である10連休ずっとコロラドに行くのは不可能ということで、途中から同期の藤井が入れ替わりで合流することが決定。
メンバーが決まればあとは予約。飛行機とレンタカーはwww.expedia.comでさくさく予約終了。ホテルはインターネットで探した電話番号を頼りに調べてみると、スキー場近くでお手ごろ価格の場所を発見。早速電話して予約を入れました。イチローさんもwww.priceline.comで格安チケットをゲット。ほんとにインターネットさまさまって感じでした。
そして12月24日。Austin空港ではクリスマスイヴで浮かれている人たちがたくさんいる中、テキサスでは珍しい、スノーボードと大きな荷物を持った僕は一路デンヴァーに向かったのでした。予想どおり飛行機の中はクリスマス休暇を家族で過ごそうという人たちでいっぱい。僕は、これから始まる10日間の楽しい楽しい旅行のことをずっと考えながら、ふっと眠りに落ちました。
デンヴァーに着き、荷物をピックアップしたあとは早速レンタカーのカウンターへ。心配していたインターネットでの予約もちゃんと出来ており、手続きをしているとカウンターのおばちゃんの甘い一言。「一日10ドル増しで、SUVがレンタルできるよ(うふ)。」一瞬たじろぐ僕。「どうしよっかなー。」と、その気を見せていると、「新車のグランドチェロキーよ。(うふ♪)」と殺し文句を吐いてきた。これはいっとくしかないでしょう!イチローさんがまだ到着してないのにもかかわらず、独断で決めちゃいました。さすがにお値段はちょっと高めでしたけど、せっかくはるばるテキサスからコロラドに来たんだから奮発しちゃっても良いだろ!と自分に言い聞かせてイチローさんの到着を空港内で待っていました。
コロラドのデンヴァー国際空港はUnited Airlinesのハブになっているそうで、予想以上に大きく、また、何年か前に改築されたそうでとてもきれいな空港でした。
空港内の椅子に座って、コーヒーをすすりながら人間ウォッチングをしていると、スキーを抱えた日本人らしきカップルが2,3組目に入りました。「お!こんなところにも日本人が来るのか〜。」と思い、もしも日本人の女の子2人組がいたら声をかけてスキー場まで一緒に行こうと心に決めて、獲物を狙うチーターのような目でウォッチを続けてた(←危険人物)のですが、さすがにそんな女の子達にはめぐり合えず、結局イチローさんが到着してしまったのでした。
イチローさんと2人でレンタカーをピックアップしに行くと、そこにはおばちゃんの言ったとおり、モデルチェンジしたばかりのグランドチェロキーが置いてありました。しかも、3マイル(1マイル=1.6キロ)しか走ってないまっさらの新車!「これはのっけからラッキー!」と大喜びし、一路ホテルのあるDillonという町を目指しました。
デンヴァー空港からダウンタウンの横を通りすぎ、ひたすら西へ西へと進む僕達。夕暮れどきにハイウェイを1時間も走ってると山道になってきました。おもしろいことにそのハイウェイの途中にある小さな町が日本の温泉街のような景色で、一人で大笑いしてたのですが、アメリカ育ちのイチローさんにはその景色の日本っぽさがいまいち理解できなかったらしく、あまりうけてくれませんでした。
途中、給油&マクドナルド休憩を取ったあたりまで来ると、まわりにちらほら雪が残っていました。我々がコロラドに来る前の週にちょうど雪がまとまって降ったので、あちこちに雪があったのですが、車道には全く影響なし。時速70マイルで山間のハイウェイを爆走し、3時間弱で目的の町Dillonに到着。ホテルにチェックインし、夜の12時くらいまで明日の予習をした後、体力温存とばかりに早速就寝。寝る前に飛行機でもらったポテトチップの袋がパンパンに膨れていたのにふと気がついたのですが、疲れていたので深く考えもせずに爆睡。明日からのタフな数日間のことなど微塵も思いつかず、クリスマスイヴの夜はふけていくのでした・・・